今年もとうんじーあしびの季節がきた。
「スコーレでは1つの宗教によった、クリスマスパーテイはやらない」
これが初年度、ホッシーの言った一言だ。
例えばそのネーミングで排除されてしまう誰かがいるかもしれないから。で、かわってみんなで集まるパーテイをとうんじーあしび(冬至遊び)と名づけた。
夜間中学の生徒や、その家族も含め、スコーレ関係はこんなに人がいるの?と思うぐらいの人ごみ。
タイ語の歌あり、インドネシアの踊りあり、片スミから聞こえるのは中国語・・・とこれまた多国籍。
有志の出し物もあるのだけれど、やっぱり各学年ごとのメンバーの出し物がおもしろい。このメンバー全員で何ができるのかーを考えた末に出された出し物に、びっくりする。
皆、他者を楽しませることに知恵をしぼっている。
「僕にはこんな才能ないなー。いやーすごいパワー。ふつうのとこでは、パワー出すとこ違うよって言われちゃうかもしれないけど」
怪人サトウ君がしきりに言う。
毒ヘビとたわむれ、カメと格闘し、サメのアゴが宝物のサトウ君は、一人で山の中にこもれ・・・と言われても平気。でも何かパフォーマンスをせよ・・・と言われたら逃げ出したいそう。
「この場に自分がいるってことだけで、自分をほめてあげたいもの」
さらにサトウ君がこんなことを言うので笑ってしまう。
僕も似たような感覚がある。昔から集団で何かをすることも、何かを集団でしているのを見ていることさえも苦手だった。
そんな僕らをも巻き込むパワーが生徒たちにはある。
ちなみに僕も事務局チームで「芸」をさせられた。ホッシーやスギモッチらとパラパラを踊る(はめになる)。
来年、サトウ君が踊っていたら、これはまた何よりおかしいと思う。
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