ayaの闘病記(母の日記)

文中の採血データについて(基準値)
RBC(赤血球数)376万〜500万 Hb(ヘモグロビン量)11.3〜15.2g/dl WBC(白血球数)3500〜9100/μl
好中球2500〜7000 血小板13.0万〜36.9万
7      化学療法第3クール(2005.7.20〜25)
<化学療法第3クール開始> 7.20(水)晴れ 入院146日目
 
本日より第3クール開始 朝まだ薬が入っていないにもかかわらず嘔吐あり。
昼食時にも嘔吐。
夜は好きなおかずでなかったこともあり、レトルトカレーをかけて主食のみ3分の一程度食べることができた。
 
午前中、学生さんと足浴  今回の学生さんは”感染予防”ということにとても心砕いてくれてayaが
ベッドから裸足でおりて病室内を歩こうとするとすかさずチェックしてくれる。清拭もとても丁寧。
 
相変わらず第2剤(シスプラチンーマンニトール)が入り始めると同時に
閉塞アラームがなり続ける。
IVH挿入のオペを担当してくださった小児外科F医師来室
ラインの固定を整えることでうまくいかないかと対策案を考えてくださった
 
母 疲れとストレスで口内炎ができる。
夜中のこむら返りも多発 運動不足もあるか???
マルチサプリメント購入
 
<第3クール2日目やっぱり閉塞>7.21(木)晴れ 入院147日目
 
昨日F医師がいろいろ対策法を考えてくださったが、やっぱり夜間の閉塞は頻回だった。
ayaは夜間も2時間ごとに300CC程排尿 閉塞アラームの対処と排尿の付き合いで母はほとんど
眠れず。
昼間もやはりなりっぱなし。とても疲れる。
抗がん剤が入っている昼間だけアイバックでの点滴からシリンジポンプで強制的に押して入れる
ように対策を講じてみてくださった。が、やはり鳴ることはなる。
Nsを頻回に呼ぶことは少々ためらいはあるのだが、もう開き直りでひたすらナースコールする。
ayaは夜中排尿に起きる以外あまり起きないのが幸い。
 
<嘔吐多発!!第3クール5日目>7.24(日)晴れ 入院150日目
 
3日目 4日目と頻回の嘔吐がなかったので安心していたのだが、今日になって突然頻回に嘔吐をするようになった。
しかも今日に限って日曜日だというのにダンナが来ない(昨日来て行った)
一日の嘔吐回数15回
さすがになんとなく母の携帯電話のゲームをしたりはするものの、
元気はない。
一日食事ほとんど取れずじまい。
 
<骨髄抑制 進む>7.25(月)晴れ 入院151日目
RBC258万 Hb7.6 WBC550 好中球313 血小板14.6万
 
嘔吐5回 ほとんど食べることができない。
辛うじて学校の宿題に少し手をつけたが、ほとんど何もできずに一日が終わった。
 
栄養部より貧血状態改善の助力になればと”鉄”入りりんごジュースをおやつの時につけることの提案あり
 
<嘔吐まだ続く> 7.26〜7.28 入院152日目〜
 
嘔吐が未だ一日5回ほど。日中は少し夏休みの宿題をやってみたり、DVDを見たりして過ごす。
28日になってやっと吐き気止め”カイトリル”を入れていただく。
もっと早く対処してほしかった。
 
<ようやく少し沈静> 8.1(月)晴れ 入院158日目
RBC234万 Hb6.6 WBC480 好中球177 血小板4.9万
 
嘔吐がようやく沈静化してきた。
骨髄抑制が進み好中球数が177となる。イソジンうがいの徹底をさせていく。
ただしayaはどうもこの味に慣れなくて、いつもひと悶着する。
薄めのからすこしずつでもやることを約束する。
 
食欲は全体量の三分の一程度。
今日はビー球望遠鏡を作った。
これをのぞくと世の中のものがさかさまに見える。とても楽しかった。
病室の中は工作の道具や本で一杯になってきた。
 
<ゲーム機投入> 8.6(土)晴れ 入院163日目
 
入院以来暇つぶし対策をいろいろ講じてきた。
できるだけTVは見せたくなかったから、本を読んでみたり、折り紙をしてみたり、工作をしてみたり。
パソコンでDVDをみたり、ゲームをしたりもした。・・・でもそろそろ飽きてきた。
当のayaはやっぱり母の携帯を取り上げてゲームをしたり、M医師にお借りしたゲームボーイとかを
しているのが 楽しい様子だった。
で、我慢に我慢を重ねていたのだが、”お父さんへの誕生日プレゼント”の名目で、ニンテンドー
DSなるハンディーゲーム機をとうとう購入。
とても喜ぶ。色はayaのリクエストでスカイブルー
同じく”青色好きでゲーム好き”なM医師と大いに盛り上がる。
視力低下が怖いので、時間を決めてやることを約束。
 
