今回はアピストグラマが綺麗になる理由として餌について書きたれたいと思います。
しかしながらこの部分はあくまでも自分の推測の部分が多く確信を持て無い部分でもあります。
なので仮説という線が濃いのでご理解いただくようよろしくお願いします。
1.餌をどう供給するか
まず屋外飼育では室内のようにアピストグラマに意図的に餌を与える事はありません。
自然に沸く微生物、ミジンコ、藻類、その他生物などを餌にして飼育するわけです。
ケースに水を入れて太陽光に当てて数日そのままにしておくと藻類が発生し水が緑色に変色します。
この緑色の水は植物性プランクトンが発生していることを示します。
その後、この植物性プランクトンを捕食する動物性プランクトンが発生します。
しかしグリーンウォーター化まではするのですがその後変化が無く水が腐るということが多々あります。
そのために一応ソイルなどをいれてミジンコが沸く環境を作るわけです。
まずは前回でも述べたとおり事前に水生植物を準備し直射日光を避ける環境を作ります。
そうしないと水質が悪化し微生物もまともに生きることができませんし発生も非常に困難になります。
お勧めの底床はビオソイルでその他に荒木田土、赤玉土でも大丈夫です。
ほんの一握りケース内に投入すれば休眠卵からミジンコなどの微生物が発生します。
自分の場合はアマゾニアとビオソイルなどを混ぜた物を薄く敷き対処してます。
上記の底床はミジンコなども発生しますが植物も発生しますので一石二鳥と言ったところでしょうか。
たまにレアな水草が発生したりするので面白いです。(ホシクサなど)
グリーンウォーターもミジンコなどが沸けばあっという間に透明な水になります。
微生物やプランクトンによる食物連鎖によって生きた水を作ってくれるわけです。
そこに水生植物が酸素を供給しミジンコも活発に繁殖します。
このバランスが重要です。
2.餌によるアピストグラマの変化(仮説)
では本題になる餌によるアピストグラマの変化について自分なりの考えを書きたれます。
ここからは憶測、想像、仮説の域なのでご理解ください。
タイトルからわかるとおりアピストグラマが餌を捕食する事によって体色がどう変化するかということです。
―ミジンコ
ミジンコ:節足動物門 甲殻類 鰓脚目
季節を通じてミジンコを観察すると水温によってミジンコが変化する事がわかります。
どのように変化をするかというと真夏の高水温時に低酸素条件下におかれるとヘモグロビンを合成し体色が赤く変化します。
この赤色に変化したミジンコを捕食したため少なからずともアピストの体色に変化が表れたのでは思われます。
赤色のミジンコを捕食したといってアピストグラマの体色で赤味が濃く出たとは言い切れません。
しかし体色の変化に少なからずとも刺激を与えた事は間違いないと思われます。
この変化に与える要因については下記の<―藻>で説明されてます。
ミジンコの体色を赤く保ちアピストグラマに体色を変化させたいからといって常時高水温を保つとミジンコは死にます。
もちろんアピストも同様です。
ある程度水温に変化があればミジンコも生きていけます。
逆に言えばミジンコが赤く変色するということは高水温により低酸素状態になり生命に危険を感じているといっても良いのでは無いでしょうか。
なのでミジンコの体色変化はケース内の環境状況を把握する目安にもなります。
―藻
真夏の高温期になるとケース内に色んな藻類が発生します。
@珪藻−ケース面や水槽内の半割れ植木鉢に付着している水苔あるいは水垢とよばれるものが実は主として珪藻から成っています。
A緑藻−アオミドロなど
B藍藻−アオコなど
藻類などは水質がある程度よければ異常発生はしませんがそれでも室内に比べれば多いいです。
自分は特に発生しても気にせず放置します。
なぜ放置するかというとケース内を観察するとアピストグラマが藻類を啄ばむ姿を見ることが出来ます。
要するに餌として藻類も十分活躍していると思われます。
しかし藍藻だけは悪臭を漂わせるので出来るだけ除去します。
ここで注目する点はアピストは植物性の餌も摂取しているということです。
通常、室内で飼育すると藻類は嫌われ者で除去されがちです。
室内ではあまり植物性の餌を食べる機会がありませんが屋外だとミジンコの量が減るなど動物性の餌が減少するとアピストは藻類などの植物性の餌をしきりに食べるようになります。
アピストだけではなく魚全般に言えることですが体色の黒い色はメラニンで太陽光の刺激を受けて発生し、赤や黄色はプテリジンやカロテノイドで餌から摂取されます。
特にカロテノイドやプリテジンは上記のミジンコからも摂取されますが植物性の餌から多く摂取されるのです。
普段室内では嫌われがちな藻類もアピストグラマの体色に変化をもたらす重要な役目を果たしているのではと思われます。
―その他
飼育環境の整ったケース内では基本的にミジンコ、藻類、その他水面に落ちてくる虫などを捕食しています。
しかし環境の整ってないケース(*第2回で記した飼育環境2参照)は水質が悪くて富栄養化しミジンコの発生率も低いです。
藻類も殖えまくりです。
でも水質の悪い環境でも餌となる生物が現れます。
それは蚊です。
幼虫のボウフラが餌になっていると思われがちですが沸いても直ぐ捕食されるか沸く前に卵が捕食されるようです。
特に産卵のために水面付近に来た蚊の成虫をアピストグラマが捕食します。
飼育環境の整ってないケース(*第2回で記した飼育環境2参照)のアピストが大型になるのはこの高蛋白な蚊という動物性の餌を捕食し、蚊を捕食する時以外は必要以上に遊泳せず運動量が活発でなかったためなのではと思われます。
4.まとめ
餌と体色の変化について整理しますと以下の通りです。
餌(ミジンコ、藻類、植物性プランクトンなどの微生物)の摂取
↓
プテリジン、カロテノイド
↓
赤色、黄色に体色が変化
飼育環境さえしっかり整えてあげればアピストグラマの体色に変化をもたらす餌が太陽光の照射でバランスよく保たれるわけです。
その他にも屋外飼育がアピストグラマを綺麗にする要因は多々あると思われます。
その他要因については今後の課題として引き続き模索していきたいと思ってます。
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