思ふ




平成16年10月1日(金)  漬物
スリランカにはゴールフェイスという、若者カップルが海を見つめて語らう、素敵な場所があります。日傘の下でいちゃいちゃ、ラブラブな場所です。
東京で言えばお台場みたいなところです。
今日も今日とて近くを通りましたら、このクソ暑い中、肌を寄せ合っていちゃいちゃと。
若いですな!
突風が吹いて浜中の傘が吹き飛んでくれないか、一瞬神にお願いしました。
恋の保護観察員、みずたにです、こんにちは。
 
見た目も実際も暑くてたまんないから、ちょっと離れろ。
愛の仮釈放ども!
 
 
今日はね、昨日の夜遅かったんで朝はひたすらボーーーとしておりました。
ま、簡単に言うと光合成ですね。
 
いかんいかん。
そんな暇はないんです、実際。
事務所に活動報告書も提出しなきゃならんし、年間トレーニングスケジュールも今年の分を作らないかんし、旅行中たまっていた書類などの整理もせないかんのです。
なんでこんなに忙しいんだ!
きっとこれはKGBの陰謀に間違いない。
そう思いましたが、それは単に休暇を取ってたから。そんだけ。
 
 
さて、んで午後は明日から始まる仕事に向けて色々と走り回っておりました。
かつて病院時代、21世紀のブラックジャックと呼ばれた僕が仕事で走り回るのなんてオチャノコサイサイなわけじゃないですか。
 
転んだ。
 
いってーいってー!!
膝すりむいた。
老化?
 
 
少しふてくされて、郵便局に向かいました。
まあ、タイのお土産やら色々とたまっていた書類や手紙、振込みなどをしてきたわけです。
郵便局のおいちゃんはもうすでに顔見知りになってて、僕が行くたびに
「おう、元気か?バレーがんばってるか?」って言ってくれます。
「うん、がんばってるよ!サッカーを。
そんな定番の挨拶をするわけです。
そんな付き合いがもう1年も続いているのに、彼は未だに僕がバレーのコーチだと思っています。
毎回倒置法で強調しているにも関わらずです。
ボケてんのかな・・・。
 
さて、続いて電話会社にネット代を払いに行きました。
月額500ルピーの30時間使い放題のコースです。
 
7月の請求書。13049ルピー。
 
ありえないでしょ。
どんな計算間違いじゃあ!!!
 
一ヶ月でこんなにいくかぁ!
しかも7月はわし日本に帰っとったがねぇ〜〜!
はっ!思わず名古屋弁が。
 
記憶をたどるとね、7月の最初の1週間はキャンディにいたので使ってますよ。何日か。
ところが、それ以降はコロンボと日本なので、一切使っておりません。
何かの間違いに違いないわけです。
 
デモやデモするぞ!SLTネット!
まあ前からこのいい加減な電話会社には散々呆れておったんですよ。
 
国際電話すると混線していて、一度カナダに繋がったことがあります。
電話代どうすんだよ!
 
ネットの海底ケーブルに船のイカリを落として切断し、スリランカ中のネットができなくなったことがあります。
国民の怒りも落ちたわ!
 
そうして約2週間、ネットが使えなかったにも関わらず、一月の代金はきちんと請求する。
なめとんか!
 
そんなことで本日抗議に行ってまいりました。
 
「あのね、この請求書間違ってると思うから。もう一回調べてくれない?こんなに使ってないから。」
「前月分も繰り越してるんですよ。」
「何を根拠にそんなことを言う。払ったわ。領収書見せようか?」
 
もうね、だいぶ慣れてきましたよ。
めんどくさそうに係りの人も
「家に帰って領収書持ってきて。じゃないと何とも言えない。」とか言うのは目に見えてますから。
で、そのうちに家に帰ってしまう。
そんな魂胆です。
めんどくさいことはなるべく先延ばしにしたいから。
できれば、自分の居ない時にもう一回来させようとします。
そんなこと言ったって僕だって君らに付き合ってるほど暇じゃない。
だから、今日は先を読んで、8月2日に振り込んだ6月分までの領収書を持参してきました。
 
学習しましたぞ。ふふ。
 
「とにかくね、もう一回調べてよ、今すぐ。コンピューター叩けば出てくるでしょ?」
しぶしぶ、調べ始める係りのおじさん。
ところが、やっぱり7月だけでそれだけ使ってるんじゃない?なんて言う。
そんなことあるか!
ロクに調べもせずにまた責任転化か!
今回は金からんどんじゃこらぁ〜〜!!
 
