9月11日、台風で多摩川が洪水になり土手の下まで水浸しになったと思ったら、夜の10時頃テレビでニューヨークの世界貿易センタービル北棟に旅客機が突っ込み、爆発炎上すると、続いてもう一機の旅客機が南棟に突っ込んで爆発炎上し、沢山の紙やその他が空中に放り出されている内に、5万人収容といわれる巨大なビルがずるずると崩壊するという未曾有のテロ事件が発生し、更にワシントンのペンタゴンに1機突っ込み、もう1機がペンシルバニアに墜落し、合計6千人余りが犠牲者になったと報道された。
どうも以前にケニアやタンザニアのアメリカ大使館が爆破された時と同じく、現在アフガニスタンのタリバン政権にかくまわれているビンラディンとアルカイーダ一派の仕業らしく、アメリカは新しい戦争だといってテロ撲滅に向かって、NATOは勿論、ロシア、中国から隣国のパキスタンをはじめとするイスラム諸国まで仲間にしようと必死の外交を展開している。勿論なかなか軍事力を行使できない日本も、小泉首相は仲間はずれにならぬよう必死の努力を行っている。
10月の8日未明から米軍はアフガニスタンのタリバン拠点を中心に空爆を開始した。このため、タリバンは民間に被害が出たと称して世界のイスラム教国に対して反米の聖戦を呼びかけ、タリバンを養成したパキスタン等ではイスラム教徒の反米デモが激化し、ムシャラフ政権も苦しい対米協力を強いられている。どうも21世紀早々から従来の国家間の協調だけでは済まない大変な時代になったものである。
このため外務省では9日に中近東や東アフリカのケニア、タンザニアに対する旅行を禁止したらしく、折角楽しみにしていたアフリカ物語のツアーはユーラシア旅行社からキャンセルされてしまった。南アフリカなら良いだろうと思ったが、ユーラシアもJTBも今度はお客の方がシュリンクしてツアーが成立しない始末である。国際テロによるとんでもない被害の一つである。
そこで11月中旬以降なるべく早く出発するツアーで良いところはないか探してみた。期間は10日間ではあるが、文明の十字路シチリアとマルタ島のツアーが見つかった。まだ定員に達していないが一応申し込むことにした。考えてみればシチリアは、フェニキア、ギリシャ、ローマ、ビザンチン、アラブ、ノルマン、ドイツ、イギリス、フランス、スペイン、オーストリア、イタリーと各国の侵略が入り乱れ、マルタでもヨハネ騎士団の国として現在は人口40万人弱の独立国というなかなか歴史の複雑な地域である。
アフリカの勉強は空振りに終わったが、シチリア、マルタもなかなか歴史的に興味の深い地域で、国際テロのおかげでいろいろと勉強するテーマが増えてしまった。その上風邪をこじらせて気管支喘息のようになり、一時寝ていて呼吸困難になり、どうも大変な秋口を迎えたようである。
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