黄文雄著「捏造された日本史」(日本文芸社)は著者が台湾人なので、日本人とは違った見方がある。副題が「日清戦争〜太平洋戦争まで」「日中一〇〇年抗争の謎と真実」とあり、著者はそもそも「中国」とは国家ではなく天下を意味する言葉であるなど、日本人の気が付かぬ点を指摘している面が多く、そのような点を以下拾ってみた。
1.大中華帝国vs大日本帝国の激突−日清戦争後、改革維新を決意した清国
○中国の正史「明史」では台湾(鶏籠国)は日本に属する、とはっきり記されている。
○明治7年台湾出兵後の日清両国間互換条約で台湾は清国領、琉球は日本領となった。
○日清戦争は中華帝国が起こした日本への懲罰戦争だったが、清国は私兵で兵備なく敗
る。
○清国の戊戌維新は日本の明治維新の焼き直しで、日本を尊敬し日本に学んだ。
○日清戦争後の下関条約調印の際、伊藤博文は李鴻章に清帝国宰相として勧誘された。
○義和団事件は儒・道・仏教とキリスト教との宗教戦争、或いは民族戦争ともいえる。
○故宮博物院所蔵の国宝はは日米の共同駐留によって外国軍の掠奪から守られた。
○義和団事件後、北京庶民の守護神として治安を守り掠奪を阻止した柴五郎中佐と日本
軍。
2.日本のロシア南進阻止と満州国建国の真相−五族共和・王道楽土の夢はなぜ破れたか
○日本は朝鮮半島を中国とロシアの併合から守った。
○台湾領有時ほどの抵抗を示さなかった日韓併合。
○日露戦争勝利の影の人物、大陸単騎横断の福島安正少佐と後方攪乱の明石元二郎大
佐。
○日露戦争で中国のロシア化は阻止された。
○万国公法の基準では満州は清王朝の祖先の地ではあっても「無主の地」とみなされた。
○満州荒野の開発は移民同士の競争で、日本は漢民族の大量流民に圧倒されて負けた。
○馬賊出身の奉天軍閥より日本の関東軍の方が遙かに少数だったが住民に支持された。
○辛亥革命挫折後、孫文は資金繰りのため日本へ2000万円で満州を売ろうとした。
○孫文も後継者の蒋介石も日本の満州・蒙古の権益を一貫して認めていた。
○東亜連盟・王道楽土を唱えた石原莞爾の不戦論は中堅将校たちに踏みにじられた。
○満州国は中国流民の桃源郷(パラダイス)であった。
○日本経営下の満州の安定を激賞したモルガン財団代表ラモント。(1928)
3.東京は中国近代革命の基地だった−中国が師を西欧から日本に切り換えた時代の真相
○中国の維新派志士を救った日本の志士と政治家たち。
○日本で繰り広げられた立憲派と革命派の明争暗闘。
○孫文を「犬の遠吠え」と辛辣に批判した梁啓超、孫文を詐欺師と見ていた北一輝。
○孫文に尊敬され、生涯を中国革命に捧げ、赤貧に生きた支那浪人宮崎滔天。
○支那革命に青春を賭けた熱血小説家・山中峯太郎。中国革命に多数日本人が命を捧げ
た。
○孫文にとって大恩人頭山満は義侠心の明治男。
○清国の日本陸軍士官学校出身留学生の大多数が革命派の高級将校に、北洋軍閥に対
抗。
○西太后の改革開放政策で、政治、軍事、財政、産業各分野に約600人の日本人顧問。
4.捏造された悲劇の日中戦争史−無政府状態の中国側挑発に翻弄された日本軍
○中国統一を望む日本政府が段祺瑞政府に1億9千万円の借金を踏み倒された西原借
款。
○21か条条約を機に日本は中国知識人の反日五四運動の挑発に乗せられた。
○日本の中国進出で統一され人民共和国政権が出来たので毛沢東は日本に感謝と語っ
た。
○大陸全土に雑軍の武装集団が満ちていた。日本陸軍は8年で51勝1敗3引き分け。
