DIARY
やいま日記
 
「ゆらていく」は八重山方言で「よってらっしゃい」の意味。
 
島のくらし、感じたことをそのままに・・・
 
 


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H21年2月14日(土)
自然環境がキーワード
 〜石垣市景観条例をさらに進化・発展〜
 
 ミシュランの三ツ星格付けを歓迎
 
フランスのタイヤ大手「ミシュラン」は来る3月、欧州で発行する旅行ガイド「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」に最高の格付けである「三ツ星」ランクとして川平湾、「二ツ星」ランクに石垣島が格付けされる予定と日本政府観光局(JNTO)と共同で発表した。
 
ミシュランのガイド本はレストラン・ホテルなどグルメ店の格付けなどで世界的権威があるが、旅行ガイド本も世界を駆け巡る観光客のバイブルとなっている。
 
ちなみに三ツ星レストランはそれを味わう目的で旅行する卓越した価値があるとされ、二ツ星は遠まわりしてでも行く価値があるところとされている。
 
今回日本国内で約200箇所の観光地を現地調査、そのうち17箇所が三ツ星指定となったが、九州・沖縄では屋久島と川平湾ランクインした。
 
昨年夏以降の世界的不況や急激な円高により訪日観光客は当分苦戦が続くが、再訪希望は90%以上と高く、観光庁の発足、ビジットジャパンキャンペーン効果などがあり、2008年は前年(834万人)をわずかに上回り、過去最高となる835万人となった。
 
 八重山観光への追い風か?
 
さて、JAL・ANAなど航空各社の赤字決算、路線の廃止・減便が連日報じられる中にあって、八重山の観光はミシュランの三ツ星指定をはじめとする明るいニュースが伝えられるようになってきた。
 
本年2月のJTA中部空港直行便開設に続き4月からANAが福岡直行便を復活させる。
 
日本を代表する豪華クルーズ船飛鳥Uが大勢の観光客を乗せ西表島に立ち寄る計画もある。
 
根強い八重山観光のニーズに答える形で路線を開設・再開するものだが、地元にとって歓迎すべきニュースであり、厳しい経営環境の中で決断した各社に拍手を贈りたい。
 
これらは2005年のアンパルのラムサール湿地条約登録、2007年の石垣市風景つくり条例の制定、西表石垣国立公園の再編など自然環境に対する市民意識の高まりを背景に官民が継続的に取り組んできたことなどが「美しい自然が残る八重山」のイメージを定着させ、高い評価につながっているからだろう。
 
今後はこれまで竹富町を中心に取り組んできた世界遺産登録を宮古・八重山諸島に広げ、沖縄本島の「琉球王国のグスクおよび関連遺産群」と対を成す形で「亜熱帯の海・自然」をテーマとする登録への取り組みを再検討してみてはどうだろうか。
 
 自然環境の保全・進化を
 
ところで、世界的権威であるとされるミシュランの格付けは匿名調査員により毎年審査が行われるが、三ツ星の格付けが永遠に続くとは限らないのである。
 
三ツ星は最高ランクとして高い評価を受け、知名度を高め、誘客宣伝効果は抜群となる。
 
しかし三ツ星からの降格もあり、順位は毎年の調査により変動することがある。
 
宣伝効果で観光客が一気に押し寄せ、サービスや料理の質が低下し、格下げになった例もあるという。
 
有名レストランのシェフが降格を気に病んで自殺を図ったこともあるほど厳格な査定であることを忘れてはならない。
 
現に川平湾の環境は開発や観光客の増加で汚染が進んでいるとの指摘がある。
 
川平湾から望むオモト連山のふもとに高いビルがニョキニョキ顔を出す風景は想像したくないし、現状でも無秩序な遊覧ボートの放置などで景観を阻害しているとの声も多い。
 
三ツ星を守るため今後は日常的に住民が美しい自然環境を市民全体で守り育てる決意と行動力が必要であり、石垣市の景観条例も先進地に習い、さらに進化・発展させることが必要だろう。
 
 
 
 
 

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