江沢民が歴史を捏造し、反日教育に狂奔している姿を誠に怪しからぬ事と満州旅行で痛感したが、台湾生まれで在日四十年になる黄文雄が最近の著書「中国こそ逆に日本に謝罪すべき9つの理由」(青春出版社)では、一歩進んで日本は中国に謝罪を求めるべきで、それだけの勇気と気概を持たない限り、日本の国家防衛は不可能であると主張している。
主権の尊重、内政不干渉は日中平和条約でも謳われているが、特に1980年代以降、江沢民時代より、中国国内での反日教育が盛んになり、日本に対しても歴史教科書への干渉、総理の靖国神社参拝反対、ODAを国民に隠して感謝せず、尖閣諸島の奪取を狙うなどいやらしい動きが続いている。これに対して歴代政府はみっともない謝罪外交を続け、反日日本人が暗躍し、朝日をはじめマスコミが中国に媚態を示し、中国の歴史と実態を知らぬ日本人が、日中友好の美名に踊らされて、実質的に中華帝国の属国化しているのではないかと黄氏は心配してくれている。
台湾人といっても、黄氏のように1938年台湾に生まれ、日本人として育ち、戦後蒋介石の国府軍の乱入による台湾人大虐殺を経験し、1964年来日して早大、明大大学院修士を終了しているので、中国の歴史を含めた実態と日本人の感覚との相違がよく分かる様である。日本人はどちらかというと歴史ある中国を美化する傾向があるが、易姓革命の実態について黄氏は鋭くその非情さを指摘している。やはり中国の歴史的性格に関する黄氏の指摘を、日本人として十分理解することが極めて重要であると思う。
日清戦争、日露戦争については東京裁判も触れておらず、当時の大国相手に日本軍もよく戦って勝利したと皆思っているが、満州事変、日支事変あたりから、東京裁判も影響して日本人も多少悪いことをしたのではないかと思っている人が多いと思われるが、当時の支那は清朝滅亡後の内戦状態であり、まともな国家ではなく、しかも国際条約は無視するし、今のイラクではないが、治安の悪い所であった。
満州は清国発祥の地であったが、清国滅亡後は軍閥と匪賊の跋扈する地域となり、日本軍が軍閥・匪賊を抑えて五族協和の満州国を建国すると、治安のよい環境にあこがれて、毎年百万人以上の漢民族が流入したという。日本が中国を侵略したというような東京裁判史観と実態ははるかにかけ離れている。
日支事変にしても、日本は東亜の安定を望んではいたが、決して中国を侵略しようとしたのではなく、挑発されて巻き込まれてしまったもので、むしろ黄氏のいうように日本は被害者でもある。見方によっては帝国主義の代理戦争であり、南京政府=日本、重慶政府=米英、延安政府=ソ連、といった構図が浮かび上がってくる。
大局的に見て欧米白人諸国のアジア侵略に唯一抵抗したのは日本であり、それを妨害したのが中国である。結局日本が大東亜戦争に破れはしたが、その後植民地諸国は独立を果たし、その流れでイギリス、フランス、ドイツ、ソ連に植民地化されていた中国も独立することができた。従って例えば靖国参拝にしても反対しているのは中国と長年中国の属国であった韓国だけで、その他の東南アジア諸国はそのような馬鹿な真似はせず、又マレーシアのマハティール首相のように日本が謝罪するのはやめよと忠告してくれている。
結論として、こちらが大人しくしていれば増長してくる相手には、きっぱりとした反論が必要であり、靖国や教科書の難癖は内政不干渉ではねつけ、尖閣諸島に関しては主権侵害で抗議し、ODAは中止し、歴史の改竄と反日教育に関しては、忘恩行為であると謝罪を要求すべきである。
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