○中国側の戦争犠牲者1000万人は根拠なく、多くは中国人同士の内戦によるもの。
○日本軍の戦争様式に皆殺しや略奪はなく、有史以来戦争は中国にとって文化であった。
○残酷な「三光作戦」は日本軍ではなく中国軍のお家芸。
○南京大虐殺は中国の王朝交替時期に繰り返された恒例の祭事で、日本の文化にはな
い。
○南京大虐殺の証拠写真は中国の「万人塚」という中国戦争祭事の文化の一つ。
○中国の伝統的虐殺文化を日本人はマネできない。
○ご都合で常にころころ変わる中国の歴史認識、売国奴汪精衛も愛国者へ変身しつつあ
る。
5.日本の植民地経営にみるアジアへの貢献−収奪だけの中国式統治と殖産興業・インフ ラ整備の日本式統治
○「難治の民」台湾と「従順の民」朝鮮、想像以上に優遇されていた日本統治下の朝鮮。
○朝鮮を奴隷なみに扱っていた清国。日韓は連合国家として併合する道しかなかった。
○台湾からみると中国の植民地政策は収奪と自由の拘束、日本は財政支援と産業育成。
○遺骨が台湾の土となっても魂が土地を守る明石精神。
○インフラ整備に狂奔した能吏・後藤新平。
○台湾に東洋一のダムを建設した八田与一の執念。
○戦後台湾を支配した中国人の日本人追放は莫大な損失だった。
○守り神のように慕われ親しまれた日本人警察官、寺子屋を建て教育に尽くした森川巡査。
○日本が経済破綻の大韓帝国を救い、工業社会に発展させた。
○朝鮮総督府の憲兵・警察制度は汚職防止と治安維持に役立ち、又近代教育を普及した。
○民族と階級の開放をなし得なかった植民地主義と社会主義。
6.「共存共栄」から「自存自衛」に追い込まれた大東亜戦争−東南アジア諸国の独立に
命を捧げた日本人義士たち。
○新時代に適応しない中国・朝鮮に見切りをつけた日本。脱亜入欧。
○なぜアジアで日本軍の白人追放だけが侵略なのか。
○日本軍は白人植民地の番頭・華僑を粛正して東南アジアで歓迎された。
○日本の戦争責任を問うのは一部の華僑と日本のマスコミ。東南アジアの住民は親日的。
○ビルマ(鈴木敬司大佐)インドネシア(義勇軍)マレー(興亜訓練所)インド(国民軍)の独立
○中国の内戦に引きずり込まれた日本軍の不覚。日本の和平交渉は好戦的中国に通用せ
ず
7.平和国家日本の妄想と迷走−歴史に善悪論を持ち込み、都合で書き換える中国歴史観
○南京裁判で支那派遣軍総司令官戦犯1号の岡村寧次大将は無罪放免。
○東京裁判で中国統一・支那革命の熱烈な支援者中支派遣軍総司令官松井石根大将は死
刑
○戦後に人民解放軍の台湾侵攻をくい止めた根本博中将の機略。
○旧日本軍将校に頼って強力な国民党軍部隊を再編成。(白団)
○大東亜戦争の死者を上回る凄惨な戦後のアジア内戦。
○アジア人同士の殺し合いは近代国家誕生の必然的陣痛。
○一国の信仰まで干渉することは宣戦布告と見るべき。(靖国神社参拝批判に反対)
○逆賊の霊まで合祀する日本の寛容な精神こそ平和国家の理念。
○教科書干渉への甘受は日本政府の死に至る病。中国の歴史観は常に捏造の繰り返し。
○外国からの歴史観の押し売りは断ろう。
○アジア諸国の全戦争責任を一身に背負う謝罪は誇大妄想だ。
○武器を持たなければ安泰と思いこむ平和ぼけの愚かさ
○軍備のない国家は独立国家ではない。それを知らないのは日本の平和主義者だけであ
る。
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