さて、3つ目になりましたね。
「詐欺」なんて書くと、ちょっと大げさでツーリストさん達は構えてしまうかもしれませんね。
まぁ、スリランカに限らず、どこの国でもそうでしょうけど、大きい詐欺事件から小さい詐欺まで色々とあると思います。
むしろ日本の方がオレオレ詐欺ですか?なんか他にも色んなタイプの詐欺があってそっちの方が、よっぽど問題だと思いますけどね。
それに比べたらスリランカの詐欺なんてかわいいモンかもしれませんが、それでも人を騙すことには変わりなく、知っていて損はしない話をここではしたいと思います。
実際には、スリランカでビジネスをしようと思って日本からたんまり軍資金を持ってきたのに、現地スリランカ人に騙し取られて、商売失敗した、って話が結構あるらしいんですよ。
しかもこれは日本人に限らず、スリランカのお金持ちの人も結構被害に遭ってるそうなんです。
ところが、そういう話を結構聞くものの、直接聞いたわけではないので、やはり僕としては詳しいことが分からないし、いい加減なことも言えない。
それにスリランカでビジネスをしたい人だけへの注意のコンテンツでもないので、ここでは主にツーリストを狙った詐欺だけに限定してお話しますね。
さて、さっきから何度も「詐欺」なんて縁起の悪い言葉を連呼してますけど、これを書く時に一番最初にしておかないといけないことはこの「詐欺」の定義ですよね。
僕もこの文章を書くときに、「詐欺」って何?と考えるようになりましたので、念のため辞書を引いてみました。
さぎ【詐欺】
他人をだまして金や品物をとったり 損害を与えたり すること。
だそうです。
むむ〜、では普通に買ったら100ルピーくらいのTシャツを観光客には1000ルピーで売った場合、それは詐欺になるのでしょうか?
売り手は100ルピーだということを知っているけど、観光客は知らないだろうと思って
「他で買ったら1500ルピーだけど、1000ルピーで。」と言って、商売している。
そしてもしもこのTシャツをあなたが買い、他の店で100ルピーで売っているのを目撃して激怒した場合、相手を詐欺師だと思うでしょうか?
そもそも物の値段というのは、買い手が決めるものではなく、売り手が決めるものですよね。
だから売り手が100ルピーと言おうが、1000ルピーと言おうが、あなたがそれに納得して買ったのなら相手を攻めることはできないかもしれません。
確かに相場を知らないツーリストに法外な値段をふっかけてくる連中は非常にムカツキますが、一旦自分の手で財布からお金を出した以上、交渉成立なのですから、後から「騙された!」と言って警察に駆け込んでも、どちらかというと警察に呆れられるので、残念ですが泣き寝入りしてください。
もしもこういう話をスリランカでした場合、攻められるのは売り手ではなくて、あなたです。
少なくともスリランカでは買い手が攻められます。
「ばっかだなぁ〜、そんな値段で買ってぇ〜。」と言われるのが普通です。
さて、しかしながらここで話が終わってしまっては、騙されるあんたが悪い!で話が終わってしまいます。
分かりますよぉ〜、「そんなこと言ったってぇ〜!!むきぃ〜!」というお気持。
大体、相場も分からないし、値段交渉の仕方も分からない、でもお土産は買って帰りたい。
そんな時に「100ルピー」だと言われれば100ルピーだと思ってしまうし、「1000ルピー」だと言われればそのくらいの価値のモンだと思ってしまいますよね。
僕らこっちに住んでる人間には相場は分かりますけど、旅行で来られた方はさっぱりなはずです。
要するに、騙した騙されたという感情が出てくるのはこの「相場」を知らないことにむしろ原因があるのだと思うんですね。
例えば、通常お店で300ルピーのお土産があったとします。
これを手売りで売人が350ルピーで売ってたとします。
まぁ、僕なら350でも買うでしょう。
相場が300だと知っていて、大した差もないし、それくらい外国人料金だと思って支払うと思います。
現地人とまったく一緒の値段で買おうと、そこまであつかましくはしないでしょう。
ところが、これの相場を知らずに10倍の3000ルピーで売りに来たとします。
言葉巧みに、
「めったに手に入らない」
「日本で買ったらもっとするでしょ?」
「非常に作るのに高い技術を要する」などと言われて、それくらいの価値と信じ込んでしまい、購入。
まぁ、要するに、日本の宝石詐欺や布団詐欺みたいなもんですよ。
その後、300ルピーで同じものが売られてたら、腹立ちますもん。
このとき、やっぱり「騙された感」というのはあるわけで。
この段階で「自分はこの値段に納得して買ったんだから、別に腹なんか立たないよ。」という大人な方はこの際置いておきます。
ただ、こういうことに味を占めると、その売人は次のお客にもそれ以上の値段をふっかけるはずですから、大人な方が納得してても、明らかに通常より高額で購入することは他のツーリストにとっては非常に迷惑な話なんですけどね。
で、話戻しますが、要するに相場がわからないと買い物も楽しめないですよね。
そこで、みずたに式お土産攻略法をお教えしますね。
これはあくまで僕のお土産値段見極め法なので100%正しいとは限りませんけど、大方間違いでもないと思うので、納得された方は参考にしてください。
僕は、いつもお土産やモノを買うときはですね。
言い値を5倍するんですよ。
(正確には5〜8倍くらいかな、モノによってだけど)
例えば「Tシャツ300ルピー」と言われれば、それを5倍して1500ルピーと捉える。
現在1ルピー=約1円ですから、円に換算しても1500円といったところでしょうか。
ここで、
「もしも『スリランカ産の』このTシャツが日本で1500円で売られていたら高いか安いか。」
これを基準にしています。
分かりますか?
