2006/12/23

前立腺肥大症:治療記

高温度治療を受けて

前立腺肥大症つてどんな病気なんだろう?


この病気は、男性特有の症状で女性にはおこりません。それは前立腺が、膀胱の下(出口)にあり、くるみ大の腺臓器で、尿道を取り巻くように位置しており、精子を運ぶ前立腺液を分泌しています。
この臓器は、歳を取る(50歳以上)とその半数が肥大して、70,80歳代になると80%が排尿時に次のような症状を訴えるようになると云われています。
 
● 夜間頻尿になる
● 尿意の切迫感が起こる
● 力を入れないと尿が出ない
● 排尿した後も残尿感がある
● 尿の切れが悪くポタポタとたれる
● 尿の勢いがなくなる
 
このような症状があるため、トイレに入っても、なかなか出ないために時間がかかり、後からの人に迷惑がかかるので、仕方なく個室トイレを使ったり、尿がちびる為に、明るい色のパンツ(ズボン)が履けないという制限を受けたりします。特に夜間頻尿が顕著なため、何度も夜中に起きなければならず、少なからず寝不足状態におちいり、仕事に差し支えるようになります。以上のような症状を自覚したり、排尿困難の問題が在る場合には、現在、泌尿器科の治療は著しく進んでおり、「日帰り手術」や「高温度治療」などの優秀な治療法が開発されているので、是非、1日も早く治療を受けられるようお勧めいたします。
 
★ 診断 ★  肥大?  癌?
 
排尿困難の程度や、直腸から前立腺を指で触れたり、超音波やX腺・MRIのような画像を使って診断します。
排尿困難は流量計を使って、1秒間に何ミリの排尿があったかを調べる方法で、勢いの良い時で、1秒間に15ミリ以上あれば正常とされているようです。
尚このときに、是非腫瘍マーカー「PSA」という癌の検出立の高い検査を受けておくとよいでしょう。
この値が4NG/ML以下が基準値です。4以下でもがんの場合があるので注意が必要でしょう。
 
 治療 
 
前立腺の治療には、症状の軽い場合は、生活習慣の改善や薬物療法で充分に治療可能ですが、大きく腫れて尿道を圧迫するようだと、手術療法(主に径尿道的切除術)で前立腺そのものを電気メスで切除してしまう方法を選択します。
 
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*** キー坊の「前立腺肥大症」治療記 ***
 
★ 予兆 ★
 
平成10年頃より、夜中に何度も小便がしたくなり頻繁にトイレ通いが始まったと記憶している。したいからトイレに立つのだが、行ってみれば差ほど尿は出ないで終わりになる。だが、自分ではもう少し出したい気持ちはあるんだが、なにせいくら待っても出そうにない。そこで、やれやれと床につく。すると、また2時間持たずに、また小便がしたくなりトイレへ。しかし、前と同じ状態でチョロ球である。念のために下腹部を押してみると、尿が溜まっているのか変な気分だ。多分この頃から幾らか肥大が始まって、膀胱を圧迫していたのだろう。膀胱への刺激があるから尿意を催すという図式が成立して、やがて本格的な「前立腺肥大症」へ移行するのだと考えられる。
 
しかし、この時点では肥大による兆候とはまったく気が付かなかったし、前立腺の存在すら全く知らなかったのだ。
こんなことがあってから、インターネットで調べて、始めてそのメカニズムを知ったくらいである。
 
★ 検査 
 
毎日毎晩、こんな状態ではしょうがないと近くのS医大に出掛けて、泌尿器科で検査を受けることにした。まず直腸診があった。肛門から指を入れて前立腺の腫れ具合と癌の気配がないかを調べるためだ。その結果はしこりなどはなく、癌の疑いはまず無いだろうということだった。念のために、超音波検査をしてみようということで診てくれた。
その画像(エコー)は、肥大がだいぶ進んでいて腫れが来ていると云うことである。尿量検査でも、あまり芳しくない結果が出て、まずは薬による症状の改善を試みようということになって、「ハルナール」という頻尿などによく効く薬を処方してもらった。
 
・・・ハルナール(D錠:0.2mg)・・・
 
排尿障害改善薬
★ 排尿障害治療のα1ブロッカー薬
★ 交感神経のα1受容体を遮断して、β作用を増強することによって、高まった尿道の圧力を下げるという作用により、前立腺肥大症で尿が出にくくなた人の尿をでやすくする
★ 副作用として、血圧を下げる傾向があるので、過敏な人は急に立ち上がった時に血圧が下がってふらついたり、吐き気などをおこすことがある。
★ 血圧が下がることがあるので、危険な作業や車の運転には注意が必要である。
 
