◆実 践◆
児童に発想させる場合、いくつかの支援方法を試みました。(1)言葉による発想支援
例・・・・ 雲の上にある宮殿には何で行く?
水玉模様の山に住んでいるのはだれ?
見たこともない動物を探そうよ。
虹色のケーキの味は? などなど・・
※いろいろな言葉を組み合わせて、児童の想像の世界を広げさせます。こういった発想支援は、図工科に限ったことではなく、どちらかというと生活全体に関わって育てることが必要ですね。もし、上のような質問を児童にしたときに、即答できるような子は思考が柔軟です。そしてきっと心も開放しているでしょうね。
(2)条件を設定した発想支援
@鉛筆を二本持って友だちの顔を描きます。あえてきっちり描かせないようにするのです。そうすることで児童間の技能差が少なくなり、安心して様々な活動に取り組むようになります。そして、そこで児童の自由な発想がわいてくるのです。
A「ゆらゆらメガネ」これは10p四方の透明セロハン2枚の間にアラビックノリを入れ挟み込みます。回りを厚紙等で囲い出来上がり。バケツに張った氷を持っているところを思い浮かべてください。向こう側を見るとゆらゆらと変な形に見えますよね。それと同じだと考えてください。下の左の写真は「ゆらゆらメガネ」を通して見た世界を絵に描いています。本物を見ても本物とは違うような絵になってしまいます。友だちの顔を描いてもくしゃくしゃな絵になるんです。わざとそうすることによって、様々なことに気づき、考え、発想するようになってきます。
B「イメージレンジ」これは発想をふくらませるときによく使います。下の写真を見て下さい。まずもとの形をイメージします。その形が、雷にあってどうかわったか。次に台風にあってどう変わったか。そして洪水でどうかわったか。くるくると回りながらイメージをふくらませていきます。もとの絵が残っているので、描きやすいこと、発想しやすいことが特長です。できあがった絵がどんなものになるか、あまり気にせず、どんどん発想を絵に付け足していくことがよいと思います。もうこれでいいとなったら「チン」と言います。だから、レンジ。
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◇コーヒーブレイク◇ 児童にとって図工は本当に好きな教科です。その理由の一つには「自由」だから、というのがあると思います。自分の思い通りにできる喜び、これを体感させなくて図工を学習したとは言えません。ただし、間違えないで下さい。自由というのは何をしてもよい、勝手にやってよいということではありません。児童に主体的に判断させる選択の幅を広げるということです。
左側には実践等かきましたが、大切なことは日々トレーニングということです。児童の小さな気づきにも耳を傾け、受け入れてあげる環境がとても大切です。そして、発想を育てるということは体験がとても重要な要素となります。自分が今までしてきたことがベースになるわけですから、日頃の学校生活での体験活動を低学年からしっかり行わせることが必要です。
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