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 21      丸山林道のニホンカモシカ 2008/2/21
 貴重な映像が、送られてきました。丸山林道のニホンカモシカです。ニホンカモシカは、人間に出会うとクマやサルのように逃げようとせず、じーっと見つめ、やがてゆっくりと歩き去るのが常のようです。短い角を持つ、ヤギの仲間で縄張りがあり、その中で単独生活を送るようです。
 しかし、よく撮れています。野生のニホンカモシカの写真、初めてみました。ツノもはっきり写っています。
 増穂町の河澄東さんが、丸山林道で作業を終え、帰社する途中で撮ったものです。

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 22      これからの櫛形山を考える(アヤメ急減への対策は?) 2008/2/9
昨年5月より巨摩高校で「櫛形山の自然と保護」講座が、10回にわたって開催され、本日「これからの櫛形山を考える」というタイトルで、最終回が開かれました。参加者は、40名ほどでパネルディスカッションという形で行われました(写真上)
 
 この講座の中心となって講義をしてくださった巨摩高校教諭時田先生からは、
 私達にとって櫛形山とは、
 ・多様な生物が関わり合いながら、独特の自然を作り出している山
 ・古くから人との関わりを持つ山
 ・いつまでも守り残したい身近な存在である山
というお話がありました。
 
 またこの中で、県民の森 森林科学館の井上さんより、「櫛形山で一昨年よりアヤメが急激に花を咲かせなくなった原因」について興味ある発表がありました。
 
◆ 調査内容
 2006年、07年の2年間、裸山とアヤメ平の1メートル四方について
 @網設置 網内には何もせず放置
 A網設置 網内ハンゴンソウのみ刈り取り
 B網なし 枠内ハンゴンソウのみ刈り取り
 C網なし 枠内は何もせず放置
 
◆ 中間結果の概要
 ○ アヤメ    本 数:条件にかかわらず減少
          地上高:概ね低くなる傾向だが、網設置枠の方が減少割合が小さい
            網設置ハンゴンソウ刈り取り枠のみ現状維持
 ○ ハンゴンソウ 本 数:網なし枠で増加 網設置枠で現状から減少
          地上高:刈り取り枠で減少 放置枠で増加
 
◆ 考察のようなもの
  アヤメについては、網設置とハンゴンソウ刈り取りの組み合わせで、一時的には衰退傾向に歯止めをかける効果は期待できる 要継続調査
 
 また、2006年、07年の春と秋 櫛形山山頂からアヤメ平の稜線で、シカのフンについて調査した。結果は、増加している。ということは、シカも増加傾向にあるようです。
 
 まだ2年間だけですので、これからも調査を継続されるようですが、「人間が手を入れる場合よく調べて慎重に行う必要がある。現場をよく見て判断しなければならない。」とおっしゃっておりました。
 
 南アルプス市では、来年度から2年間、櫛形山のアヤメ群落で株数が激減した原因をつきとめる調査事業を実施します。調査は、減少した原因として指摘されている野草の影響やシカの食害の影響を把握するため、除草や柵を設置して生育状況を調べる。とのことで昨年秋、南アルプス市役所職員やボランティアにより、裸山、アヤメ平に柵が設置されました(写真下)
 また、有識者による検討会も立ち上げ抜本的な保護保全対策を協議していくことにし、一般会計補正予算案に調査費など90万円を計上しました。
 
 櫛形山の保護・保全について、櫛形山を愛する人みんなでよく考えて、対策を練っていかなければなりません。
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 23      雪の富士[平林]  2008/2/6
 本日は、平林を歩こうと思い、車で行ってきました。
 
 
 
 
 一昨日雪が降り、平林集落の段々畑からの富士山(写真上)、集落の上のビューポイントからの富士山(写真中)です。
 
 
 
