日記帳

2006-09-16(土)
憂鬱な顔して…
お風呂が嫌いな方だが、いつもは何とか入ってくれていたが、今日は「足が具合悪くて…」といろいろ理由をつけて頑なに入浴を拒否された。。仕方ないので、お風呂は休みとした。
こんな事は、良くあることで日常的な出来事だが、今回は何だか自分の気持ちの中にわだかまりが残ってしまっていた。
そして、時は過ぎ午後のお茶を飲んでいると、僕からみて一番遠くにいた方が何かをしきりに言っている。
スタッフが何か聞いてみると、「憂鬱な顔して、どうかしたのか…」と言っているらしい。
「誰がそんな顔してるんだい?」と聞くと、「おとっつあんさぁ」との事。
 
そうである…。「いつも、目がしょぼしょぼして見えねぇ」と言っている方が、一番遠くから僕のことを見透かしていたのである。
 
何と言っていいのか、ごまかすのに精一杯だったが、とても恥ずかしく、嬉しく、ありがたく思った。
ありがとう。
2006-09-13(水)
百まで生きてみなきゃわからねぇなぁ
ご利用者を送ってきたところ、95歳になる方が帰りが心配で、「まだ早い?」としきりに言い、直ぐに立ち上がっていこうとするので、側に行くと「あっ!とおちゃんかい」と言ってソワソワが落ち着いた。
一緒の毛布に入ってソファーに座りながら、雑談する。
「あと5年もすれば100歳だな?百歳になったら町長さんから100万円もらってうんまい物食べるか」
「うん。そうだな…でも、100歳になったら百万もらえるなんてどこに書いてあるんだぃ?」
「まぁ、百歳になったら考えればいいなぁ…町長も誰になってるかわかんねぇしな」
「そうだな。○○○ちゃん百まで生きれるねぇ?」
「あぁ…百まで生きられる。まだ死にたくねぇからな」
「そうだな。風邪ひかねぇように気をつければ大丈夫だな…」
 
一緒に毛布に入りながら、一世紀を生き抜こうとしている大先輩の今の姿に、なんだか気持ち良くさせられていた。。にぎやかを起ち上げて良かったとつくづく思う。
2006-09-12(火)
宅老所にぎやかについて想う…
先日、ある方に「あなたのしていることは宅老所のコンセプトから外れている」と指摘を受けた。
その指摘を受けて、頭の中は?だらけになった。
宅老所のコンセプトとは何なのだろうか…
宅老所の誕生してきた歴史が分かっているのか、今流行の小規模ケアや、小規模多機能というものと宅老所を混同しているのではないのか疑いたくなる指摘であった…
 
たまたま便宜上宅老所といわれているだけであり、その理念や運営の仕方は、その運営者の想いに懸かっている。言い換えれば、宅老所は制度化できないものということでもある。
人の想いは制度だけではカバーしきれるものではないからだ。
 
宅老所は、一律に定義づけられるものではないし、定義づけるものでもないと思っている。。にぎやかについても、然りである。もっといい名称、馴染める名称があれば変えていきたいと思っている。。
 
老若男女誰もが、寄りたければいつでも寄り込めるところ、笑顔ばかり求めるのではなく、泣いたり怒ったり、叱られたり(実は、今日ご利用者に叱られ諭された…)する普通で場所づくりに邁進していきたい。。理想と現実の狭間に苛まれながら…
2006-09-07(木)
寄り添うということ。
寄り添うケアとよく言われている。
しかし、「寄り添おうと思う側」と「寄り添われる側」との関係がある。
その関係づくりが一番の肝心である。
いろいろな問題があるが、その中でも大きなものとしては「年齢差」というものがある。いくら認知症が進行しても、相手の年齢を推し測る感覚はなかなか低下しない。
以前の「軍曹殿」も然り、現在の「○○さん」も然りである。
いくら、我々が共感し寄り添おうとしても、「若造が!」となる。
今日は、同年代の方が肩を抱いて話したり、何かある毎に声をかけてくれたところ、混乱している中にも目立った問題言動もなく過ごすことが出来た。
同年代の威力に、敬服した。
その方が、安心できる存在になることは、言葉では決してなることは出来ない。感覚的なもので感じられるものだと思う。
 
姿があるだけで、安心を与えられるよう、雰囲気づくりに一層努力しよう…
2006-09-02(土)
出逢い
先日、あるところで障害のある女性と再会した。
僕が、この女性と出会ったのは十数年も前のことである。重度の障害を持ちながらも、しっかり自分を前に出して生きている姿に僕は感動し尊敬した。。そして、顔を合わせなくなってから5〜6年が経っていた。
お互い年を重ね、風貌もその頃とはかなり違っているのだが、逢った時はお互いすぐに分かった。
 
何よりも僕のことをすぐに分かってくれたことがとても嬉しかった。そして、しばらく会話等を楽しんだ後、別れた。
こんな些細なことでも、心は躍り、元気が出てくる。
こんな想いをすることができる出逢いをすることは中々難しい。上辺だけの世間体だけのつき合いや出逢いでは決して味わうことの出来ないものである。
 
この気持ちを大切に持ち続けながら、生きていこう。

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Last updated: 2008/11/19

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