相変わらず夜間の閉塞アラームのなる頻度が高い
 
<とうとう二桁 MRI検査>8.8(月)晴れ 入院165日目
RBC194万 Hb5.6 WBC530 好中球90 血小板1.9万
 
好中球がとうとう二桁まで落ち込んだ。感染に対する厳戒態勢。
本人がだるいとかいうことがないのが救い。
CRP上昇もいまのところなし。
午前中夏休みの課題などをやる。
午後MRI検査 予約を入れてあったので、マスクをしっかりして人ごみをさけて予定通り撮影に行く。
速報で不変とのこと。
 
4月ごろから思いついてテレビカードの使用済みのものを集めていたのだが、とうとうトランプができる枚数が集まった。
一枚一枚にトランプのマークと数字を書き込んで、おまけにケースまで作ったらNs達に大うけだった。 これで神経衰弱なんかやったら、絶対に難しいね(笑)
 
食欲 全体量の4割程度。
夜は納豆をかけて食べたら主食は8割ぐらい食べることができた。
 
今日 明日と高校生の看護体験で廊下がにぎわっている。
ayaの部屋は感染が心配だったので入ってこなかった。
 
インターネットで”夏目雅子基金”というところで、かつらの無料貸し出しをしていることを知り資料を送ってもらうための申し込みをした。退院はいつになるのか、どんな状態で退院になるのか計り知れないが、そうなった時に 少しでもayaの負担が減れば良いなと思う。
 
<ボランティアさん> 8.11(木)曇り 入院168日目
RBC183万 Hb5.1 WBC690 好中球165 血小板3.4万
 
Hbがとうとう5.1まで低下 先生方からはできるだけ輸血はしたくないが、次回の採血でこれ以上数値が下がるようであれば輸血をしたほうが賢明であろうとの判断が出る。
(いつでも対処できるように手配済みだとのこと)
Nsもきっちり身体の状態(紫斑がでていないかなど)のチェックをしていく。
落ちないように・・・転ばないように・・・ぶつけないように充分注意しなきゃと思う。
 
夏休みに入り、看護学生さんの実習がなく二人きりになる時間が長く刺激がない。つまらない。
と思っていたところで、師長さんの計らいで元小児科病棟Ns 現保育士目指して勉強中のKさんが病棟ボランティアと して来て頂けることになった。
プレイルームで、プレイルームに出てこれる子供たち相手に紙芝居などをやったあと、個室入院の子供たちの元に訪問してくださる。
ayaもトランプをしてもらったり、あやとりを教えてあげたり楽しみにしている。
今日もトランプで7ならべをしたあと、前回リクエストしておいた”おばけのかみしばい”を読んで
もらってとても喜んだ。
貧血が進んでいる割には食欲 全体量の4割 そういつもとかわらないくらいに元気である。
 
<ビーズ> 8.12(金)雨のち曇り  入院169日目
 
実は私は前回の自宅帰りの時美容師さんにビーズつくりのキットや道具をプレゼントしてもらって
以来ビーズアクセ作りにはまっている。ayaがゲームをしたりDVDをみたりしている時とか、寝た後でチマチマ作って 自己満足したり、Ns達に見せて自慢したりしている。
前回の日曜外出時にayaにも作れるかな???と疑問に思いつつ、ワイヤーと小ビーズで作るマスコットキットを買ってきてみた。当然平面的なものであるが・・・
一つの作品を一緒に作り上げた後、ayaはすっかりはまりました。
器用にちっこいちっこいビーズを拾い上げて作品にしています。
 
<髄液検査 骨髄穿刺><訪問教育の件> 8.16(火)晴れ 入院173日目
RBC195万 Hb5.7 WBC780 好中球374 血小板15.7万
 
採血結果状態が改善しつつあるし、全身状態の所見も悪くないため、輸血は見送られることになった。
 
昼ごはんをパスして午後2時より髄液検査 骨髄穿刺  
 
入眠剤なし 開始30分前に刺入点にペインレステープ←これで本当に痛くないんだろうか???
 
(午前中からayaに私から今日の検査のことを説明 お尻のほうにチクンとしてする検査で、動くと危ないこと
そしてこれはとても大事な検査であることを言い含めておいた。)同室したいと申し出るもののやんわり断られる。
私も冷静に直視できる自信がなかったので同意する。
処置室移動ではなく病室内にて検査。廊下にて落ち着きなく待った。
検査時間約30分 Nsからの報告では泣いたり暴れたりすることはなく、淡々とできたとのこと。
抑制のために研修医2名も呼ばれていたが、ほとんど必要がなかったとのこと。偉かった!!!!
 
