柴田杏里:1951年生まれ。父はフルーティスト、母はピアニストという音楽的環境に生まれ育ち、3歳よりヴァイオリン、ピアノを習い始める。中学生のときにビートルズに感動してエレキギターを独学、1970年スペインへ渡り、マドリッド王立音楽院にてホルヘ・アリサ氏に師事、在西中、ナルシソ・イエペス、サインス・デ・ラ・マーサ、ホセ・ルイス・ゴンザレスの各氏に師事、76年同音楽院を首席で卒業、以下のコンクールで入賞、優勝を果たし、ヨーロッパにおける邦人ギタリストの評価を格段に高めることになる。
1975年、マドリッド王立音楽院およびUME共催のギターコンクール第2位。76年、マドリッド文化省主催国際コンクール第3位、同年第4回マヌエル・パウラ・ギターコンクールにて第1位、同時にバレンシア・フィルハーモニー賞受賞。78年、第12回ターレガ国際ギターコンクール第1位。スペインにて数々の輝かしい業績を収めた後、81年帰国、以後ソロ活動とともに邦楽アンサンブルとのセッションやほとんどあらゆる楽器とのアンサンブルをクラシックに限らず展開、特にスペイン歌曲、カンツォーネの伴奏は定評がある。82年、第1回ホセ・ルイス・ゴンザレス国際ギターコンクール第1位。
日本ではクラシックギターの普及のため、ホームコンサートを中心として年間70〜80回各地で演奏する傍ら、マドリッドのアテネオ・ホール、ロンドンのウィグモアホール、ニューヨークのカーネギーホール、ワルシャワ芸術アカデミーホールなどで招待演奏を行っている。98年にはブラジル政府より第6回ヴィラ・ロボス国際ギターコンクールの審査員として招待、同時にリオデジャネイロ、ヴィラ・ロボス博物館等でコンサートを行ない、好評をはくしている。