BACK


 4   Apistogrammaの産卵1
 
アピストは美しさもさることながらその繁殖形態に魅力を感じ飼育する方が多いいはずです。
では、その繁殖形態をこの目で確めるためにはまずは産卵させなければなりません。
今回は産卵をする条件、環境などを簡単に記したいと思います。
 
1.水質
といっても水質は幅が広くここではpHの変化と産卵の関係を中心に記したいと思います。自分の経験では産卵する上で水質が一番重要だと思います。
アピストの自生地とまったく同じ水質に水を作ろうとしても、やはり無理があり、どれだけ水質を近づけてあげるかが産卵へのきっかけを作る要素だと思います。
また、アピストは種類によっては異なる水質で生活しており、ただ闇雲に弱酸性の水質で飼育すると繁殖するわけではなく、やはり現在飼育しているアピストの生息域を把握し飼育することが重要になってきます。
たとえばネグロ川水系上流〜中流域のpHは非常に低くいです。種を上げていえば、エリザベサエの生息域はpH4.2〜4.9前後で日本では考えられない水質に生息しています。
グッタータなどはpHが高めでなおかつ水10リットルに対し塩5mgを入れると良く産むし、レガニ系もpHが高い水を好みます。
事実、我が家のマクマステリーは雌の体色が繁殖モードになって一ヶ月になりますが産卵しません。pHが5.5と低すぎたせいかもしれません。
あとリオタピチェも産卵を誘発させようとpHを多少落としてみたところ個体自体が調子を崩した経験があります。
 
2.ペアリング
自分は水質さえ合えばペアリングはほとんど上手くいくのではと思います。
しかし上手くいかないPrはとことん上手くいかない場合があります。
アピストが繁殖する条件は心地よい環境かその逆の最悪の環境下で子孫を残そうとする本能など色んな条件が考えられます。
相性なんて事も聞かれます。
まずは隔離して雌に栄養をつけさせて雄とお見合いなんて話も良く聞きますが、水質が合わなければ繁殖を誘発するとこが出来ず体力のある雌が雄を虐めて、ひどい時には雄が死に至る事もあります。(この逆も考えられる。)
これでは雌に雄を虐めるための栄養補給を行っていることになります。
水質さえ合えば隔離中の雌が雄もいないのに産卵なんてこともあります。
その後、焦って雄のいる水槽に雌を移すと水質が合わなくて産卵せず、このペアはだめだ、雄の根性なしと、あきらめてしまうパターンがあります。
 
あと自分が思うに年中同じ水槽に雄雌一緒に飼育するのはあまり良くないと思います。
現地では年中、雄と雌がじゃれあっていることはなく、結構離れて暮らしています。
ワイルド物が入荷したけど全部雄ばっかりだったというのも、このためだと思われます。
ではなぜ年中雄雌同居はよくないかというと産卵後稚魚の状態があとに産まれた個体になればなるほど良くないように思われます。
また産卵を繰り返し行うと寿命も短くなるようです。
自分もバエンスィ(旧インカ50)で経験しましたが良く産むので調子に乗って稚魚採りに燃えてた頃、あとに生まれた稚魚が最初に生まれた稚魚に比べ成長も遅く多数死んでいきました。
親魚の状態も日に日に悪くなり仔育てをまったくしなくなりました。ペアリングが上手くいったとしてもインターバルが必要なのは事実のようです。これは人間にも言えることでは?
 
3.飼育環境
ベアタンク、オバーフロー、水草水槽で混泳等色々あります。とりあえず上記の様に水質が重要なキーポイントなのでPr別の単独飼育がもっとも好ましいと思われます。
多種のアピストを飼育している場合、水槽別にその種にあった水を作ってあげることが重要かと思います。
オーバーフローで多種飼育していると産卵するアピストが偏ることがあります。
それはその種だけ水質が合い、他の種には合わなかったからだと思われます。
水さえ合いペアリングが上手く行けばベアタンクに2.5号の植木鉢を一個入れておけば産んじゃいます。
自分は鑑賞面も考え底床と水草、流木、2.5号の植木鉢を入れています。
 
以上、こんな事を意識して飼育すればとりあえず基本的に産卵まで持ち込めるでしょう。


PAST INDEX FUTURE



BACK