この薬を毎日朝食後に服用し、多少の改善がみられたが、それほど目に見えての変化はなかったような気がする。以後、薬は1ヶ月分しか処方されないので、無くなり次第、その都度、泌尿器科外来で尿検査を受けながら薬をもらって治療を続けた。
 
 
平成11年7月
薬の効果があまり上がらず、症状も悪くなってきたので、このままでは肥大は進むばかりで、やがては尿の全く出なくなる「閉尿」を起こしかねないと担当医云われて、手術を奨められ、それではと 「前立腺切除術」を受けることに覚悟を決め、その手続きをとり、手術の施行日と外科のスタッフの先生方も決まったのである。
 
ところが・・・朗報だあ〜! 「讀賣新聞紙上」で発表!
 
そんな経緯で、自分では手術を受けるつもりでいたのですが、翌日の読売新聞紙上の朝刊を見て「え〜っ!」驚いてしまった。なんと、前立腺肥大は切らずに治るというのだ。よくよく見ると、「高温度治療」といって、患部(肥大)を75度の高温で熱し、組織そのものを破壊する治療法であるという。
 
「高温度治療」の大きなメリット
(1) 快復する必要がなく安全である
(2) 確実な効果が期待できる
(3) 外来診療で行い、健康保険も適用される
(4)日帰り施術が可能である(朝、治療すれば、夜には帰れる)
 
こんな良い方法があるのなら、施術を受けない手はないと思い、明くる日早速、手術を依頼した医大へ出掛けて、泌尿器科の担当医にこの話を包み隠さず話をして、ひとまず手術のほうは取りやめたいとお願いしたところ、太っ腹な先生は、「そうか、君がそういうことに決めたのであれば、治療を受けてみなさい」 と許可がでたので、ほっとしたのである。しかし、この段階では、まだこの治療を受けてどの位の効果が期待できるかは未知数であったし、もしうまくいかないようであれば、切除手術を受けるつもりでいたのである。それにしても、この医大の先生は本当に良い先生だったと、つくずく感謝している。何故って、普通であれば、手術の日取りまで決めてしまったものを止めるのは病院側にしてみれば、たいへんな迷惑になるだろうからである。
 
病院から帰り、すぐにその新聞に掲載されていたクリニックに電話をし、予約を入れた。クリニックは「東武東上線」の大山にある「医新クリニック」である。
 
● 東京近郊の人は医療法人社団:医新会「神田医新クリニック」があります。
 
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★★神田医新クリニック★★
 
〒101−0032 東京都千代田区岩本町2−2−13
TEL 03−5833−3240(代)  FAX 03−5833−3234
http://www.ishin-kai.or.jp 
  理事長 横山 博美
 
最高の医療スタッフと最新の設備を完備しています。
・・・常に患者さんの身になって悩みを十分お聞きし、QOLを重視した医療をおこないます・・・
 
<診療科目>
○泌尿器科 ○内科 ○胃腸科 ○肛門科 ○理学診療科 ○一般外来 ○前立腺癌ドック ○人間ドック ○人工透析 ○内痔核硬化療法 ○油針療法○統合医療サロン
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★★医新クリニック★★
 
〒 173−0023   東京都板橋区大山町23−1
TEL 03−5995−5100  FAX 03−5995−5567
  院長  安男 信  
 
<診療科目>
○内科・外科 ○泌尿器科 ○ED(勃起不全)外来 ○消化器科 ○肛門科 ○循環器科 ○皮膚科 ○整形外科 ○性病科 
 
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さて、そんな訳で「高温度治療」を受けることになり、期日は平成11年7月7日〜8日に決定した。日帰りもできるのだが、念のために1泊することにした。
 
★ 治療 
 
 7月7日
施術前に、一応心電図検査や血圧の測定などがあり、11時ころ治療室に入り、ベッドに横になった。担当の医師がこれから行うとの予診があり、手順の説明をしてくれる。先ずは膀胱に溜まっている尿をすべてカテーテルで抜いてしまう。そして、施術中痛みの出ないように、痛み止めのゼリーや表面麻酔剤を尿道より陰部へ注入する。これで殆ど痛みは感じないで済むそうである。また、高温で熱するので局部が熱くならないように、周りを水で冷やせるような構造になった管を、亀頭より挿入し、更に温度監視センサーを肛門より直腸へ挿入し一定温度になるように調節して準備完了。いよいよ「高温度治療」の開始である。
 