他にも例を挙げてみましょう。
手作りの木彫りの灰皿が250ルピーで売られていました。
1250円でそれが日本で売られていたら高いか安いか。
買うか、買わないか。
そうやって、相場を大体計算しています。
モノによって多少のずれは出てくるかもしれませんが、大きくぼったくられることはこれで防げます。
だから、もしもあなたが観光地に行って、お気に入りの木彫りの人形を見つけたとします。
間違っても、3000ルピーとか4000ルピーもしないことが分かりますよね?
木彫り系の人形ならよっぽど持ち帰れないほど大きいものを買わない限り、1000ルピーを越えることはないでしょう。
ちなみに、スリランカは基本的に手作りの木彫り系のお土産は他の加工土産よりも安いんです。
ココナッツを彫って作ったウサギやサル、ゾウの人形みたことあります?
キャンディなら手売りで一個100ルピー〜150ルピーで買えます。
目安にしてください。
ただし、腐るほどあるマンゴーや、お金持ちが使う電化製品などの場合はこの方程式は通用しませんのであしからず。
で、ここまでの話を振り返ってみますと、「法外な値段をふっかけてくる売人」に対して必要なのは、「相場の見極め」であって、一概に相手を詐欺扱いしてはいけない、ということですね。
買い物でもトゥクトゥクでもそうですが、基本的に相場の把握の仕方を知っておくことと、交渉の際「○○はいくらだ?○○ルピーなら買う。」というスタイルのほうがあっさりしていて簡単です。
自分の納得する金額を最初に提示してしまえば、後は相手のイエスかノーだけだし。
で、ですね。この場合はいいんですよ。
とくに、詐欺って言うほどのことではないんですよ。
高いもの買うのも買わないのも自分の意思次第ですから。
これはこれで、ひとつの買い物攻略法として頭の隅に置いといていただければ良いと思います。
ここまで散々語っといてなんですけど、こんなのは、詐欺のうちに入らない。
問題は自分の知らないところでお金を取られてることがあるんです。
よくあるパターンなんですけど、買い物や交渉をガイドや現地の人に頼む時なんですね。
まぁ、この頼むっていう地点で間違いの始まりなんですが。
大体、少し仲良くなるとガイドや現地の人はですね、
「外国人が直接買うと高くとられるから、俺が買ってきてやる。俺が交渉してやる。」
とか言うんですよ。
これは、モノを買うときでも、宿泊先を決めるときも、いつでも。
だから、ツーリストを見ると、「今夜の宿は決まっているのか?」とか「友達が安くやっているお店を知っているけど、行くか?紹介してあげるよ。」という輩がいるのです。
まぁ、初めて会っていきなりそんなこと言われると明らかに怪しいと分かりますが、1日2日一緒にいたガイドにそう言われると日本人なら断り辛いのもよくわかります。
僕はこっちに住んでますから、まず友達でもそういうことしないんですけども(大体、ほんとに安く買ってきてくれたり、交渉してくれる。)
でもツーリストはすぐに帰ってしまうことを知ってますし、短時間でお互いにそんなに信用できるほど仲良くなってないですもんね。
ガイドの間では日本人のお客さんは取り合いです。
なんも知らずにお金をひょいひょい出すから。
それにあやかって、お金を取れたり、ただ飯が食えるから。
その「交渉してきてやる」ってのも自分達が稼ぐチャンスでして、ほとんどの場合、シンハラ語で彼らこう言っていることが多いです。
「日本人だから金持ってるよ。300ルピーのこのカメラフィルムが2本欲しいんだって。2本で1200ルピーでいいかい?200ルピー後からくれよ。」
そういって、店主は400ルピー丸儲け。ガイドは200ルピーの儲け。
ツーリストは通常2本で1500ルピーだと言われたりしているので、300ルピー得した気分。
んで、あのガイドは親切だと楽しく帰国。
ここでやっかいなのは、スリランカではこれが詐欺にはならないんですよ。
その理由には以下のことがあるからなんです。
・ ガイドの資格を持っている以上、紹介料を店側からもらっても違法にならない。
・ 店側は相手をみて値段を決めることが出来る。
つまり、これを詐欺だと追及したとき、主な彼らの言い分は以下。
ガイド「店側から紹介料をもらっただけ。俺はガイドだから」
店主「ツーリスト価格の1200ルピーで売っただけ。」
店主・ガイド「ガイドに頼むからツーリストの彼らが悪い。」
要するに、自分で交渉したほうが通常600ルピーのローカルプライスを800ルピーで買ったとしても、明らかに安いわけですよ。
え?微々たるもんだって?
