法話


坐禅
坐禅
 姿勢をのばし、息を整え坐禅する。そうすると自然と心が穏やかになります。坐禅をする間は、『数息観』という呼吸法を心がけます。数をかぞえて息を観る--と言うように、呼吸をヒトーツ、フターツ・・と心の中でかぞえます。一から十までいくと又、一にもどる。そのくり返しです。腹式呼吸といって、おへその下辺りに息を入れるようにしてください。吸う息は短く、息を吐くときは慎重に、ながく深く吐くように・・
 
 
 私たちは生きている間、必ず呼吸しなければなりません。一日一日を生きていられるのは地球に空気があり、寝ていて意識のない間も呼吸しているからです。この当たり前なことが実は、大変有り難いことなのです。呼吸のひとつ・ひとつ。でも次の呼吸、その次の呼吸ひとつが必ず出来るとは限りません。
 戦争中のお話でよく空襲爆撃に遭い、一緒に逃げていた友達や家族が亡くなった。自分は2・3歩だけ後ろにいただけで生き延びることが出来た。というお話をよく聞きます。このような非情な体験を目の当たりし、人は『生きる』という事を再認識させられ衝撃を受けます。呼吸し生きていられることの有り難さを省みざる得なくなります。
 毎日坐禅を組むということは、なかなか難しいと存じます。ただ一日一日の中に、静かに呼吸し、息を整える。そして吸ってはいた、その息の行方を慎重に見つめる。このようなゆとりのある時間をつくられてはいかがでしょうか?
 
 
 
 

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