2004年 釜石線「SL銀河ドリーム号試運転」

岩手県花巻市と釜石市を結ぶJR釜石線は、通称“銀河ドリームライン”と呼ばれ、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」のモティーフとなった路線といわれており、それにあやかって現在では「銀河鉄道の夜」に登場するような、エスペラント語の独特のサブタイトルが各駅につけられている。釜石線の特徴は、何と言っても途中に横たわる大サミットの仙人峠越えであり、峠の両麓にある足ヶ瀬−陸中大橋間の勾配は相当きついものがあり、特に上有住−陸中大橋間では急勾配を和らげる為に巨大なΩ(オメガ)字型に線路が周りこんでおり、陸中大橋を出発した上り列車が発車後すぐにトンネルに突入し、10分程度で再び陸中大橋駅の頭上を通過すると言う独特の光景を見ることが出来る(SLではトンネル内の煤煙対策の為に、ディーゼル機関車の重連による補機運転及びヘッドマークへのカバーが施される)。釜石線でのSL運転の実績は、1989年の「SL D51-498号」/花巻−遠野間運転にはじまり、翌90年、「ロマン銀河鉄道号」として花巻−釜石間に運転区間が延長され、95年から「SL銀河ドリーム号」に改称、合計11回の運転実績を数えていた。しかしながら2004年の運転をもって、釜石線でのSL運転は終了したとされており、現在でもその噂は絶える事がないが、今回はその栄光の運転実績の最後の年(少なくとも今現在は)となる2004年の試運転時の模様を公開します。残念ながら都合がつかず、本運転時は撮影に出撃できなかったものの、試運転ならではの、ヘッドマーク無しの迫力のある走行シーンをご紹介できればと思います。
ここを過ぎれば、あとはひたすらに下るのみ。       2004’9/20 足ヶ瀬−上有住
折り返しの釜石駅を出ると、すぐに鉄橋に差し掛かる。                  2004’9/20 釜石−小佐野

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Last update2006/7/13