日本はアメリカと中国という二つの超大国にはさまれている。歴史道楽#76に「アメリカとはどんな国か?」をのせたが、中国については経済の高度成長で21世紀は中国の世紀になるのではないかという幻想もある。しかし以下のように現在の中国には種々深刻な問題があり、今後も日本を凌駕する中国の時代は永遠に来ない、と在日台湾人の黄文雄氏は断言し、以下7つの理由を挙げている。
1.中国経済は外資頼みで問題が多い
巨大マーケットというのは幻想で、不良債権は日本の10倍あり、国有財産の私物化が横行し、国家資本が国外に脱走している。土地の不動産バブルは既に始まっており、株のブームは中国人が博打好きだからである。財政赤字も危険水域からはるかに超えており、自力更生から他力本願に路線を変更し、伝統文化の誇りから創意力が奪われ、技術開発能力の欠如が致命的で、日本の技術による生産大国に過ぎない。
2.「万民平等」といいながら貧富の格差が拡大
急速に極端な富の集中が進み、国富の半分以上は人口1%の富裕層に集中し、中国農民8億は国家に見捨てられ、年収僅か500元、WTO加盟で農村は完全に崩壊する。失業者は急増し、「盲流」が中華の大地を彷徨っている。中国人にとって、国とは家であり、「社会」という概念が欠落している。
3.中国共産党はまさに崩壊寸前
文化に根ざした汚職天国と政治腐敗で亡国亡党の危機は避けられない。経済的危機を日本の軍事的脅威にすり替えて、反日教育と共に江沢民が軍国主義路線に狂奔している。中華民族の統一は荒唐無稽であり、言論統制と「民意」を無視しては民主主義は成り立たない。資本家の入党も奨励し、党員1億人を目指して拡大中ということは中国共産党が追い込まれている証拠である。
4.世界で「顰蹙」を買い続ける「中華思想」
昔から詐欺が横行する人間不信の文化である。「黒道」が暗躍して第二の地方政府と呼ばれるが、刑務所はパンクしている。偽薬と麻薬に蝕まれ、中国発の疫病が人類を危機に陥れる。他人の不幸を喜ぶ「幸災楽禍」という思想があり、文化遺産の国外盗売は日常茶飯事となり、党高級幹部の子弟は祖国から脱走し欧米に永住している。
5.13億人が「世界資源」を食いつぶす
自然環境が許容できる適正人口をはるかにオーバーし、砂漠化が拡大し、極端な水質汚染と水不足が深刻化している。農薬の複合汚染で慢性中毒となり、エネルギー浪費で国内資源を使い果たし、石油輸入の増大で環境汚染を加速している。人材資源は国際競争に勝てず、人口最多、資源最少、欲望最大、道徳最低に悩んでいる。
6.教育軽視、拝金主義のツケがまわる
人口問題を解決できず、「超老大国」への道を加速し、一人っ子なるが故に社会道徳が廃れ、凶悪犯罪は低年齢化し、功利主義が横行し、国防費は増えても教育費は僅かなので非識字者が増え、高等教育の普及率が上がらず、中華文明は自殺への彷徨をしている。経済成長したといいながら、日本からのODA援助を大量に受ける最貧国である。
7.反省のない国家、五千年目の終焉か?
日本人は中国に過剰な期待を抱いているが、中国は崩壊へ突き進むシナリオであり、今後も中国の時代は永遠に来ない。新・大東亜共栄圏の構築は日本の責務である。
参考文献:中国が死んでも日本に勝てない7つの理由 池上 302.2 ン
黄 文雄著 青春出版社 2003年8月10日 第1刷 1500円+税
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