異文化探訪記


Wednesday, 19 December,2001    文明の十字路シチリア・マルタ10日間旅日記その4
[第2日 11月24日(土)] モンレアレ→パレルモ→セジェスタ→エリチェ
 
 早朝6時起床、7時朝食、8時荷物出し、8時半出発ということで、出発前にホテルの北隣の公園に行き、ガリバルディ将軍の騎馬像を写真に撮る。ここからシチリアの中は全部同じバスで移動する。ガイドとドライバーが紹介され、1人2席のゆったりとしたバス旅行が始まる。パレルモ市内で世界有数のオペラ劇場であるマッシモ劇場の前を通り、まず8kmのモンレアーレ大聖堂に向かう。
 
(モンレアーレ大聖堂)
 30分で到着、下車してカブート山の山道を登る。途中土産物屋の表にはシチリア島の3つの岬(パレルモ、シラクーサ、メッシーナ)を表すメドウサと3本足のトリナクリアの絵皿という変わった磁器を展示していた。大聖堂はコンカ・ドーロ(黄金の盆地)を見下ろす山上にあり、12世紀にノルマン善王グリエルモUがマリア様のお告げで父のグリエルモT(悪王)が隠した宝を発見し、そのお金で大聖堂を建てたという。とにかく立派だったが暗かった。モザイク画は面積6000平方mで世界最大の聖書と言われている。構造的にはビザンチン、イスラムの匂いが残っている。回廊も又見事であったが8000リラ追徴された。10:20再びバスでパレルモに戻りノルマン王宮に向かい10:45到着。
 
(ノルマン王宮内パラティーナ礼拝堂)
 ノルマン王宮はアラブ人が9Cに建てた城塞を、ノルマン人が12Cに宮殿に改築したもので、現在はシチリア州議会になっている。その階上にパラティーナ礼拝堂がある。1132年ルッジェーロUが建立したが、アラブ風キリスト教の独特のスタイルである。壁の椰子の木のモザイクはエジプトの影響、天井は蜂の巣状の木製のスタラクタイトで、モザイクも新・旧約聖書の場面が表示されている。添乗員の話では今日は混んでいなくてゆっくり見られてラッキーとのこと。外に出てシチリアという絵本を日本円1000円で購入したが、日本で買えば3〜4倍するであろう。
 
(サン・ジョバンニ・デリ・エレミティ教会)
 ノルマン王宮の隣にあり、パラティーナ礼拝堂と一緒に建立された。修道院跡に建てられたモスク風の教会で、5つの真っ赤なドームがシンボルになっている。中庭の回廊も綺麗であったが、本堂の中はあまり見るべきものがなかった。11:40バスで港のレストランへ向かう。途中クアットロ・カンティという有名な四つ辻を通り、BC8Cからの港に突き当たってから港に沿って北へ走り、レストランへ行く。
 
(レストランPOSADA) 11:50〜13:10
昼食は名物アランチーニ(ライスコロッケ)、お魚、サラダ、アイスクリームでワインはボトル半分で5000リラ(約300円)。食後バスで出発し、正面が凱旋門風で円形のポリテアーマ・ガリバルディ劇場の前を通り、セジェスタへ向かおうとしたが、土曜の午後でパレルモ市内を抜けるのに大渋滞に遭遇した。
 
(セジェスタのギリシャ神殿) 14:40〜15:25
 14:40ようやくセジェスタに到着。バルバロサンの斜面に発達したギリシャ都市であるが5世紀頃滅んで現在は人口8000人。息せき切らして登った山の上にはBC5Cのギリシャのドーリア式神殿がすっくと立ち、保存状態が何とも素晴らしい。柱は正面6本で側面は14本。神殿の先は深い谷底であった。
 
(エリチェ) 16:30〜
 セジェスタから西へ向かい、やがてヘヤピンのような山道を登ってサンジュリアーノ山(751m)の頂上近くトラーパニ門に着いたのが16:30、そこでバスを下り、石畳の坂道を登り、ホテルMODERNOに入る。日の暮れない間にということで直ぐ散策に出かけ、ノルマン城のある山頂の公園に行き、遙かにトラーパニの塩田を含めて絶壁の上から夕暮れの絶景をしばし楽しむ。こんな山の中に3万人も住んでいるという。山の上で風呂の湯が十分でない。
 
(ホテルでの夕食)
 19:30よりホテルMODERNOで夕食。パスタ、チキンのレモン煮、フルーツ。ビールも5000リラ、カプチーノは3500リラであった。忙しい1日であったが、全員無事予定通りスケジュールをこなした。ただ首都パレルモではたった2箇所見ただけで少し物足りなかった。
 本日の歩行数は11,000歩であった。 
 
 
 

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