これを10日間滞在するとして、モノを買うごと、食事をするごと、宿泊先を決めるごと、お土産を買うごとにされたら?
彼らの給料より多い副収入なんですよね。
これはさっきの「実際にサイフから自分でお金を出したのだから、納得して出している。」のとは話が違いますよね。
あなたの知らない間にサイフからこっそり抜かれていることの方が似ていると僕は考えます。
もしも、僕がこういう場に居合わせたり、発覚して後から店やガイドにお金を返してもらうとしたら、正攻法では通用しないのがスリランカ。
「このツーリストは僕の大事な友達なんだ。かわいそうだから、少し返してやってくれないか。」
「スリランカと日本は友達だろ?今度日本の友達来たときはまたガイドを頼むから、今回は少し返してやってくれないか?」
と感情論で攻めるしかありません。
攻撃的に言ってもまず、返してくれません。
彼らに言わせれば合法なのですから。
あくまでも、彼らの感情に訴え、頼み込むしかない。
相手に開き直られたら、諦めるしかないんですよ。
だから特に注意してほしいんです。
ドライバーやガイドってのはほとんどの場合、観光中現地の日本人と会うのを嫌がります。
僕が観光地に行って、日本人ツーリストとガイド一行に会った時、現地に住んでることがわかると、逃げるようにして観光客としゃべらせません。
だって、僕とツーリストさんたちが喋ると、このようにぼったくってることがばれるから。
ちなみに、どうもガイド同士もしゃべらない感じ。
どうやら、白人ツーリストのガイドは日本人ツーリストのガイドをうらやましがってる感じがある。
見かけると、「彼らは日本人か?」とまず聞いている。
その後、「いいねぇ。」と一言、シンハラ語で。
この話は極論を言ってしまえば、スリランカのガイドの質がとても悪いという話。
スリランカは世界遺産を7つも所有してますからこれからますます治安がよくなれば、ツーリストも増えていき、観光国となるでしょう。
大統領も観光業をもっともっと伸ばしていく方針も固めていますし、それに伴って観光料金もかなり値上がっています。
しかし、一番遅れているのはそれに伴っていないガイドの質。
リピーター獲得など、はなっから頭にありませんから、その一仕事でできるだけお金を吸い取ろうというガイドや現地売人の思惑に乗ってしまわないように注意してください。
誰だって、金づるが目の前にいればやさしくしますから、自分でできることはちゃんと自分でし、ここまではお金を払えるけども、これ以上はお金を払わなくてもいいという境界線をきちんと引いておくことが肝心です。
僕が一番悲しいと思うことは、親切心で仕事をしてくれてると思ったら、実は言葉巧みに私腹のためにぼったくられていたことを知った時に、観光客がスリランカを嫌いになってしまわないかということ。
そして大事なのは、皆が安心して観光できるようにガイドの質を上げるようにしなければいけないこと。
それには、ガイドの質があまりよくないということを観光客もガイド自身も自覚するということだと思います。
後々そういうことが改善されていけば、最終的にはスリランカにとっても、長い目で見たら大きな利益になると思うからです。
それから最後に詐欺とはちょっと違うかもしれませんが、一番よく聞く被害をひとつ。
スリランカの最大観光地でもあるシーギリヤロック、ご存知ですよね。
女性の1人旅で被害に遭う方がほとんどなんですが、入り口付近に日本語をよくしゃべるガイドが数人いるんです。
ガイド認証を見せながら、
「ちょっといいですかぁ。話を聞いて欲しいと思いますぅ。このシーギリヤロックは〜とっても大事にしなければいけないモノですぅ。ですからぁ、登る前にぃちょっとだけ話を聞いてくださいぃ。」
ときっかけ作りも中々上手なんですけど。
結局何が言いたいかっていうと、ガイド雇わないかってことなんですね。
んで、料金を聞いてもこの地点ではよっぽど追求しない限りはっきり言わないんですよ。
必ず、「気持で結構です。」と言います。