おやつの時間に少し食事を取った。
 
訪問教育の件 私とayaは乗り気で、師長さん、I医師の許可も頂いていたのだが
地元の小学校から”手続きはT県の教育委員会 I県の教育委員会両方にお父さん 
お母さんが出向かれて
相談 手続きに入ってください。9月からの教材はそちらからもらって勉強してもらうことになります”との回答が出た。
 
つまり地元のayaが戻る学校とは縁が切れてしまうこと???
教材などが違えば復学した時に馴染みにくいよ〜 それに親のほうで手続きをするといったって
平日に両県の教育委員会に出向くのはとっても大変
ということで、ダンナと協議の結果、退院まで今の状態 ”親子学級”+担任のT先生には
申し訳ないのだが定期的に病室訪問していただくことで、退院までを乗り切ることにした。
少々しんどい決断だが、復学時のayaの馴染みやすさを何より優先したいと思う。
 
食欲 全体量の5割程度
 
<大忙しの一日> 8.18(木)晴れ 入院175日目
 
10時 担任T先生来室 夏休みの宿題チェック(ほぼ完成していた) トランプ あやとりなどで遊ぶ。
1学期の成績表 ayaのは出席していないので出せなかったということで、先生が独自にaya特製で作ってこられたものを頂く。
照れくさかったけどうれしそうだった。お礼にビーズでブルーのねずみを作ってストラップに仕上げたものをプレゼントした。
 
先生が帰られて20分後 実家父 母来る。一緒に昼ごはんを食べる。
その後工作 病棟主任Ns Mさんから頂いた工作キット あっという間に作り上げた。
おやつの後ボランティアKさん 紙芝居 トランプ
忙しい一日でさすがに疲れた。
食事量 5割程度
 
<なぜか嘔吐> 8.19(金)晴れ 入院176日目
RBC199万 Hb5.7 WBC620 好中球260 血小板21.7万
 
昨日の疲れなのか今日は朝から4回嘔吐
夕食前カイトリル入る。
点滴T3からG3に変更
夕食は大好きなカレーだったがやはり嘔吐した。
CRP値が上がっていることもないし、原因はまたも不明。
月曜日の採血で好中球が500を越えれば、来週火曜日から化学療法第4クールに入る予定となる。
夜間点滴閉塞4〜5回 できるだけ化学療法に入る前に対策を考えておいてほしい旨申し入れる。
 
<数値上がらず やはり延期> 8.22(月)晴れのち雷  入院179日目
RBC225万 Hb6.6 WBC810 好中球340 血小板26.9万
 
予測どおりなのだが採血データ あまり上がらず第4クール開始延期。
再度来週月曜日の状態を見てからとなる。
最近は一種開き直ってゆっくりでもいいやと思ってしまっている。
ayaも同じような感じ。
嘔吐は治まっている。
 
ビーズでのマスコット作りに没頭。
一番ほしがっていたNs Uさんに魔女(笑) 担当のGさんにてんとう虫 I医師に白い犬 
脳外科A医師にマウンテンバイク F医師に男の子   一日1〜2作品づつ順当に出来上がっていく。
”夏目雅子基金”から手紙が届いた。
ayaに話すとあまり乗り気ではないのでしばらく保留にしておくことにする。
 
<病室移動> 8.29(月)晴れ 入院186日目
 
RBC256万 Hb7.8 WBC1340 好中球763 血小板26.3万
 
好中球500をクリアできたので化学療法開始決定
 
その前に病室移動の打診 
というのも現在入室している部屋は重症室で本来オペ直後や急患で個室管理が
必要な子供が一時的に入る部屋だからだ。
 
ayaは3月末に入室して以来、タイミングをのがしてしまい5ヶ月も居させてもらった。
ナースセンターは目の前だし、景色はいいし、窓際のスペースが広いからいろいろ物を置くことができてありがたかった。(隣がリカバリールームで常にざわざわしていることと、トイレが簡易トイレで母が用を足す時は廊下に出る必要があることを除いては)
 
夏休みの患者さんたちが退院して、病室がすいてきたこと、現在の状態が安定していることで病室移動決定。
今度も個室だが幾分狭い。景色も旧館が横に迫っているのでそれしか見えず暗い<
ただし、今度はちゃんとトイレとシャワーが付いている!・・・・ということで部屋移動の準備開始。
荷物があふれかえるくらいあるので、大変そうだ。
 
今日はK助教授にビーズで七色のヘビ 回診時にプレゼント。
喜んでいただけてさっそくネームプレートに付けて頂けた。
 
夜T町の花火を病室からはるか遠くだが見ることができた。
来年は地元の花火を河川敷でみたいね♪
 
食事量 6〜7割  第4クール開始に向けて良い感じである。
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Last updated: 2007/9/6