年が明けて早くも2月になってしまったが、昨年秋以来体調が芳しくなく、冷たい風の中を歩くと時々喘息発作気味になるので、朝が寒い間はゴルフも遠慮することにしている。その分パソコンに向かう時間が増えているが、正月早々ウィールスにやられて、フォントの種類が僅か3種類に減ったり、フレーム右上の記号がくしゃくしゃになったりした。早速T社に声をかけ、電話でのコーチで運良く元通りになおった。例年1月は年賀状の整理から昨年末の会計処理、更には青色申告や所得税の確定申告の準備がある。今年はそれに昨年のシチリア・マルタでのデジタル写真を2月のいきいき倶楽部でスライドショーをするための準備、更にはいよいよ光通信の受け入れ準備が重なり、結構忙しかった。
ところで1月下旬にはアフガニスタン復興会議が東京で開かれ、緒方貞子女史が共同議長として復興資金の確保に成功した。所がNGOの2団体が外務省から出席を断られ、これを聞いた当時の田中外相の指示で2日目には出席が許可された。たまたま国会の補正予算の審議とぶつかり、田中外相は次官から鈴木宗男議員の申し入れにより出席を拒否したと聞いたと答え、野上次官は外相に報告しなかったのは悪かったが、鈴木宗男議員とは関係ないと答え、予算委員会で同じ省の大臣と次官の言うことが真っ向から対立するという珍しい状況が出現した。更に鈴木議員は私は何も言っていないと会見で話し、NGOの大西代表はやはり会見で鈴木議員に呼びつけられて散々脅かされたと発言している。更に予算委員会で外務省の重家中東アフリカ局長は鈴木議員と関係ないと言ったり、田中外相の言う通りだったかも知れないが記憶が定かでないと支離滅裂な答弁をした。
これから分かることは、族議員の行政への介入に対して官僚がびびっていること、外務省では大臣が次官以下の官僚を掌握しておらず、次官以下の官僚も大臣を無視している。従って外務省として日本の外交にまともに機能していない。又NGOとしてかなりたちの悪いものもいるが、今や世界的な傾向として無視出来なくなった、等であろう。
これを外務省内の問題と錯覚していた小泉首相は、経済的窮地にある折柄、予算審議に支障が発生したのに狼狽し、古くさい三方一両損の論理で、当面の当事者である田中真紀子外相、野上次官を解任し、鈴木宗男議員の議会運営委員会委員長を解任した。この結果、田中真紀子議員に対する同情論から小泉内閣の支持率が急落し、株価も急落し、日本売りの気配が濃厚になった。
元来主婦感覚で組織に馴染ます゛、親中反米思想を持つ田中真紀子を外相に据えたばかりに、今まで国益を損なうことが屡々であり、自分の担当する省に対して伏魔殿と広言する神経と共に、どうしてこのような人に人気があるのかよく理解できないが、おそらくは外務省は悪の巣窟で、田中真紀子が正義の味方だと言うような幼稚な見方であろう。
今まで政治家がだらしなくても官僚が国を支えるといった吟持が長い間日本を支えてきたと思われるが、時代は変わり、官僚が国を支える時代ではなくなった。与党はもちろん野党もマスコミも全く頼りにならない。何しろ小泉首相の足を引っ張ることのみに熱中していて、日本をよくする建設的な提案が全くでてこない。その原因を探ると、どうやら戦後教育にあり、東京裁判史観をはじめとして徒に過去を否定し、日本人にとっては自虐的な思想に骨の髄まで冒されているためのようである。これらは最近露呈してきた学力低下、世界における競争力の急激な低下と軌を一にしているのではなかろうか。
民主主義でもっとも危険なのはポピュリズムである。世論が常に正しいと思うのは錯覚である。誤った世論に追従しない政治家の育成、政党だけに左右されない安全システム(具体的には参議院の性格変更)など、国家の進路を誤りなく進める方策が必要である。
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