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私のベスト10
映画 アクション

2004/12/31    第1位  ナバロンの要塞 監督 J・リー・トンプソン
61年 米
 1943年当時、ドイツ軍はエーゲ海を完全に制圧し、ケーロス島の英軍の救出作戦はナバロン島の断崖の洞窟に設けられた巨大な2門の大砲により阻まれていた。そんな時、フランクリン少佐(アンソニー・クエイル)は、ナバロン島南部の400フィートの絶壁を登って要塞に潜入し、爆破するという不可能とも思える提案を出した。この案により、特攻隊が組織された。少佐の他に、登山家のマロリー(グレゴリー・ペック)、スタブロウ元ギリシャ軍大佐(アンソニー・クイン)、爆薬の専門家ミラー伍長(デヴィット・ニーヴン)、ナイフ使いの名人ブラウン無線兵(スタンリー・ベイカー)、ナバロン島出身のパパディモス一等兵(ジェームズ・ダーレン)の面々が集まった。
 難攻不落のナバロンの要塞を爆破するために不可能とも思える作戦を立て、実行する6人の男達の冒険談。極めつけは、400フィートの断崖を登る場面と、最後の要塞爆破シーン。グレゴリー・ペックとアンソニー・クインの確執と和解、デヴィット・ニーヴンのユーモラスな仕草が印象に残るアリステア・マクリーンの原作をJ・リー・トンプソンがダイナミックに監督した戦争冒険活劇の傑作。
 
2004/12/06    第2位 フレンチ・コネクション 監督 ウィリアム・フリードキン
72年 米
 フレンチ・コネクション(マルセイユとニューヨークを結ぶ麻薬取引のルート)を追うポパイと呼ばれるドイル刑事(ジーン・ハックマン)と相棒のルッツ刑事(ロイ・シャイダー)の物語。犯人との駆け引きが巧みな地下鉄構内の追跡シーンや、ポパイを好演するジーン・ハックマンのタフガイぶりが見所だが、最大の見せ場はなんと言っても、映画史上最高のカーチェイスシーンと言われる高架線下の追跡シーン。これだけでも一見の価値あり。噂ではこの撮影、交通遮断せずに、スタントマンが実際に車線を逆走して撮影したカットも含まれているとか。原作は実在の麻薬課刑事の体験に基づくノンフィクション小説。とにかくリアリティ重視の徹底したドキュメンタリー・タッチで描くクライマックスから意外なラストへの展開も見事な、これぞ本物の刑事映画。71年アカデミー賞で作品、主演男優、監督、脚色、編集の5冠を獲得した傑作アクション。 75年にジョン・フランケンハイマー監督でパート2が作られたがパート1には及ばなかった。
2004/10/27    第3位 ダイハード 監督 ジョン・マックティアナン
88年 米
 クリスマスイヴの夜、ロスの超高層ビルがハンス(アラン・リックマン)をリーダーとする11人の西独テロリストグループに占拠された。たまたま現場に居合わせたニューヨーク市警の刑事マクレーン(ブルース・ウィリス)は、孤立無援の中、たった一人でテロリストたちに戦いを挑む.。典型的な巻き込まれ型の主人公が「なんでクリスマスにこんな目に合うんだ」と泣き言を言いながらも、決して諦めずに戦う等身大のヒーローとして大活躍。時々流れるベートーベンの第九がクラシックな味を添える傑作アクション映画。張り巡らされた伏線、犯人たちの意外な正体、爽快度満点のクライマックス、粋なラストシーンなど、この完璧な脚本には感心すること間違いなし。文句無しに80年代最高のアクション映画。
 閉鎖されたビルという限られた空間で繰り広げられる絶対に死なない「ダイ・ハード」マンの奮戦に大満足。第2作はワシントンDCのダレス国際空港を舞台に、第3作はニューヨークを舞台にしてのマクレーンの活躍が楽しめるがいづれも第1作には及ばない。
 
2004/09/22    第4位 48時間 監督 ウォルター・ヒル
82年 米
 ギャンズ(ジェームズ・レマー)とビリー・ベア(ソニー・ランダム)はギャングの仲間が預かっている50万ドルを取り戻そうと刑務所の看守を殺害して脱獄する。彼らに相棒殺された刑事ジャック・ケイツ(ニック・ノルティ)は服役中の彼らの昔の仲間レジー・ハモンド(エディ・マーフィ)を48時間の期限で仮釈放させ、互いに反目しながらも二人で凶悪犯の追跡を開始する。
 エディ・マーフィは過激なしゃべりとユーモアたっぷりの軽やかな動きで存在をアピール。そのスタイルで87年の「ビバリーヒルズ・コッブス」に出演して大スターへの道を歩む。岩石のようにゴツゴツした行動をとるニック・ノルティも典型的な白人刑事を好演していたが、ジェームス・レマーが演じた凶暴な犯人の存在が光るテンポのいいノーストップ・アクション映画の傑作。続編が作られそうな終わり方で期待していたがPART2が90年にやっと作られた。PART3は無理かな。
 
