|
|
![]() |
![]() |
![]() |
カヤックというスポーツ
カヤックとカヌーの違いは・・・カヤックはパドルの両サイドに水かき(ブレード)がついているのに対し、カヌーは片側のみに水かき(ブレード)がついている。それだけの違い。
カヤックは極地に住む住民が獲物を確保し運ぶ為に考え出した乗り物で、機動性、静粛性、運搬性に優れた乗り物として進化してきた。
今では、スポーツや遊びとして様々な形態のカヤックがあり、川、海、湖など、水のある場所なら何処へでも漕ぎ出すことが可能です。カヤックは激流下りを除いては、ゆったりのんびりとした乗り物です。水の上から景色を眺めると、人はいろいろなことを考え始めます。
|
|
カヤックの始め方
動悸付け
カヤックやカヌーはのんびり動いているように見えても、かなり遠くまで移動することができるし、狭い水路や、浅い川も下ったり上ったりすることが可能な機動性に優れた乗り物です。そして、基本さえおさえれば誰にでも簡単に乗ることができ、自然をより近くに感じることができます。一度乗ってみたい・・・ちょっと試しに乗ってみる。そんな安易な気持ちを受け入れてくれる乗り物です。
|
|
どうやって始める?
カヤックやカヌーも最初はスクールへ通うのが一番良い方法だと思います。自己流で始めるのと教わって始めるのとでは、その後の上達やスタンスが変わってきます。基本はしっかり学んだ方が得策です。
始めの一歩
カヤック、カヌーも始めはスクール艇などを借りて様子をみるようにしたい。準備は濡れても良い服装(Tシャツなど)、水着、ウィンドブレーカーぐらいです。艇の購入は慎重に・・・。乗り物としては大きいので、2艇も3艇ももつのは大変。海を主流とするか、川を主流とするか、あるいは組み立て式(ファルトボート)にするのか、一体型(リジッド式)にするのかでも選択は大分違ってくる。
川を攻めるか、海へ漕ぎ出すか。
川が好きな人、海が好きな人、それぞれですが、いずれにしてもカヤックは無心になるというより、いろいろなことを考えてしまう乗り物のように思います。陸上から見る景色とは違った風景を眺めながら、自然の息吹と醍醐味をじっくり染み入るように感じるのもいいものです。
リバーカヤックは回転性がよく、乗りなれないうちは体重移動やバランスの取り方が難しいかもしれません。進みたい方向になかなかまっすぐに進んでくれません。艇の先端も丸みを帯びていて川の流れの抵抗を出来るだけ受けないように出来ています。
シーカヤックは船体長が長く直進性に優れていますが、回転性がないので方向転換がし難いです。それを補う為にラダー(舵)が付いています。艇の先端は波を切り裂くように尖っています。
スキル
カヤックは誰にでも簡単に乗れる乗り物なので、湖面や静かな海上で遊んでいれば自然と上達していくと思います。問題はパドリング技術よりも、安全性。危険な場所に近づかないことや、天候を読むこと、常にライジャケを見につけるなどの習慣はもちろんですが、いざという時の危険回避方法(例えばエスキモーロールやレスキュー方法など)を学んでおくことが大切です。
基本テクニック
離岸・着岸
砂浜から乗り込む場合は、波の力を利用するようにしたい。無理に艇を引きずると船底に傷をつけることになります。また、波が大きすぎるポイントでは船が波に巻かれてしまう可能性があるので出廷場所を見極めることが大切です。そして常に波に対して直角に出廷することが基本です。
岩場やからの離岸・着岸はかなり真剣に気を使って行わないと大きな怪我をする可能性があります。慣れないうちは桟橋など乗りやすい穏やかな場所を選ぶようにしたい。
パドル
パドルにはフェザーパドルとアンファザーパドルの2種類があります。ファザーパドルは左右のブレード面(水かき)が90度ねじれている。これは小刻みで機敏なパドリングを可能にしてくれますが、強風に煽られたときにバランスを崩し易いという欠点があります。アンファザーパドルは左右のブレードが同じ方向を向いています。シーカヤックはの多くがこのタイプで、手首の返しが不要になるので、グリップを痛めず長時間のパドリングを可能にします。
フォアードストローク
前方へ進めるパドリングをフォアードストロークと言い、シーカヤックではリバーカヤックに比べ低い位置でパドリングを行います。これは海上での風の影響をできるだけ避ける為に、前傾姿勢で、疲労少なく漕ぎ続けられるようにするためです。
リバース・ストローク
後退するときに使われるパドリングです。また、ストッピング(停止)する時にも使われます。
基本的にパドリングはこの2種類しかありません。後、ドローストローク、スカーリング、ストッピングなど艇を真横に進めたり、急停止したりするテクニックはその応用に過ぎません。
