調達政策正誤表

11    日本7月PMI(7月31日プレスリリース分)
 日本のPMI50.4と、やっと前月比プラスとなりました。景気は底を打ったといってよいでしょうか?
 中国PMIもすぐ発表されますし、米国ISMも続いて発表されます。少なくとも、それを見る必要はあるでしょう。
 
 しかし、いずれにしろ、カンフル剤的な景気刺激策の結果ですから、楽観的判断はしないほうがよいとは思います。
 
 中国、米国を見て、またコメントします。
更新日時:
2009/08/01
12    資材費2,000億円削減
 7月28日、NECの表題政策を日経新聞が報じる。
 
 NECは02年2月、「2年間で30%コスト削減」を目標とした資材費削減プロジェクトを実施している。今回は、「前期比10%削減」。施策の内容は大幅に異なっており、今回は先回よりは具体的な施策が並んでいる。
 
02年の施策(当時のプレスリリースより引用)
1.e-プロキュアメント
2.戦略購買
3.開発購買
となっており、構造改革的なアプローチ。
 
今回は、
「グループトータルの部品や原材料の集中購買」を柱とした具体的なもの。
 
 具体的施策は好ましい。一方、驚きもした。NEC程の巨大企業が、鋼板や樹脂などを集中購買していなかったとは。
 
 02年の施策は冷ややかに見たけれど、今回は具体的で好ましい施策だと思う。
更新日時:
2009/07/30
13    富山の薬売り方式
 6月26日金曜日のWBSで、日本航空がボーイング社と「富山の薬売り方式」を採用しているとの報道あり。
 
 かねてより、「近年、日本人はこの方式をVMIと称するようになった」と嘆いていたが、少しすっきり。
 
 ソニーではこれを永年、「コック倉庫」と称していた。水道の蛇口をひねるといつでも水が出るがごとく、部品がいつも揃っている倉庫という意味。ただ、93年ころに、「コック」は米国人には具合の悪い言葉であるため、違う表現にした。
 
 「コック倉庫」はソニーが言い出した言葉と聞いてはいるが、定かではない。松下幸之助さんの「水道哲学」にヒントを得たのかも知れない。一般用語としては「預託倉庫」「預託方式」という。まぎれもなく「富山の薬売り方式」である。
 
 インターネットを活用した「富山の薬売り方式」がVendor Managed Inventory と米国人が言い、それを日本人が汎用的言葉として使い始めている。もし、日本が戦争に勝っていたら、VMIと言っているだろうか。あるいは、数字に3桁ごとにカンマ(,)を打っているだろうか。日本人なら4桁ごとだろう。
 
更新日時:
2009/06/27
14    価格交渉の大義名分
 私の交渉セミナーでは、価格交渉時の大義名分の重要性を述べている。
 
 多くの場合「大義名分のつもり」にとどまっており、さっぱり説得力を持たない。ちなみに、大義名分という意味には、「やましくない口実」というのがあるが、それが、やましい口実にしかなっていない。
 
 たとえば、「今期利益が出ないので、何とか値引き協力してほしい」などはその典型である。受ける立場に立てば、「わが社の方が苦しい」「お宅の経営努力の問題だ」などの言い訳は可能である。
 
 さて、こういう「やましい」大義名分を見ていると、苦しい時には「まずは自社努力」ということになっていない。他に努力を求めるという、そのことを「協力」という言葉に置き換えて平気でいる。冷静に考えると不思議なことだ。それが、能率や効率を追求する立場の組織においても起きている。そして、そういう組織ほど、相変わらず贅沢をしていることには気がつかない。
 
 少なくとも、大義名分はしっかりしたものを考えましょう。あなたのはいかがです?
 
更新日時:
2009/06/15
15    中国のPMI
 昨日の日経新聞朝刊(6月2日)で、多分初めて、中国のPMIを紹介。
 まだ、日本のPMIが取り上げられた記憶はありません。日経新聞にとっても必要なデータだと思うのですが。頑ななことです。
 しかし、各国のPMIが取り上げられ始めたのは歓迎です。
 
 ところで、「景気は底を打った」という政府見解のようですが、判断時期としては早すぎるように思います。
 確かに、中国のPMIを見る限りは底を打ったようですが、これもカンフル剤を打ってのこととすると、もうしばらく様子を見たほうが良いのではないでしょうか。ましてや、日本においては。
 
 景気減速判断は遅きに失し、回復判断には焦りが感じられ、さて、こういう環境で、調達部門はどの様に動けばよいのでしょう。
更新日時:
2009/06/03

PAST INDEX FUTURE

戻る


Last updated: 2009/11/17