異文化探訪記


Thursday, 26 June,2003    フランス物語15日間旅日記(その11)
 
[第12日目・5/26(月)]晴  ルーアン→138km→パリ
 
(ルーアン)
 06:45起床、朝食、荷物出し、08:50出発。ツアーのメンバー15人は旅慣れているせいか、之まで一人も集合時間に遅れた人がいない。本日は午前中ルーアンの市内観光をして、昼食後最後の訪問地パリへ向かう。ルーアンのガイドは沢田聖子さん。
 ルーアンの人口は中心部12万人、郊外を含めて40万人、ガリア時代からセーヌの水運で栄えた町。ブリタニアの特産である青銅の原料となる錫は、一旦ルーアンに陸揚げされてから、又セーヌ川の船により各地に運ばれた。ローマ時代に橋が架かり、水陸交通の要衝として一層発展した。セーヌの河口より127kmあるが、フランス第5の港町で、嘗てのノルマンディ公国の首都であり、現在東部の上ノルマンディの首都である。
 先ず[ノートルダム大聖堂]を見る。1063年創建であるが数世紀に亘り建築が進められ、特に14世紀後半から見られる炎のようなフランボワイヤン・ゴシック様式の代表作と言われる。又教会は何度も被災し、その都度修復されている。正面右側のゴシック様式の塔は「バターの塔」と呼ばれているが、昔バターを食べてはいけない期間、教会にお金を払えばバターを食べることが許され、そのお金で塔が建てられたという。又クロード・モネは1892〜1893年に大聖堂向かいの建物の2階にアトリエを借りて、30枚もの大聖堂の絵を描いた。その建物は現在観光案内所となっており、たまたま通りかかった所長の招きで我々もその2階から大聖堂を眺める事ができた。ただ大聖堂は大きすぎて、とても全景の写真をとれる場所はなく、又補修中で残念ながら内部には入れなかった。仕方がないので東西に長い教会の周囲を一巡した。
 丁度大聖堂の北側に[司教館跡]があり、そこでジャンヌ・ダルクの裁判が行われたという石碑があった。又サン・ロマン通りには木組みの家が建ち並び、ドイツのツェレのように税金対策で上の階ほど床がせり出している家があった。
 大聖堂の東には[サン・マクルー教会]があり、やはりフランボワイヤン・ゴシックの傑作と言われ、正面の5つの開口部からなる多角形の門は特に華やかな印象を与える。又その東北部に[サン・マクルー・アトリウム]という真っ黒な木造の回廊がある。中世にペストが流行し大量の人がなくなり、その為埋葬する場所が無くなり、中庭をペスト死体安置所とすると共に、骨を集めて建物の屋根裏に入れていたという。又魔除けの猫のミイラもある。現在は何と美術学校になっているという。
 ここから目抜きの大時計通りに出る前に、物凄く家の間隔の狭い、一人がやっと通れるような極端に狭い路地もあった。
 西に向かって時計塔の近くにはゴシック様式の[裁判所]があり、フランス革命時までは議事堂であったという。大時計通りの[時計塔]は、16世紀のルネッサンス様式で、ルーアンは羊毛で栄えたので羊毛のデザインとなっている。時計の針は短針1本しかないが、当時は周囲の文字盤が廻っていたという。月の満ち欠けや曜日を表す所もあるという。ガリア・ローマ時代からここには門があった。
 更に西へ行くと、[旧市場広場]があり、ジャンヌ・ダルク火刑の場所で、現在は名誉回復の十字架がある。又1979年に出来た[ジャンヌ・ダルク教会]もあり、屋根がノルマンディの船の形を表す独特なもので、広い会堂にはルネッサンス時代のステンドグラスが一面に展開していて内部も明るい。
 その後フリータイムとなり、セーヌ川を眺め、劇場とその前ににコルネイユの像を見る。
 12:00昼食、TAVERNE DE VIEUX ROUEN(ミックスサラダ、サーモン、フルーツサラダ)
 13:15出発、バスで花の都パリへ向かう
 
(パリ)
 15:10オペラ座の近くの4つ星ホテル・スクリーブに着く。
 夕食までフリーとなり、まず[オペラ座]に入り、天井のシャガールの絵などを確かめ、次いで今まで中に入る機会のなかった[マドレーヌ寺院]の中に初めて入った。コンコルド広場からリボリ通りを歩き、ルーブルから地下鉄で戻った。
 19:30夕食、ホテル(甘海老カクテルサラダ、サーロインステーキ、チョコケーキ、珈琲)
フランスへ来て初めて食後にコーヒーがついた。尚ここでドライバーのジャン・ノエル君とお別れとなったが、素晴らしい運転で2,600kmの快適なバス旅行であった。
 本日の歩行数25,000歩、オペラ座近くのスクリーブ・ホテルに泊まる。

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