<はじめての外へのお散歩> 2.24(金)曇り 入院365日目
入院からちょうど1年が経過した。過ぎてみればあっという間かという風にも感じる。
しかし長い長い1年だった。
I医師より月曜日に予定されているMRI撮影終了後、退院はいつでも良いとの回答有り。
まあいつでも良いといわれても、ダンナが迎えに来てくれないと無理だし荷物も半端な量ではないので熟慮することにする。
I医師に学校復帰に向けて先生方や関係者に理解を求めるための意見書を書いていただけるように依頼する。
おおむね学校生活において、体力面での配慮のみお願いすれば何も制約はないとのこと。
午後リハビリの後そのまま大学構内を散歩
外の空気は久しぶり。本当は構内だけの約束だったんだけれど、すぐ横にある公園にも
こっそり寄ってきた。
久しぶりの滑り台 久しぶりのブランコ !!不安いっぱいだったけれど結構出来た。
とてもとても楽しかった。
おやつの時間ギリギリに帰着。疲れすぎておやつが進まなかった。
プレイルームもオッケーとなったので(もう治療が終わったから普通でいいよとI医師)
最近入院してきた脳腫瘍のTくんと遊んだ。男の子だけれど走り回るタイプではないやさしい
お兄ちゃんなので ayaも抵抗なく一緒に遊んでいる。
Tくんは1年間の入院生活ではじめてであった脳腫瘍のお子さん。
ちょうど入れ替えになるのは残念だが、Tくん母と入院生活や学校のことなどいろいろ話した。
<担任T先生 来室> 2.25(土)晴れ 入院366日目
午前中昨日行った公園にお散歩。今日はNsに宣言して出かけた。出入り1時間半。寒かったが昨日より大胆に遊んだ。
昨日は躊躇したターザンロープにも乗ってみた。楽しかった。
”怪我をしても横が病院だからいいよね〜。風邪を引いても今なら病院だから良いよね〜”
なんて話しながら遊んだ。
担任T先生訪室 学年の〆のクラス文集にayaのものも載せるために原稿用紙を持ってこられた。
治療終了を改めて報告。ちょうどM医師が先日お願いしておいた意見書を持ってこられたので直接手渡した。
”学校復帰に関して何ら問題はないこと。薬の服用もないこと。運動制限はないこと(ただし体力面での配慮はしてほしい事)
学習面に関しても、日々学習習慣が付いているので問題がないこと。外来通院は土曜日を予定しているので学業に差し障りはないこと。体力面でもここ2ヶ月のリハビリでかなり回復してきていること”などが盛り込まれていた。
T先生が帰られるときに、玄関まで一緒にお見送りして現状を見ていただいた。
疲れると足を突っ張った歩き方になるが、随分スムースに歩けるようになったと思う。
夕方Tくんとプレイルームでジェンガやオセロ 折り紙などをして遊んだ。
外来診察が正式に土曜日に決定。学校復帰は好中球が1000を超えていればすぐにでもオッケーとの回答。小児科はI医師が診察 脳外科は今までどおりA医師に決定。最初は2週間に1度くらい。
血液データが落ち着いてくれば間隔をあける。MRIは当面3ヶ月に1度撮影。
ふだんの風邪などの症状の時は、近医受診で良いとの事。
近医への紹介状を依頼する。しかし入院時かかりつけの小児科を持たなかったayaはどこに行くべきか大いに悩む。
<退院に向けて> 2.26(日)雨 入院367日目
退院に向けてNsを捕まえては写真撮影をお願いしている、母。思い出が多いもの・・・・
午後ダンナが来て荷物を少し持ち帰ってもらった。母の中では明日のMRIが終わらなければ、本当の意味での踏ん切りが付かない。
何ともなければ3.3(金)ダンナが有給をとって迎えに来て退院することに決めた。
おひな祭りの日だし、平日だからNsもたくさんいる日だから良いかなって思って。
食事量7割強
<MRI撮影> 2.27(月)曇り 入院368日目
午前MRI撮影に向けて点滴開始。
