DIARY
やいま日記
 
「ゆらていく」は八重山方言で「よってらっしゃい」の意味。
 
島のくらし、感じたことをそのままに・・・
 
 


前のページ 目次 次のページ

H20年7月21日(月)
角館・乳頭温泉・強首温泉
7月10日から出羽・陸奥路を旅した。
 
秋田空港から予約制の乗り合いタクシー・エアポートライナーで50分、みちのくの小京都、角館に着く。
 
新石垣空港開港後は八重山の空港もちょっと遠くなるので、空港リムジンや乗り合いタクシー方式は有効な交通手段になるだろう。
 
秋田県は人口111万人、人口減少率が高く、厳しい荒波の日本海、自殺者が多く暗いイメージがあるが、あきたこまちで知られる米どころ、酒どころ、秋田杉、数多くの温泉、小野小町をはじめ色白美人の多いところである。
 
さらに文科省の小中学校学力調査では福井県などとともに2年連続トップの教育県でもある。
 
旧秋田藩は所領20万石だが、藩主の佐竹氏は開墾に努め、実際は40万石近くあり藩財政は潤っていたという。
 
田町武家屋敷ホテルにチェックイン、周囲は黒板塀、銅板屋根、新緑の樅の木で囲まれ、いかにも城下町の佇まいだ。
 
公共の「かくのだて温泉」に入った後、武家屋敷が並ぶ内町、土蔵がならぶ商人の外町、国の名勝指定、2キロも続く桜のトンネル(5月上旬で終了)で有名な桧木内川堤防を下駄を鳴らして散策する。
 
 夕食  ホテル内レストラン・樅の木亭  文月の献立
 
 よぐ来てけだス。今晩の心つくしです。ゆっくりしてたんせ。
 
 先付     鰻玉子吹き寄せ
 吸物代り  おくら吸いとろ
 刺身     三点盛り合わせ
 焼物    沖目鯛西京 山の幸金紙巻 目光り
 洋皿    和牛ステーキ
 止肴    鶏あんぷら包
 山菜ご飯、みそ汁、香の物
 デザート  胡麻のアイス
 コーヒー
 
こじんまりとした12室のホテルで武家屋敷の趣があり、和紙を使った照明がモダンで良い。
 
若い女性スタッフが調理、サービスをきびきびこなしているのが印象的である。
 
料理、漬物の味は東北地方ということもあり全体的に濃いが、地酒の冷酒はさすがに旨い。
 
宿泊料は2食付一人17000円である。
 
11日、日本最深の田沢湖でボート遊び(30分1000円)、ドライブインで秋田犬、比内地鶏、秋田蕗を見学したあと駒ケ岳ふもとの田沢湖高原、乳頭温泉郷・黒湯温泉に向かう。
 
途中、白樺の林道を通り、鶴の湯温泉で休憩(500円)、キリタンポ鍋(1700円)、みそたんぽ(300円)、比内地鶏の串焼き(500円)を頂く。
 
黒湯温泉は1674年の開湯、ブナの原生林に囲まれた山の一軒屋で客室は15部屋、自炊の湯治部もある。
 
渓流のせせらぎが静かにこだまする中、茅葺、杉皮葺きの黒い宿舎や湯小屋が寄り添うように連なる昔ながらの秘湯・湯治場の風情だ。
 
日本の文化・旅情を求めて旅する欧米人の利用も多く、当夜はドイツの若者グループが数名いたことに驚いた。
 
携帯電話は圏外、テレビ、新聞もない環境で、木造建築の温もり、木々の揺らぐ音、鳥の鳴き声を聞きながら自然の営み、豊かさを乳白色の露天風呂の中につかりながらじっくり味わった。
 
宿泊料は旅館部で一人2食付、12000円である。
 
12日、大仙市の田園に囲まれた強首温泉(こわくびおんせん)にある豪農・庄屋の宿・樅峰苑(しょうほうえん)に泊まる。
 
強首大地震で倒壊し、1914年に再建された旧小山田家住宅(現樅峰苑)は、表玄関の屋根は最上部が社寺建築を思わせる千鳥破風、中部が入母屋造り、下部が唐破風というこったつくりになっており、国登録有形文化財となっている。
 
廊下は16メートル余もある一本の秋田杉が使われ、40畳の大広間、欄干彫刻が素晴らしい書院などがあり、庭園には庄屋に特別に許された樅の木の群生(高さ30メートル、樹齢380年が5本)があるなどのんびりしているが歴史を感じる重厚な空間である。
 
併設の小山田家資料館には藩主佐竹公が本陣として使用した手弁当箱などの食器、駕籠、生活器具、古文書など多くの展示物があり当時を偲ぶことが出来る。
 
現在は16代目当主小山田明氏、料理長(兼若女将)裕美さんご夫婦が経営に当たっている。
 
 献立
 
 先付  新じゅんさい 生姜
 珍味  川海老塩辛
 造り  活鯉あらい つま色々辛子酢味噌
 鍋物  つぶ貝焼 葱 春菊 椎茸 豆腐 牛蒡 糸こんにゃく
 焼物  若鮎塩焼き はじかみ
 蒸し物 玉子豆腐 川がに かに肉あんかけ 
 揚物  川がに唐揚げ
 煮物  鯉甘露煮
 進肴  川がにかにみそ甲羅焼
 酢の物 自家製蒟蒻 茗荷 菊 胡麻酢
 ご飯  西仙北産あきたこまち(県認定特別栽培農産物)
 椀物  川がにつみれ 里芋 せり 舞茸 生姜
 水菓子 あろえ
 
東北地方はまだ梅雨が終わっておらずあいにくの天気だったが野山の緑が心地よい旅だ。
 
宿の周囲は雄物川に囲まれ、何処までも広がる緑の田んぼ地帯で、蛙の鳴き声も聞こえ、夏の夜は蛍狩りが楽しめる。
 
川蟹料理は名物で、蟹味噌をふんだんに使い甲羅でいただく蟹酒は秀逸、若女将は嫁に来た当初、料理長が突然退職しだいぶ苦労したらしいが、さすが元気な秋田美人、今は包丁も自らにぎり、料理もサービスもテキパキこなしている。
 
お酒も強く、晩酌に付き合ってもらって楽しい夕食を過ごした。
 
 雄物川 樅の木林に トンボかな
 
 
 
 
 
 
 
 
 

| ホーム | 日記 | プロフィール | フォトギャラリー | リンク集 |



メールはこちらまで。