エスキモーロール
艇が沈した時に、艇から脱出せず、乗ったままの状態で、再び浮き上がるテクニックです。水中でブレード面を思い切り振り、その抵抗を利用して起き上がります。比較的容易にマスターできるのでいざという時の為にも身につけておきたいテクニックです。
判断力
海上(川も)では何が起きるか分からない。常に最悪の状況を想定して航行することを心がけたい。リーダーシップを取る人がいた方が統率がとれていいかもしれません。
また、海上ではそれぞれのスポーツ、業種によってテリトリーがあるのでトラブルを起こさないように注意したい。小さな船でも船長になることにかわりないので判断などは自己責任で負わなければなりません。
収納テクと点検
カヤックツーリングに出かける時は、食料やシュラフ、テントなど多くの荷物を収納しなければなりません。重たい荷物は中心部へ、軽い荷物ほど先端部へ収納するようにし、左右のバランスが崩れないように丁寧に収納する労力を厭わないことが大切です。出廷前には艇に傷や故障がないか十分なチェックが必要です。海上での道具の故障は即命取りになります。
海図を読む
殆どのシーカヤックにはチャートストラップというものが付いています。これは海図を入れて常に読めるようにするためです。海図が航行においていかに大切なものかを物語っています。海図には様々な情報が載っていて、自分の居場所の確認だけではなく、着岸可能な場所、潮流の早い海域、水深、危険区域などが分かるようになっています。ナビゲーター無しの単独ツーリングを行いたい人は海図を完璧に読みこなせるようにならなければなりません。
天候を予測する
海上へ出る時に最も気をつけなければならないことが天候です。当日の天気は事前にチェックし、天気図から雨や雷、風の強さや向きを念入りに調べておく必要があります。特に風の向きは慎重に調べておく必要があります。海上では風を遮るものがないため、まともに風に煽られます。疲労が蓄積している中で、向かい風であるか、追い風であるかは、命にかかわる場合もあります。
海上ルール
カヤックといえども海上交通ルールは遵守しなければなりません。その為最低限の海上交通法を知っておく必要があります。
シーカヤックに適用されると思われるのは「海上交通安全法」と「港則法」です。これは混雑する航路を横切る場合や港内に侵入する時に必要となる海上交通法規なので、是非とも知っておく必要があります。たぶん殆どのカヤックスクールの講座で教えていただけると思います。
カヤック・ミニヒストリー
カヤックはイヌイットによって狩猟用の船として発明され改良されてきました。あざらし、せいうち、クジラなどは貴重な食料源であるばかりでなく油や毛皮など生活用品としても貴重でした。これら海獣を捕獲するためには静粛性、起動性、スピードに優れた乗り物が必要とされました。彼らの使用していたカヤックはコクピットが狭く、艇内に水が浸入しないように転覆しても沈しないようにアザラシの腸を縫い合わせたカバーを取り付けていました。しかし、周囲は冷たい氷海で囲まれているので、沈してもたもたしていたのでは、命にかかわりますウ。そこで編み出されたテクニックがエスキモーロールと言われています。
カヤックいろいろ
リジッドボード
艇全体が木製や樹脂でできた一体型の船。安定性、剛性に優れている。ポリエチレン製とFRP製が主流。
ファルトボート
組み立て式の船で、軽量で持ち運びに便利。リジッド式に比べ、剛性の面でやや劣るが最近は性能が高くなってきている。その分高価でもある。
インフレータブルボート
主にエアーを送り込んで成型することが出来る簡易型のカヤックだが、侮ることなかれ、静粛な水面においてはリジッドタイプになんら劣ることはない。大人二人が乗っても全然OK。
オープン式とクローズド式
リバーカヤック、シーカヤック、リジッド、フファルト、インフレータブルなど、どのタイプにも開放型のオープンデッキと水の浸入のないクローズドデッキがある。クローズドデッキには1人用と2人用がある。
フリースタイル
主にリバー用でホールやウェーブで回ったり跳ねたりする遊びを目的に作られている為、全長が短くてローボリューム。
リバーランニングボート
主に川下りをメインに楽しむ為のボートで通常のリバーカヤックとフリースタイルの間を取っている。フリースタイルより長めでボリュームも大きい。
セーリングカヤック
最近はカヤックにセール(帆)を付けれるものがある。経験者曰くこれは超便利らしい。風に乗ればパドリングするよりも早く走ってくれるし、微風でもパドリングと合わせればスピードは上がる。腕の疲労軽減にもなる。但し、ヨットのように行きたい方向に行けるわけではなく、追い風のみで使用可能となる。
|
|
![]() |