異文化探訪記


Sunday, 1 July,2001    ドイツ北東部・歴史物語15日間旅日記その6
第6日目 5月27日(日)  カッセル
 
[カッセル]
 カッセルはグリム兄弟がここで約30年間暮らし、古い伝説や童話を語るおばさんに出会ってグリム童話の枠組みを作った所で、メルヘン街道の中心都市である。一方市街よりずっと西の丘に作られたウィルヘルムスヘーエ宮殿公園は壮大な水の芸術の公園で、世界的にも珍しい公園である。本日は午前にウイルヘルムスヘーエ公園からグリム兄弟博物館を訪れ、ラーツケラーで昼食後自由時間となったが、再び宮殿公園を訪れ水の芸術を楽しんだ。尚カッセルはヘッセン王国時代の都であった。
 6:45起床、朝食、9:00ホテル出発、しかしガイド現れず。市街地よりやや東の郊外のホテルから、西に向かって市街地を横切り、カッセル・ウィルヘルムスヘーエ駅を通り過ぎて西の丘のウィルヘルムスヘーエ宮殿公園に向かう。麓に温泉の表示があった。
 
(ウィリアムスヘーエ宮殿公園)
 旧厩舎の横で下車してオランジェリーやウィルヘルムスヘーエ城の前の西側の広場に出る。お城の中には古典美術館があるという。ここから西の方を眺めるとはるか彼方の丘の上に、頂上にヘラクレスの像のたつ塔とカスカーデンが眺められる。そして広場の先には大噴水の池があり、右手の方に水道橋の終点で水が滝となって落ちる所が見える。
 
(レーヴェンスブルグ城)
 バスで移動して中腹に登り、中世の古城をイメージして造られたという、まるで廃墟のようなお城であるレーヴェンスブルグ城を見る。なかなか風格のあるお城である。庭には人一人やっと通り抜けることができるような緑豊かな葡萄の棚があった。
 
(ヘラクレス像)
 更にバスで頂上まで登ると、巨大な構築物(中には水のタンクがあるらしい)の上に塔があり、その上にヘラクレスの像が立っているので、ヘラクレスは下からはるかに仰ぎ見るようになる。頂上から下には人工の大階段があり、カスカーデンと言って水が滝のように流れ落ち、紆余曲折して下の広場の池に流れ込み、最後には50m位の噴水になるという。1日1回午後2時30分から水の芸術が披露されるというので、午後又来ることにして、テラスから素晴らしいパノラマを見るだけでバスに乗り町に引き返した。
 
(グリム兄弟博物館)
 メルヘン街道の各都市にはグリム兄弟関係の博物館がいくつもあるようであるが、ここが規模、内容とも最も充実しているそうで、各巻の初版本や直筆原稿、世界各国で翻訳されている童話集など、グリム兄弟に関する貴重な資料が展示されている。といっても大した規模ではない。
 
(昼食)
 近くの外見立派な市庁舎まで歩き、ここでも又ラーツケラーで七面鳥の昼食をとる。午後は自由時間となっており、市内の博物館や美術館を廻るか、ウィルヘルムスヘーエの水の芸術を見るかのどちらかとなったが、全員後者を選んだので、フリードリッヒ広場を横切り、ヨーロッパ最古の美術館と言われるフリデリチアヌム美術館を横目に眺め、劇場横からバスに乗り、ウイリアムスヘーエ公園の頂上のヘラクレス像まで送ってもらった。
 
(水の大芸術)
 ウィリアムスヘーエ公園では多少雨が降っており、昼食が多少遅れ、到着が14:40になってしまったので、ヘラクレス塔からは既に放水され、慌てて大階段のカスカーデンの脇を水の流れを気にしながら下った。やがて水は横にそれ、道路も迂回するが、恵子が先頭に立って真っ直ぐ芝生の坂道を下に向かった。折しもの小雨と重なり、芝生は滑りやすく、恵子を初めとして老女4人が次々と滑って転んでしまった。気を取り直して横に迂回し、悪魔の橋、水道橋と次々に水が押し寄せ滝となって落ちるのを眺めながら広場まで行き、池へ水が流れ落ちるのを見た。しばらく待ってから大噴水が始まり、高さ50mに達した。
 朝下車した所へバスに迎えに来て貰い、16:05出発して16:40ホテルに帰着した。
 
(夕食)
 本日の夕食はフリーということなので、ホテルの近くのテイクアウト店へ行き、焼きソーセージ(Braten Wurst)を注文し、既に調達しておいたビールとワインとパンで部屋で夕食を済ませた。久しぶりにドイツ的な食べ物であった。今晩はそのままクイーンズホテルに宿泊。本日の歩行は14,000歩であったが、坂道を下がるだけでも大分足が疲れた。

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