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半歌仙『虫の音を』の巻 三吟 捌 ひぐま |
発句 虫の音を結び結びて森深し ひぐま
脇句 湖上の舟に注ぐ月光 豆蔵
第三 爽やかに夢の最中の心地して 薙
四 塩煎餅をポツリポツリと ひぐま
五 少年は麦わら帽子にゴムぞうり 豆蔵
六 水鉄砲でまんまと撃たれ 薙
ウ
七 ピカピカのベンツに乗ってカルチャーへ ひぐま
八 のれんをくぐる下町カップル 豆蔵
九 忍び逢う罪をさだめと言い訳し 薙
十 謎の自殺で三浦名を売る ひぐま
十一 ボス猿が谷を挟んでいがみ合い 薙
十二 国宝眠るお寺は静か 豆蔵
十三 陸奥の雪原に月皓々と ひぐま
十四 乾く世間を癒すボーナス 薙
十五 包帯にゴッホの絶望包み込み 豆蔵
十六 海苔干し場には若き跡取り ひぐま
十七 行く末を祈る晴れ着に落花舞う 薙
十八 山から山へ大き初虹 豆蔵
平成20年 9月27日起首 文音
平成20年11月14日満尾
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