モニター画面を見ながら温度を徐々に上げていく。5分ほどしてほんわか局部が暖かくなる。
「これから75度まであげていきます」とドクターの声が聞こえる。約4,50分の時間をかけて前立腺を加熱治療する。うつらうつら仕掛けたところで「終了」の合図。まったく苦もなく終わったという感じであった。念のためのカテーテルを尿道につないで、今晩泊まる部屋に案内される。3畳ほどの個室であった。夕飯までは別に用事もないので、部屋でのんびりする。持参の携帯ラジオを聴いていた。まだ麻酔が効いているのか、局部の痛みも殆どない。切除手術ではないのでこれは当然のことだろうと思う。
 
やがて、6時過ぎに職員の方が「夕飯ですからどうぞ」と食堂へ案内してくれた。特別な物ではないが、お腹が空いていたので美味しく頂いた。夕飯を済ませて、後は就寝まで自由時間である。途中、カテーテルの蓋を取って、2度ほど小便を排出した。これは詰まっているわけではないので、気持ちよく「しゃ〜」と出てくれる。今晩このまま何事もなく、明日、カテーテルを抜いてからどうなるのかはちょっぴり不安はある。・・・が、まあ医師を信じて上手くいくように祈るばかりである。
 
 7月8日
明けて、翌日7時過ぎに食堂で朝食を摂った。賄いさんの作ってくれたシンプルな料理だった。憩いの部屋も用意されていたが、別にしたいことも無いので部屋に帰り、洋服に着替えて待合室に行ってみた。9時過ぎになり、患者さんがぼつぼつ来院してきている。TVなど見て過ごしていると、やがて名前を呼ばれて診察室へ。担当の先生から「施術は75度Cまで温度を上げられるアメリカ製のタージスという医療機器で行いました。この機械は日本にはまだ数台しかない、治療効果のあがる優秀なもので、大いに期待できるものだから安心して待って下さい。尚、尿閉があると困るので、 カテーテルは今日はこのまま帰って下さい。1週間後に取ります。」 との指示が出る。股の間がこそばゆかったが、慣れればどうってことないだろうと思い、付けたまま帰宅した。
 
完全に治療効果が出て腫れの小さくなるのは1ヶ月を過ぎてからだから、焦らず経過を診るようにと云われる。次の通院は1週間後である。
 
やれやれ上手くいったかな??経過良好を祈ろう。
 
 経過 
 
  7月15日
1週間後、再通院する。
カテーテルを抜き、排尿の具合や残尿の検査をした。術後まだ日が浅いのでこれら
の数字は、まだあまり良くない。無理のないことで、1ヶ月ほど経てば良くなるとの指示で、この日は帰宅した。まあ、そんなに早く効果が現れるとは自分でも思っていないので、まずは気長に待つこととし、日々の経過を診ることにした。排尿するたびに、熱でかさぶたのようになった前立腺の内腺が剥がれて小便と一緒に排出された。これで少しでも腫れが退いてくれれば良いがと思う。
 
1ヶ月を過ぎ、小便の出は日毎に良くなっていき、以前のようなチョロ球ではなくなり、日常の生活には全く問題にならなくなってきたので、「高温度治療」は効をそうしたのだと嬉しくなった。だが、その大きさはどの程度になったかは、ハッキリ判らない。だが、まずは経過良好といったところだろう。よかった、よかった。
 
小便の出が悪くなってきたり、夜中の頻尿で、毎晩何回もトイレ通いをしている「お父さん」にお勧めだよ!上記に紹介した「医新クリニック」へ1度来院して相談してみてください。きっと今より状態は好転すると思いますよ。
 
・・・後日談・・・
   月10日
あれ以来1ヶ月が経過した。治療後の排尿の具合はすこぶる良い。残尿感も無く、尿の切れも大分よくなった。この分ならば、夜間頻尿の心配も無く過ごせそうだ。なによりも手術で切らないで済んだことが、精神的にも実質的にも大変助かった。後はこのまま、どの位良い状態が続くかである。
 
なんせ、小便がしたくなると我慢をしているのが辛くなっていたのだから、万々歳である。さすが、新聞紙上で大々的にPRしただけのことはあると、すっかり「医新クリニック」の「高温度治療」が素晴らしいものであることを実感した。そして、後日私の友人で、同じ様な状態でいる者へ早速連絡して、この治療がとても効果があることを教えてやった。
まして後遺症などは全く無く、前立腺本来の、男性機能(性交)もすこぶる良好であることをお伝えしておきたい。
 
私は幸運な男だったのかもしれない。何故って、前就したように医大病院で 「手術する(決定していた)」筈だったのだから・・・
 
 
 
 


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