そうして、登る途中、もしくは下る途中、
「ちょっと木陰で休憩しましょう。」
と言って人目に付かない木陰に連れて行き、
「日本のどこですか?」
「ボーイフレンドはいますか?」
などと聞きながら、体中をベタベタ触りまくるそうです。
この地点で不快な思いをしている女性がかなりいるんですが、ガイドをしてもらっているし、はっきり言えないみたいです。
ますますエスカレートしたガイドは
「今夜の宿が決まってないなら、一緒に泊まりましょう。」
「日本人の女の子は皆私と寝ます。」
くらいまで言うらしい。
大体、そこでひょいひょい付いていく方はかなり稀だと思いますけど、僕、このガイドと二人でじっくり喋ったことあるんですけどね。
「日本人の女性と何人も寝たよ。」
「日本人の女の子はやさしいから白人みたいに怒らないから、いいねぇ。」
って楽しそうに話すんですよ。
頭きましたけどね。
この「ベタベタ被害」と「言葉のセクハラ」に遭ってる女性が、後から聞いて驚くくらい多いのにびっくりしたんですけど。
ガイドを頼まない方がいいとは僕には言えませんけども、日本の女性には夜のガイドはきっぱり断って欲しいと思います。
ちなみに、「気持でいいです。」と言っていたガイド料。
気持の金額渡しても、最低1000ルピー請求されます。
1000ルピー以下だとガイド、手のひらを返したようにキレます。
今は入場料も上がったからガイド料も上がったかもしれません。
その辺は詳しくわかりませんが。
これも登る前に勿論交渉した方がいいですね。
他にもここに載せれないような話も実際は聞いたことがあるのですが、それに関してはごく稀な話だと思うので、敢えて載せないことにしました。
僕の友達で2人ばかり素敵なガイドドライバーさんがいます。
勿論彼らはリピーターも多いので、忙しいみたいですが。
いやいや、ここで紹介して僕がマージンを取ろうなんて思ってないですよ。
その人たち曰く
「そういうガイドの質が物凄く悪いから、僕らまで一緒にされる。困っている。」とのこと。
なかなかいいガイドに巡り会うことが少ないスリランカですが、皆がそういうわけではないです。
ガイドの質を上げるも下げるも、観光客にも責任は多分にあると思うんですね。
お互いによい、ガイド、よいツーリストを目指すことが大事なんだと思いますので、参考程度にこういうことも知っておいて欲しいと思います。
最後に2つほど。
一つはスリランカで観光業に携わっている日本人に今後ともがんばって欲しいと思います。
日本式サービスを100%植え込むことがいいことだとは思いませんけど、やはり日本はサービス業にかけては世界でもトップクラス。
少しでも観光業の質が向上して、優良観光国としても好かれるスリランカになれればいいなぁ、と切に願います。
もう一つはこのコンテンツを覗いてくださった方へ、僕は観光地のメッカキャンディに住んでますので、特にツーリストの方からの苦情や揉め事の場面に遭遇したりすることが通常より多いかもしれません。
ですから、もしかしたら、上記のことは少し偏った考えかもしれませんし、稀なことであるかもしれません。
ただ、一つの事実としてこういうことも少なからずあるということが言いたいのであって、
あくまでこれが全てだと思い込んでマイナス的に捉えてしまわないようにお願いします。
スリランカの観光の魅力を語らせたらこれの倍以上語ることもできるのですが、ここでは主旨が違うので書けません。
だからマイナスのイメージばかりになってしまわれたかもしれませんが、皆さんの旅が楽しいものになればそれに越したことはありません。
もしもその他に「こんな被害に遭いました」という方がいらっしゃったら、匿名でも結構ですので、メールでお送りください。
今後スリランカに来られる予定の方へのあくまで「注意喚起」を目的として掲載させていただきます。
たまには観光客のように丁寧に扱われたい現地人 管理人より
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