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大勢の人に
感動を与えるような
第一級のエンターテイナーの条件は
人間というものをとことん
信じきっている「大肯定」にある
表現者の心の根底に
「大肯定」がなければ
どんなに飾りが華やかで
技術が立派でも
受け取る側が
大きな解放感を味わい
深い喜びにふるえることはない
「人間は善い 人間は偉大」
この事実を知った者の
発する声だけが
人々の奥底に隠されて
蔵する命の本当の善さ 本当の偉大さを
引き出して現すことができる
またその声が例えどんな形でも
わずかに捕らえただけで
人々は本来の
素晴らしい自分に出会えて
幸福になることができる
人間の
ありもせぬ醜さや
汚さをでっち上げて
暴露したり
強調したりすることが
まるで偉いことや
正しいことのように
錯覚している表現者が
巷にあふれている
悪をどんなに追いかけても
罪をいじくり回しても
全く善くならない
泥水をかき回せば
それだけますます濁り
澄むことはない
暗闇を憎んで
暗闇をなぐってやろうと怒り
真っ暗な部屋で暴れ
もがくことにも等しい
「否定」こそ否定され
「蔑視」こそ蔑視されねばならない
闇を消したいのなら
闇がないことを知り
暗さなど忘れて
「大肯定」の明かりを一つ
心に灯せばいい
すると一瞬のうちに
もともと存在しなかった暗闇は
消え去ってしまう
私たちはエンターテイナーとめぐり会い
その表現に触れて感動し
「大肯定」の火を
自分の心に分けてもらってくる
エンターテイナーの言葉
笑顔 仕草 立ち居振る舞いに至るまで
一挙手一投足 つま先や指先にまで
「肯定」は表現される人格であって
エンターテイナーの在る所は
花のように祝福された空気に包まれる
私たちは
誰もが素晴らしい存在
しかしそれは
人間が自分もまわりも全てを
幸せにできる力を授かって
生まれついているという価値を
その事実と現実を
真から認めて肯定していなければ
人間の素晴らしさは出ない
出すことができない
出してあげることもできない
自分を素晴らしいと信じて
自分をまっこう肯定して
その実力を発揮することが
自分への愛
誰かを素晴らしいと信じて
他人をまっこう肯定して
その本当の素晴らしさを
出してあげることが
人を愛するということ
愛を生きる人がエンターテイナー
世の中に幸福と平和をもたらすのは
万民を肯定して仕える愛の奉仕者
「愛すれば愛され
生かせば生かされる」愛の法則を
自らの人生で体現する感謝の生活
それは私たちにとって本物の教師
本物の指導者 本物の表現者
例えるのなら
「肯定」は「皇帝」
真の皇帝は私欲のために
圧政を強いて
万民を苦しめる者にあらず
万民の中に神のような
崇高で威厳のある真実の姿を
いついかなるときにも
見届けてそれに仕える者である
盲目な支配の代わりに
聡明な理解をもって
万民に奉仕することが
皇帝の誠の権力である
万民の中心にこの皇帝(肯定)こそ
君臨することが国家の信条
政治は万民をもてなすべき
最大のエンターテイナーであるから
真のエンターテイナーとは
この「大肯定」の炎を
胸に燃やす表現者である
その光は
生きることの素晴らしさ
誇らしさを
知った輝きに満ちていて
その熱は
自己否定や自己限定によって
自分の実力を閉ざす嘘を
溶かして燃やし尽くす
私たちは皆
エンターテイナーとめぐり会い
そのもてなしに初めて憩い
初めて気持ちが安らぐ
なぜなら人は
自分の中の本当の自分を見届けてもらって
それにふさわしい扱いを受けたときに
初めて満足して幸せに感じるからだ
太陽が訪れるとき
広大な地上の夜は跡形もなくなり
闇に封じ込められていた自然は
山も川も海も全てがきらめき
その本当の姿を取り戻し
生き物もみんな目覚め
体温を上げて血気盛んにして
快活な活動を開始する
光は光を呼び
熱は熱を呼ぶのだ
一つの心の鐘の音は
万人の鐘に共鳴を与えて
幸福の一大和音と成す
人々は福音に集う
幸福を望み
真の自分の発露を願うのは
私たちの本能
あきらめないで
やけにならないで
心の夜に別れを告げるために
この目で光を見つけよう
この手で熱を探そう
私たちが出会いを求めるとき
それはすでに与えられている
そう 神様はいつもどこでも
完璧なエンターテイナーと
引き合わせてくれる
世の中は神縁の宝庫
私たちはその舞台の上にいる
心の部屋のカーテンを開ければ
出会いの明かりは
すぐに差し込んでくる
そう 素直に無邪気に
心から世の中の幸福と平和を
願う人には贈られる
一流のエンターテイナーとの
「出愛は神様からのご褒美」
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