蘇った伝統工芸
金杢目金(
きんもくめがね
)ってなに?
三百年の時を越えて蘇った幻の金属工芸、
「
金杢目金
」
について
金杢目金とは
金を主体とし、銀、銅、赤銅、などの素材の板を数十枚交互に重ね合わせて積層し、高温の炎の中で沸し付け(鍛接)を行う。さらに鍛金、掘削、鍛圧延等の作業を繰り返しながら、金を含む幽玄な杢目模様を浮き立たせた薄い板状にするという、世界的にも類を見ない秀麗な模様を有する金属素材を使用した、
秋田を発祥とする
伝統工芸品。かつては刀装具などに使用され、全国の諸大名、高級武士などに人気を博した。
秋田県文化財
一般庶民には目にも触れる事のなかった高級宝飾具だったこともあり、また、全国にも現存するものが極端に少ない為なかなか目にする事が出来ない状況にあるが、
秋田県指定文化財 金鍛金張合地「 小柄 」
などに当時の文化と技術力の高さを偲ぶことができる。
失われた技法
溶融温度の極端に違う金属素材同士を、
その金属の性質を保ったまま積層構造として融合
させるという現代の最先端工業技術をもってしても困難な特殊技法であった為、当時においてもその技法は秘伝中の秘伝とされ、口伝のみにて継承され、また、文献なども一切残されていないなど、
途絶えて久しい幻の技法
であった。後にその技法の再現を目指して、幾多の名工、研究家、海外の工芸関係者が挑戦を重ねたにもかかわらず、ついにその秘密は解明されないままに今日に至っていた。
更新日2003/5/10
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