異文化探訪記


Monday, 24 December,2001    文明の十字路シチリア・マルタ10日間旅日記その9
 
[第7日 11月29日(木)] マルタ島観光
     (ヴァレッタ→ハジャーイム→ブルーグロットー→ムディナ→ヴァレッタ)
 
 9:00ホテルを出て、1日マルタ島を観光する。まず南海岸のハジャーイムへ向かう。途中マバにて銀行に立ち寄り、両替する。1マルタ・リラ=約270円、ざっと300円で略算するとよい。
 
(ハジャーイム神殿) 9:50〜10:30
BC2500年頃の巨石文明で、先史時代の世界遺産。Hagar Qimと書いてマルタ語ではハジャーイムと発音し、「聖なる石」「崇拝の石」という意味。接着剤や器具を使わずに巨石を垂直と平行に積み上げている。巨大神殿はマルタでは24発見されているが謎が多い。正面は南東を向いているが子宝の女神様の聖域と言われている。渦巻き模様の石は魂は巡ることを意味するという。更に海岸寄りにBC3600年のメナイドラ神殿があるが目下非公開。
 
(ブルーグロットー) 10:40〜11:30
神殿の近くの海岸に「青の洞窟」が見られる。陸続きの高い岩礁が年月をかけて波と風でえぐられ、自然の大きなアーチを描き、周囲の美しい海面と相まって「青の洞窟」と呼ばれる。9名、8名とボートに分乗して近付く。光の加減で海の色が幻想的に変化する。ただ波が出てきてボートが揺れ、スリル満点で写真撮影が難しかった。このあと高波のためボートが出なくなった。
 
(古都ムディナの散策) 12:00〜12:45
 聖ヨハネ騎士団がマルタに入る16C以前は、ムディナがマルタ本島の中心地であったが、騎士団が港のあるヴァレッタに中心をおいた為衰退し、今は静寂の町と呼ばれている。
*メインゲート:門の裏の彫刻は左から聖プリビオス、聖パウロ、聖アガタである。
*イスラム風迷路:パラッツォや修道院等歴史的建物が建ち並び、人は住んでいない。
*大聖堂:聖パウロがAD60年にここに漂着し、正にこの地からキリスト教を広めた。
*堡塁広場:周囲の平野を見渡す眺めのよい高台の広場。
 
(レストランBOLGNA) 13:20〜14:45
 バスで首都ヴァレッタに戻り、城門からリパブリック通りを歩いてレストランに行き、昼食をとる。
 ワインor水、エビ、キノコのガーリックライス、魚、ケーキ、コーヒーでご馳走だった。
 
(ヴァレッタ) 
 世界遺産の街で地元の人が沢山歩いている。1565年オスマントルコの大包囲戦を凌いで、騎士団長ラ・ヴァレットにより築かれたマルタ共和国の首都である。
*カスティーユ騎士団の宿舎:どうも立派だと思ったら、今は首相官邸で、似た建物が多い。
*騎士団長の館:現在は国会議事堂であるが、螺旋階段を登るとゴブラン織りタペストリーの部屋、
 歴代の英国ロイヤルファミリーやマルタ大統領の絵のある大食堂、大包囲戦やヴァレッタの
 地図のフレスコ画のある公式大広間があり、廊下は天井、床、壁に装飾があり、兵器庫には騎士
 たちの甲冑、槍、大砲、小銃などが展示されている。
*聖ヨハネの教会堂:写真撮影禁止であったが、騎士団の富と力を結集した内部は実に豪華だ。
 中央祭壇に続く身廊の周囲には、騎士たちの出身言語別に8つの礼拝堂が取り巻く。(独/仏/
 伊/プロバンス/アングロバーバリアン/オーベルニュ/アラゴン/カスティーヤ・ポルトガル)
 聖ヨハネの生涯をはじめ天井や壁には一面絵が描かれ、床には400とも言われる墓碑が敷き詰
 められている。地下には歴代騎士団長の墓があり、隣接して美術館がある。カラバッジョの
 「聖ヨハネの斬首」や「聖ヒエロニムス」の絵画や、種々のタペストリーが並んでいる。
*アッパーバラッカ庭園:グランドハーバーとスリーシティーズのパノラマ。夕方のピンクと水色の
 空で絵画のようであった。
 
 メインストリートのリパブリック通りでフリータイムとなり、19:00ホテルで夕食となる。元騎士団の宿舎が現在色々な公共建物になっており、外見が似ているので分かり難い。ホテルのメリディアン・フェニキアは城門に近く、噴水や公共バス・ターミナルの広場に隣接しており、甚だ便利な所にあり、しかも3連泊なので落ち着けた。しかしシチリアの州都パレルモと同様、マルタ共和国の首都ヴァレッタでも見所は多く、ほんの一部しか見られなかったのは残念であった。
 本日は大分歩いて16,800歩であった。

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