コラム


58    新年に想う−2003年は構造改革推進の年
更新日時:
2003/01/10 
 中国の雲南に旅行したりして、あっという間に松の内が過ぎてしまったが、昔から一年の計は元旦にあり、というように年のはじめに計画を立てることが大事である。特に数年前から再開したように、目標管理的に一年間の計画を立てると、やはり成果は上がる。昨年は「続 GOLDEN AGE」の編集、出版を計画して、10月末に実施できた。
 
 本年は公私ともに構造改革推進の年としたい。
 
 まず私的には、定常的な日常活動は別として、本年とって満76才、数え年で喜寿、現役引退後12年も経つと、身の回りにいろいろとアカが溜まってくる。例えば各種の書類、資料、衣料などを全面的に整理してスリム化したい。一方各種家庭記念日の長期的な確認と関連行事の設定も行いたい。更にはあと何年生きられるか分からないが、長期的に老後の生活設計を作成する必要がある。又いずれやってくる死に対して、尊厳死の意志明確化と葬祭指示書も作成しておきたい。又死後の相続の方針も作っておく必要があると思っている。
 
  以上のようなややネガティブな処理の他に、親戚の高齢者も計画的に訪問したいし、かねて家内から要請されている料理及び献立の分野への進出と、ゴルフのクラブコンペへの再挑戦というややポジティブな計画も実現したいと思っている。体力的にやや草臥れてきているが、この辺で日常のダンベル体操なども取り入れて体力の増強に努め、定期的な海外旅行も含めて続々 GOLDEN AGE の悔いなき人生を送りたい。
 
 他方公的には、生活者主権の会の仲間と、この数年間検討してきた「良い国づくり」運動の一環として「道州制推進連盟」を発足させ、dohshusei.orgというホームページを使って不偏不党の立場でひろく呼びかけ、世論の形成を通じて地方主権の実現を目指したいと計画を練っている。
 
 わが国は明治以来、国の下部組織として都道府県、その又下部組織として市区町村という典型的な中央集権官僚組織をとってきた。しかし国に地方がぶら下がり、国や地方の負債が国民総生産の1.4倍もある借金漬けの国は世界に例がない。しかも先進国ではすべて地方主権で、国は国として対外的に必要なことのみ行うのが現代の世界の常識である。
 
 現在の中央集権制度では、既に国も地方も財政的に行き詰まり、増税するか、ハイパーインフレで財政破綻するかのいずれかしか将来がない。しかし市町村を合併して基礎的自治体としての市をつくり、ここで基本的行政を行い、都道府県は近隣を合併して道州とし、ここで必要な広域行政を行い、国は安全保障を中心に国家として基本的に必要な事のみ行うようにすれば、毎年50兆円は浮いてくるので、やがて増税することなく財政再建も可能といわれている。勿論税制をあらため、地方重点に税源の委譲を行うことは必要である。つまりぶら下がりから自立への大転換をよびかけようとするものである。
 
 小泉首相の構造改革でも、官から民へ、中央から地方へ、というかけ声が掛かっているが、目標が明示されていない。このため第一段階の地方分権のための市町村合併でも、国からの交付金や補助金がなくなるということが明確に示されないため、ぶら下がりを前提とした合併拒否が相次いでいる状態である。官から民へ、中央から地方へ、といったら、当然国と地方との役割を明確にし、地方主権、道州制へと進まざるを得ない筈である。既に中央から離れた北海道、北東北、四国、九州等では具体的に道州制の検討に入っている。われわれタックスペイヤーの敵は、タックスイーターである中央官庁であり、現在の 多すぎる議員達である。しかし主権者は国民である。国民が連帯して自立意識を高めることによって地方主権、道州制を実現し、未曾有の難局を乗り切って行きたい。


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