まおたんちゃんPART8

深窓の令嬢まおたんちゃんの物語〜第8弾
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「まおたんくん、業務命令です。」
「はい、なんなりと。」
「今日からは 営業にまわってください。」
「は?」
「外回りの仕事を頼みます。」
「では 受付はもう しなくていいのでしょうか?」
「待ってても 誰も来ないでしょ?」
「・・・来ませんでしたわね。」
「きみ目当ての 来客を期待したんだが・・・」
「誰も来なかったよね。」
「はい、待てど 暮らせど」
「どなたもいらっしゃいませんでした!」
「い、いや、まおたんくんの責任ではありませんよ。」
「しかし我が社は かなりせっぱ詰まった状況です。なんとかせねば・・・」
「社長、あたくち、とっくに気づいておりましたのよ。」
「え?」
「この会社、社員は あたくちだけ。」
「それで?」
「社長が 来る日も来る日もひとりで外回り。」
「それで?」
「あたくちだけ ここでのんきに座ってるわけには まいりません。」
「それで?」
「恥ずかしながら・・・」
「こんなもの 作ってみましたの。」
「なに これ?」
「まおたん印のマタタビドリンクですわよ。」
「そこまでヒマだったか・・」
「売る気?」
「もちろん!」
「気持ちはありがたいが」
「勝手なことされちゃ 困る。」
「お気に召しませんでしょうか。」
「我が社には我が社のブランドがあります。」
「ありましたっけ?」
「これからは何か始める前には企画書出してね。」
「そう言われたときのために」
「恥ずかしながら・・・」
「こんなもの 用意してきましたの。」
「なに これ?」
「ですから! ドリンクがダメだった場合の企画書ですわよ!」