2004/08/11    第5位 ロシアより愛をこめて 監督 テレンス・ヤング
63年 英
 英国情報部に、ソ連情報部のタチアナ(ダニエラ・ビアンキ)という女性が亡命を希望してきた。彼女は手土産に、最新式の暗号機を持ち出すという。そして、彼女自身の希望で、ジェームズ・ボンド(ショーン・コネリー)が派遣されることになった。国際的犯罪組織スペクターが仕組んだ、英ソ間を巻き込む陰謀との闘いを描く007シリーズ第2作目。オリエント急行でのバトルやアストン・マーチンを使ったカーアクション、様々な小道具を使ったアクションシーンが楽しめるシリーズ最高傑作。
 シリーズ第1作「ドクター・ノー」(公開時の邦題 007は殺しの番号) のショーン・コネリーは毛むくじゃらのゴリラ男という印象でスマートな英国紳士のスパイ役はミスキャストとかな思っていたが、第2作のこの映画(公開時007危機一発)でイメージが一新して、タフでスマートなジェームス・ボンドが誕生した。まるで金星人かと思わせる美貌でシリーズ最高のポンドガール ダニエラ・ビアンキもよかったがソ連の殺し屋を演じたロバート・ショーの無気味な強さはシリーズで一番の敵役。
 71年のシリーズ第6作「ダイヤモンドは永遠に」でボンド役は卒業と鬘を取ってからのショーン・コネリーは存在感のある役柄で活躍していたが83年の「ネバーセイン・ネバーアゲイン」で再びボンド役に挑戦。でも、これは良くなかったな。
 
2004/07/25    第6位 ランボー 監督 テッド・コッチェフ
82年 米
 ベトナムで特殊部隊グリーンベレーとして活躍したものの、帰国後に待っていたのは、絶望的な孤独と社会からの疎外感。帰還兵ランボー(シルヴェスター・スタローン)は、警察の理不尽な訊問に戦地での忌まわしい記憶をよみがえらせ、単身、数百人もの警官隊相手にゲリラ戦を挑むことになる。 原作はデビッド・マレルの『一人だけの軍隊』。スタローンは製作も兼ね、脚本にも参加。脱走して森の中、サバイバルナイフ1つで警官隊を制圧してしまう前半、M60マシンガンを手に入れ、町に侵入して大反撃をみせる後半…と全編にみなぎるはぐれ者の怒りが強烈だ。続編の「怒りの脱出」、「怒りのアフガン」とシリーズ化された。
 スタローンはポルノ映画などに出演しながらの貧しい生活の中、役者を目指した(この間オーディションに54回も落ちる)。73年、ハリウッドに渡り幾つかの映画に出演するが芽が出ず生活は変わらなかった。が、75年、モハメッド・アリの試合に感動し、三日間で書き上げた「ロッキー」の脚本を持って、自身の主演を条件に売り込む。これが世界的な大ヒットとなり、一気にスターダムにのし上がった。「ランボー」、「ロッキー」の2大ヒットシリーズと「クリフハンガー」が代表作だが期待はずれの作品も多い。
 
2004/07/03    第7位 燃えよドラゴン 監督 ロバート・クローズ
73年 米
 「ドラゴン」ブルース・リーの名を世界に知らしめ、アジアとハリウッドが初めて手を組んだモニュメント作品であると同時に、アクション映画史上に残る傑作。香港の沖に浮かぶ要塞島で、武術の達人を集めたトーナメントが開かれる。英国政府の要請で秘密諜報員として大会に参加した中国人青年リー(ブルース・リー)は、島で行われている麻薬密売の証拠をつかみ、主催者のハン(シー・キェン)と対決する。リーのアクションは美しい。あの筋肉にあの軽快なリズム感のある格闘シーン「アチョー、アチョー」と叫ぶ怪鳥音やヌンチャクのシーンは最高。しかしカメラに向かって1人でかまえるシーンが多かったな。ジャッキー・チェーン、チャック・ノリス、サモ・ハン・キンポーなど後にカンフー映画の主役たちがチョイ役で出ていた。
 中国映画を世界に広めることと、ハリウッド映画に主演することを生涯の目標にしていたブルース・リーにとって、本作はまさに夢をかなえる1作となったが、完成直後に急死。残念ながら彼にとっての遺作になってしまった。
 