 
 南尾根登山口の鷹尾山氷室神社に車を置き、増穂ふるさと自然塾まで20分ほど、歩きました。自然塾の桜池です(写真下)
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 24      南アルプス市旧八田村からの櫛形山 2008/1/9 
 本日妻と旧八田村で、ウォーク&スパを行いました。「湧暇李の里」から県の天然記念物に指定されている巨樹、ビャクシンを見て500mほど南へ歩くと、提供看護専門学校の後ろに、うっすらと櫛形山が見えました(写真上)
 天平年間に行基が開創したと伝えられる長谷寺(ちょうこくじ)、農の駅ハッピーパークを通り、神明川沿いに北に向かって歩きました。きれいな川で、カモのつがいが遊んでいました(写真中)
 6km、1時間半歩いて、「湧暇李の里」に戻り、敷地内の樹園の天然温泉に入りました(写真下)
 たいへん良いお天気で、楽しく気持ちよく過ごせました。
 1月4日には、隣の鰍沢町の大柳川渓谷を歩き「かじかの湯」に入ってきましたが、この趣味にはまりそうで、今年は県内の全市町村を歩き、入湯するつもりです。
もちろん、櫛形山にも登ります。 
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 25      講座 櫛形山の自然と保護 「自然を調べる」 2007/12/19
 12月15日(土)に、県立巨摩高校で「櫛形山の自然と保護」の第8回講座がありました。
 今回は、巨摩高自然科学部生徒による「伊奈ケ湖の植生」「櫛形山のトンボ」の研究発表と、顧問の時田先生の「自然を調べる」のお話がありました。
  巨摩高校自然科学部の櫛形山の研究は40年以上前から行われており、高い評価を得ております。櫛形山のアヤメ約3,000万株というデータも同部の調査が根拠となっています。その伝統は今も受け継がれており、受験勉強で大変な時期、地道に研究を続けている高校生がいることは、たいへんすばらしいことだと思います。
 
 「伊奈ケ湖の植生」では、
○ 1986年と2006年の植生を比較し、南北両伊奈ケ湖付近の開発が進み、施設設備の建設による伐採などによって、調査ルート沿いに見られる樹種が減少している。
○ 草本では、帰化植物の進入によりイネ科、タデ科を中心に種類が増えている。
○ 多く見られたのは、キク科(33種)、マメ科(19種)、イネ科(15種)、バラ科(15種)、カエデ科(11種)などである。
 等興味深いデータが示されました。(写真上)
 
 「櫛形山のトンボ」では、2006・2007年、櫛形山を中心とした標高1860mから244mまでの山間部と平野部を含む地域でトンボの捕獲調査を行い、計178匹のトンボを調べた結果が報告されました。
○ 特に多いのはナツアカネで全体の06年52%、07年36%を占め、山頂から平野部まで広く分布している。
○ この地域には、アキアカネ・ナツアカネ・ノシメトンボ・コノシメトンボ・ミヤマアカネ・マユタテアカネ・ネキトンボ・リスアカネの8種類が分布している。
○ ミヤマアカネは、中腹の断層湖に沿って分布しており、新しい開発地には、マユタテアカネやネキトンボが局地的に分布している。
 など、細かいデータをもとにていねいな発表がありました。
 
 時田先生の「自然を調べる」の講義では、自然を調べる目的、対象、方法、調べてわかること、調べたことの生かし方などのお話がありました。(写真下)
 櫛形山についてもお話がありました。
○ 櫛形山を守るために知ることは、
・生物のデータベース(住民台帳)
・櫛形山版レッドデータリスト
・潜在自然植生
・持続可能な利用の形
・草刈りの功罪(アヤメだけを守るのか?)
○ 櫛形山の植生管理
・草原として維持するのか、森に返すか
・保全種と競合種(進入種)の特定
・現地の自然に植生管理(草原の特徴)
・火入れ、刈り取り、動物に食させる をすべきか否か
・選択的刈り取りとボランティアの育成
・モニタリングとフィードバック
 
 来年1月から櫛形山の調査が本格的に始まるそうですが、「櫛形山の自然」について考えなければならないこと、しなければならないことがたくさんあります。
 
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Last updated: 2008/12/31