コラム


14    音楽会
更新日時:
2001/07/13 
実は6月の27日にAさんの紹介で銀座王子ホールで開催されたピアノ演奏会に出かけるつもりだった。所が運悪く一年に一度あるかどうかという風邪にかかり、発作的に咳が出てくると止まらなくなるので、やむを得ず欠席してしまった。折角昨年正月に右手の手のひらを手術して、指を開いて1オクターブ楽に届くようにしてピアノに親しめるようにしたのに残念なことであった。
 
 以前から東芝フィルハーモニー管弦楽団の演奏会にはよく出かけていたが、今回東芝フィルハーモニー合唱団の第9回定期演奏会が7月8日(日)横浜みなとみらいホールで開催され、招待状を頂いたので家内と聴きに出かけた。
 
 指揮は管弦楽団同様専門家の河地良智さんで、第1部が日本民謡とロシア民謡アラカルト、第2部がオペラ名曲アラカルトで、第2部ではソプラノの独唱に高橋薫子さんが出演していた。従来と多少違い、衣装を替えたり、団員の動きが入ったりしたが、予定通りの演奏後アンコールまで大いに盛り上がった。
 
 第1部ではロシア民謡としてアムール河の波、カリンカ、ともしび、ヴォルガの舟歌、日本民謡としてそうらん節、中国地方の子守歌、五木の子守歌を交互に演奏した。いずれも昔からよく知られた歌であるが、編曲によるかも知れないが合唱としてはロシア民謡の方が耳に親しむ感じであった。
 
 第2部のオペラ名曲アラカルトでは、モーツァルトの魔笛、ウェーバーの魔弾の射手、ワーグナーのローエングリン、さまよえるオランダ人、タンホイザーなどから1〜3曲、男声合唱、女声合唱、混声合唱、ソプラノソロを取り混ぜて演奏された。たまたまドイツ系のオペラであり、比較的ポピュラーであるばかりでなく、たまたまドイツ北東部旅行でワーグナーゆかりのバイロイト、ヴァルトブルグ城、ドレスデンのゼンパーオーパーなど見てきたばかりで親しみ深い感じで聴くことができた。
 
 演奏会のあと、レセプションでいろいろな人に会ったり話を聞くことができたが、私の顔見知りのOBが3人もいた。管弦楽団の方にも何人かOBがいるが、練習時間を考えると大変な努力であると敬意を表する次第である。指揮者がずっと変わらず指導しているからであろうが、一応のレベルに達しており、今後も精進を続けられることを期待する次第である。
 
 実は私自身もいまから50年くらい前に東芝鶴見男声合唱団のメンバーであった。まだ総研の出来る前、鶴見の研究所と設計のメンバーが主となって作った合唱団で、ドイツ語の歌が多く、毎日新聞社合唱コンクールでは、野バラとFreie Kunstを歌って職場の部で優勝したことがある。ドイツ語が珍しかったせいも有るかも知れない。当時はセカンド・テナーで参加した。その後堀川町で合同の混声合唱をやったが、どちらかというと男声4部合唱の方が印象深い。ハーモニーが決まってくると、自然に涙が出てくる。混声になると男声はテノールとバスのみで多少物足りなさを感じてしまう。今回の演奏会でも男声のテノールはややパワーが足りないかなと言う感がした。
 
 もっともこのような合唱は、本来は中に入って歌って楽しむべきものであろう。しかし養生と訓練不足で今や全然声が出なくなってしまった。ようやく昨年の暮れから禁煙に踏み切り、半年を経過したが、タバコで傷めたのどは簡単には治らないかも知れない。しかし音楽という面からいえば、デジタル・ピアノを楽しむことも一つの行き方であり、デジタル・カメラにはまってしばらくご無沙汰してしまったが、これからは音楽にも適当に時間を割いてバランスのとれた生活を志して行きたいと思った次第である。
 


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