2004/06/06    第8位 ダーティハリー  監督 ドン・シーゲル
72年 米
 サンフランシスコを脅迫する“さそり”と名乗る殺人鬼と市警察の一匹狼の刑事の戦いを描いたシーゲル&イーストウッドの代表作。サンフランシスコで屋上のプールで泳ぐ女性が何者かに狙撃されるという事件が発生した。捜査にあたるのは、いつも汚い仕事をまかされることからダーティハリーと異名をつけられたハリー・キャラハン刑事(クリント・イースドウッド)。やがて“さそり”(アンディ・ロビンソン)と名乗る犯人から「十万ドルを渡さなければ市民を殺し続ける」という脅迫が届いた。予告通り、次々に無差別殺人を繰り返す“さそり”だったが、ハリーと相棒のチコ(レニー・サントニー)はついに犯人の正体に迫る。「フレンチ・コネクション」と共に70年代に一大刑事映画ブームを巻き起こした傑作アクション。72年から88年にかけて5作のシリーズが作られて4作目はイースドウッドが監督を努めた。
 TVシリーズ「ローバイド」で人気が出始め、64年にイタリアに招かれて撮った「荒野の用心棒」が世界的ヒットを飛ばしたのをきっかけにマカロニ・ウェスタン・ブームに乗り人気上昇。その後「ダーティハリー」のハリー・キャラハン役でマネー・メイキング・スターのトップに躍り出た。以降、自らのプロダクション、マルパソ・カンパニーを率いて「恐怖のメロディ」で初監督。役者のみならず監督としても高い評価を受け、92年、自分の映画の師であるセルジオ・レオーネとドン・シーゲルに捧げた最後の西部劇「許されざる者」で念願のアカデミー作品・監督賞を受賞。また、86年からの二年間、カリフォルニア州カーメル市で市長に就任した。
 
2004/05/24    第9位 ブリット 監督 ピーター・イエーツ
68年 米
 腕利きの警官であるブリット(スティーブ・マックイーン)が、野心的な政治家(ロバート・ヴォーン)に、シンジケートをつぶすための公聴会で証言させる重要証人をかくまうように依頼される。しかし、ブリットの非番中に、かくまっていたホテルに殺し屋が現れ、担当の刑事と証人が撃たれ殺害されてしまう。事件の起こり方に疑問を感じたブリットは、政治家の妨害にもかかわらずなんとか犯人を見つけようとする。
 証人を殺した犯人を必死に追うブリット。スタントなしで時速160キロのスピードでサンフランシスコの坂道をジャンプしながら走るシーンは迫力満点でガソリンスタンドの炎上シーンも当時としては画期的だった。飛行場での撃ち合いで走っている飛行機の下にもぐり込み、耳を一生懸命おさえながら轟音に耐えるところも迫力満点で記憶に残る名シーン。
 TV映画「拳銃無宿」で人気を得て30歳の時「荒野の七人」で大ブレークしてトップスターの仲間入り。その後「大脱走」、「砲艦サンパブロ」、「パピヨン」など殆どの映画を観たがマックイーンの映画はこの一作。80年に50歳で亡くなったのは残念。
 
2004/04/14    第10位 リーサル・ウェポン 監督 リチャード・ドナー
87年 米
 最愛の妻を亡くし、自殺志願の危険な男リッグス刑事(メル・ギブソン)。その相棒は、定年間近の黒人刑事マータフ(ダニー・クローヴアー)。2人は墜落死した娼婦の背後に存在する、大掛かりな麻薬組織を捜査し始める。生きがいをなくし、危険な任務を引き受ける自殺志願男。警察内部で「リーサル・ウェポン(究極兵器)」と呼ばれるリッグス刑事が、温厚で家庭生活を愛するマータフと組む。水と油の2人によるコミカルなやりとりを潤滑油に、圧倒的なアクションが次から次へと展開する。スーパー刑事によるハードアクション数あるなかでも、金字塔の作品。現在パート4まで続編が作られいる。この作品のシリアスな暗さが続編以降はジョー・ペシを含めた3人の掛け合いに重きをおいたコミカルタッチなアクション映画に変貌しつつある。これもよしかな。
 メル・ギブソンを初めて観たのが派手なアクション満載だが内容が良く判らなかった「マッドマックス」それから「リーサル・ウェポン」4部作、「バード・オン・ワイアー」、「フォーエヴァー・ヤング」と続き昔懐かしい「マーヴェリック」は好みの映画。「身代金」はイマイチだったが「サイン」は面白かった。出演作の半分くらいは観ているが話題の監督作品「パッション」はどうしようか迷っている。

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