しかし午前の予定が押してきていて撮影開始が3時になった。末梢から久しぶりの点滴で自由が利かず少々お疲れ。
自分で点滴台を押してMRI室に行った。”歩きにくいね〜〜〜”と一言
夕方速報で播種ナシ 退院オッケーの回答有り。本当に安心した。やっと気が抜けた。
<看護学生さんとの再会> 2.28(火)曇り 入院369日目
午前中学校に提出する文集の清書 すぐに郵送。
午後ayaを受け持った看護学生さんたちが5人でやってきた(6人のうち一人は都合により来れなかった)
彼女達も国家試験を終了し3.3の卒業式までのつかのまのひと時の様子だった。
しかし卒業式とayaの退院の日が同じ日だとは奇遇。
プレイルームをしばし占領してトランプなどに興じた。
学生さんから寄せ書きのプレゼント。
みんなと記念撮影。とても楽しい日だった。
<退院診察> 3.2(木)晴れ 入院371日目
RBC388万 Hb11.1 WBC2640 好中球1502 血小板20.4万
好中球も余裕で1000を超えている。明日はいよいよ退院の日。
午後A医師より退院に向けてのムンテラ
実は以前からMRIの画像が見たいとお願いしてあったのだがそれを実現させていただいた。
小児科I医師 M医師同席
MRI画像は術前と最終のものをデジカメに撮影させていただいた。
もしも再発した時はどのように対処されるのかを質問
”オペで摘出と放射線 その時のベストを尽くす”との回答
その他に全脊椎への放射線治療が出来なかったことが気がかりだったので、それを質問
”それはやはり医師サイドも気がかりだったが、ayaちゃんの全身状態を見ると強行することは出来なかった”との回答
”今までの検査で播種が認められていないので、たぶん大丈夫でしょうとの答えしか出来ない”とのこと。
この1年精一杯の配慮を頂いて治療を受けてきたという思いがあるので、今は全面的にこれを受け入れることが一番だと感じた。
夕方小児科退院診察
”やっとayaちゃんの退院診察に来れたよ・・・”とDr皆さんが声をかけてくださった。
A医師 今日が最後だからと夕方お忙しいのにオセロ勝負に来てくださった。 ayaの勝ちだった。A医師は結構真剣勝負だったのに・・・。随分強くなったねといっぱいほめてもらった。
脳外科I教授や小児科看護師長さんも来室してくださった。
Ns達とも最後の記念撮影。
仲良くなったTくんやYくんに折鶴のプレゼント。
ナースステーションにも最後のプレゼント。
部屋の片づけをして最後の夜。いろいろ思い出して寝付けない母だった。
<退院の日> 3.3(金)曇り 入院372日目
いよいよ退院の日。思えば1年前のこの日は腫瘍摘出オペ当日で、とても大変な日だった。
朝からウキウキ退院準備。荷物がお引越しのように多くて片付かない。
10時ダンナ到着 台車2台分の荷物+付き添いベッド 救急入り口を特別に開放していただいて何とか車に積み込んだ。
11時半 Ns達に見送られて退院へ
師長さん M医師 今日は休みのはずのG 担当Ns 他たくさんのNsが手を止めてエレベーターホールまで見送ってくださった。
Ns達からは一人一人一生懸命に書いてくださった寄せ書きの色紙を記念に頂いた。 先日来撮っていただいた写真も写真たてに収めてプレゼントしていただいた。
エレベーターで下に下りたら、卒業式を終えたばかりの看護学校の先生が待ち構えていてくださって玄関まで荷物を持って送ってくださった。
大変だったけど幸せな入院生活だったと思う。
学校生活復帰に向けての文房具を途中のデパートで買い揃えながら、帰途に着いた。
ayaの心はもう学校に向いている様子だった。
Ns達の見送りの時も振り返ることはしなかった。
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