Architecture

近代から現代に至る建築史

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ウィーン市庁舎
 ドイツ方面でも同様の動きがあった。イタリア・ルネサンス式のものには、フリードリヒ・フォン・ゲルトナーのミュンヘン国立図書館が有名である。また、写真のウィーン市庁舎はフリードリヒ・フォン・シュミットによる作品で、ルネサンス式のディテールを持つネオ・ゴシックの建物であり、後期ロマン主義の代表作といえるものである。他にもバロック様式で作られたものとしてはゴットフリード・ゼムバーのウィーン王立劇場などがある。
 
ウィーン市庁舎

 1776年独立宣言を行ったアメリカ合衆国は、急速にその施設を整えることとなった。もちろん、その初期にはヨーロパ諸国の建築家が渡米して活躍することとなった。
 古典主義の代表作としては写真の「国会議事堂」(1792〜1828)があり、ウィリアム・ソーントンらの手によっている。また中央のドームと翼部は1851年〜65年にかけて、トーマス・ウォルターによって作られたものである。
アメリカ合衆国国会議事堂
アメリカ合衆国国会議事堂

ボストン トリニティ教会
 アメリカでも19世紀末になると、折衷主義的な建物が多く、パリで学んだ者の勢力が強くなっている。ヘンリー・ホブソン・リチャードソンもその一人で、その作品であるボストン トリニティ教会堂(1873〜77)はロマネスク風である。他にはチャールズ・マッキム、ウィリアム・ミード、スタンフォード・ホワイトの3人がおり、古典主義的な折衷様式を建築している。代表作はボストン公共図書館などである。これに対抗する動きとして「シカゴ派」なるものが出てくることになる。
 
ボストン トリニティ教会



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