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大下藤次郎氏は、11月11日午前8時30分、現在の山梨県南巨摩郡早川町の湯島温泉から池の茶屋に向かった。
「池の茶屋に着いたのは一時半であった。
山陰の窪地に水が溜まっている、不規則な楕円形の、広さは一反歩もあろう、雑木林に囲まれて水の色は青い。湯島のお吉さんはすごい池ですといったが、枯木林の中にあったのでは、一向凄くも怖しくもない。」
この池は、現在の丸山林道から池の茶屋林道が分岐する場所にある。
池の茶屋について次のことが記されている。
*主人夫婦と子供(甲州弁でボコ)2人が住んでいる。
*姉娘は6つ程で「よしえ」という。この娘を鉛筆写生した。
*水飴を売っている。
*主人夫婦は冬になると平林に帰る。
*池の傍らなのでひじょうに寒い。
*池から氷が採れる。厚く張る時は2尺を越える。
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