ひとりごと
敏行に届くように…
いろいろな出来事を
敏行に話してあげようと思っています。
2007/02/18 (日) 敏行の携帯に残っていたメモ
 
敏行が天国から電話をかけられるように
棺に入れてもたせようとしたら、誰かがこれは持っていたほうがいい!
と私に手渡してくれた方がいました。
 
天国で車の運転が出来るようにと、取ったばかりの免許証も入れてあげたら、
これも持っていたほうがいい…と棺から取り出してくれた方…
 
今本当に感謝しています。
免許証は、律子のお守りでさいふの中に入っています。
携帯には写真が何百枚もたくさん残っていました。
 
携帯のメールには仲間から励ましのメール、頑張れメールがたくさん残っていました。
とくに移植前にもらった頑張れメールは、敏行が保護をしていたから、
消えずにしっかり残っていました。
敏行の送信メールも親には言わなかった、不安な気持ち、怖い気持ち…
移植に対する恐怖を仲間にメールをしていました。
 
敏行…
敏行は心配かけまいとお母さんお父さんには、怖い気持ちを言わなかったんだね。
お母さんは沈んで考え込んでいる敏行の顔を見ていたから 
「心配なんだろうな。こわいんだろうな。」 ってずっと思っていたよ。
でも、決して口には出さなかったよね。本当に敏行は強かったよ。
 
携帯のフリーメモに書かれていた内容を見たら、胸がつぶれる思いだった。
「ラーメン・焼肉・キムチ鍋・クレープ」
きっと食べたかったものを書いたんだね。
口内炎がひどくなってから、ほとんど最期まで満足に食べることができなかったから
どんな気持ちでこれをメモしておいたのかと思ったら、
本当に何もできなかった自分が情けなかった…
 
敏行…
本当に何もできないお母さんだったね。
食べさせてあげることができなかったことが本当に悔やまれるよ…
本当にごめんなさい。
2007/02/10 (土) 笑って死ねる権利を得る!
 
敏行、
お母さん敏行が亡くなってから死に対して全然、恐怖も不安もなくなったよ。
敏行に会えることを思ったら、むしろ喜んで死を迎えられるよ。
 
今すぐに会いたい…ずっとそう思ってきたけど、祥子と律子を置いて
敏行のところへはまだ逝けない…ごめんね。
「なんできたん!」 って逆に怒られそうだね。
 
ある人から言われたんだけど、敏行は、自分が亡き後もしっかり面倒を見てくれる人。
敏行がいなくても残された人生をしっかり生きていける人。
そう!お母さんを選んで生まれてきてくれたんだと。
本当にお母さんもそう思えるようになったよ。
 
だから、祥子と律子をもう少し育てて、
敏行の50回忌が終わるまで、しばらく待っていてね。
 
そして、お母さんは敏行のそばに行ける嬉しさのあまり、
最高のほほ笑みで、敏行のそばに逝けるよ。
苦しさ…苦痛で顔をゆがめることなく、
笑って死ねる権利を得たよ!特権だね。
 
【笑って死ねる特権】
 
を与えてくれてありがとう!
本当にほんとうに、敏行に会えるのがスッゴク楽しみなんだよ!
まだ、ず〜と先だけど待っていてね!!
 
 
2007/02/03 (土) 敏行の心の叫びを聞いたよ。
 
今日テレビを見ていて白血病の8才の丈君が
「なにか食べたい!なんでもいいから食べさせろ」
と、泣いて訴えている姿を見たよ。
 
敏行は黙って我慢して耐えていたけど、
敏行の心の叫びを丈君を通じて聞いたよ。
 
敏行も、「焼肉が食いたい!」 ってずっと言っていたよね。
最後まで食べさせてあげることができなくてごめんね。
 
敏行は大人だから…
は関係ないね。子供でも大人でも食べられない、いらだちは同じだよね。
敏行は本当に頑張ったよ!えらかったよ!
 
今日は敏行の心の言葉、叫びを聞くことができて良かった。
丈君ありがとう。
2007/01/31 (水) お子さんは何人ですか?と聞かれて…
 
祥子が就職の面接の時に、「兄妹は何人ですか?」 と聞かれ、
「3人です!」 と答えたと言っていたんだけど、祥子偉い!と思っちゃったよ。
 
お兄ちゃんを抹消することなんてできないよね!
お兄ちゃんは祥子の兄で、兄妹には間違いないんだから、
堂々と 「3人!」 と答えればいいんだよ!
 
お母さんも 「お子さんは何人ですか?」
と聞かれたら、「3人です!」 と答えるよ。
それ以上に突っ込まれたら、「亡くなったんです。」 と答えることにしているよ。
 
姿は見えなくても、お母さんは3人を育てているんだもん。
敏行はお母さんの心の中で…だけど…
 
お母さんの子供は間違いなく3人なんだから。
2007/01/24 (水) 追討コンサートの記事を中学校の授業に使ったんだって!
 
敏行!
敏行が中学の時に指導を受けたT先生から寒中お見舞いのはがきを頂いてね、
すごく嬉しかったことが書いてあったよ。
 
『追討コンサートの記事を使わせていただき、
道徳の時間に命の大切さについて、生徒とともに一緒に考えました。
命について再考し、大切について再認識しました。』
 
と書かれていました。読んだときにすごく嬉しくて、命の大切さ、
生きたくても生きられず、無念で辛い思いをしながら
亡くなって逝く人がいる。と言うことをわかってもらい命を大切に、
生かされている命をありがたく、大切にしっかり生きて
最後まで命を全うして欲しいよね。
 
自ら捨てる命なら、拾いに行きたいくらいもったいないよね。
 
今まで敏行と出会ったたくさんの仲間、お母さんを含め敏行のまわりの人たちは、
命の尊さ、命の重み、命の大切さを教えてもらうために
敏行と巡り会ったんだとお母さんは思うよ。
それを伝えるために18年間と短い時間だったけど、
敏行はお母さんの子として産まれてきてくれたんだと思う。
 
本当に敏行はどんなときも、一生懸命に頑張り、
みんなのリーダー的存在で、みんなに慕われ、愛されていたと思う。
 
大好きなバスケを頑張り、
赤軍応援団長をつとめ張り切り、
サッカーを楽しみ、
ピアノを楽しく弾き、合唱コンクールの伴奏をやり、
ギター (ベース) に熱中し、
ふった、ふられたとたくさん恋をし、
ちっちゃなモンキーを乗り回し、
酒を飲みワーワー騒ぎ、
タバコを吸って親に叱られ、
一時退院の時に頑張ってとうとう免許を取り、
一時退院の限られた時間の中で毎日のように仲間と車で出かけ、
たくさん遊び、仲間と騒ぎ、たくさん笑い、
病気になり、苦しみ、たくさん痛い思いをし、
たくさんの試練に立ち向かい、
たくさん泣いて、心で泣いて、
弱音ひとつはかず、つねに前向きで、
家に帰ること、家族に会うこと、仲間に会うことを信じ、最後まで闘い抜いた。
 
本当に中身の濃い、濃縮され、誰よりも厚い人生。
人の何倍も生きたような…
18年間の中にギュッと詰め込み、
あっと言う間にかけ抜けた人生。
一生分遊んで、
一生分笑って、
一生分泣いて、
一生分辛い思いをして
 
本当に自分の命を精一杯生き、
頑張って生きろと、いろいろな事を仲間に伝え、この世を去ったんだよね。
お母さんも敏行に生かされています。
敏行の分まで頑張って生きるから!
敏行の死を絶対に無駄にはしないからね。

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Last Updated: 2008/08/16(土)

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