ムコーーーーーー!!!!(久々ですね。流行語大賞は諦めました)
 
するととなりのデスクに座ってた事情も知らない若いお兄ちゃんも、
「ほんとに日本に行ってたの?月間違えてるんじゃないの?」
 
 
「本庁の人間がそう言ってんだ!!所轄の人間はだまってろ!!!!!」
 
 
もう、キレ気味です。
実際はそんなこと言ってませんよ。
極めてやさしい温厚動物ですから、僕。
 
すると、そんな様子を察した奥のボスらしき人が出てきて、
「じゃ、サービスセンターの番号教えるからそっちにかけてみて。支払いはそこで確認してからでいいよ。」
 
ええ子や! 
人の気持のわかるええ子や!!
 
ま、でも結局サービスセンターの電話はそれから一日繋がらず、このモヤモヤした気持はいまだ治まらないわけなんです。
絶対問題はその日のうちに解決しないな、スリランカ。
そりゃ取り残されるって世界から。
はぁ〜。
 
 
と、いうわけで漬物漬けました。
いやね、何か腹の立つことがあったら漬物漬けると落ち着きますよ、って誰かが言ってたからさ。
白菜の漬物を作ることにしました。
ビニール袋に白菜と塩とだし、鷹のツメ、にんにくを入れまして、そして歌います。
 
もんでぇ〜 もんでぇ〜 もまれてぇ〜 もんでぇ〜 
もんでぇ〜 もみつづけて できるまでぇ〜 もんでぇ
 
そ〜してぇ おとこわぁ〜〜 しずかにぃ〜 ねむるの でしょお〜
 
いやいや、寝たらいかん。
漬物落ちなぞ聞いたことが無い。
 
そうして出来上がった漬物を一口味見。
 
しょっぱ!!!
 
ビールが進む。
 
揉むのも飲むのもほどほどにしなきゃな。
 
平成16年10月2日(土)  予感
イチローがメジャーリーグ記録達成し、中日ドラゴンズが優勝を決めたそうで。
地元名古屋は盛り上がってますな。
イチローと同じバッティングセンターに通っていたにもかかわらず、彼はメジャーで大活躍、僕はタイで大失態、しかもサッカーやってます、みずたにです、こんにちは。
 
イチローのコメントよりもチチローの行方が気になるのは僕だけでしょうか?
 
言っておきますが、僕だってスリランカのサッカー界では次々と記録を更新しているんです。
・ スリランカリーグ史上初、日本人プレイヤー登録。
・ スリランカリーグ史上初、日本人プレイヤー初ゴール。
たまには記事にしてくれよ、スリランカニュースよ。
クリケットが強いのはわかったからさ。
 
そういうわけで、名古屋の活躍で遠くはなれたスリランカに居てもなんだかハッピーな気分の今日です。
 
そういえば、スリランカに来てまもない頃、活動に不安を抱えていたある日、ネットでイチローのがんばっているニュースを見たとき涙が溢れたときがありました。
遠い海外で1人でがんばっている日本人。そんな彼のがんばりがどれだけ僕に勇気を与えてくれたことか。期待を裏切らない男イチロー。ひょうひょうとやってのけるその精神力。
 
同じ出身地、同世代と共通する点も多いためか、いつも尊敬してしまいます。
 
よし!今日から僕はイチローをライバルにしてがんばるぞ!
彼に負けないように明日からまたがんばるんだ!
明日は朝早く起きてマラソンだ!
そう思って昨日は寝床に着いたわけです。
 
起きたら午後2時でした。
 
うん、いきなり惨敗。
何このダメっぷり。
寝癖とかぴよーん!て、ぴよーん!
 
笑いの打率なら負けないんだけどな。
ま、それでも4割くらいだけど。
笑いの4割打者。
んんー、たいしたこと無いな・・。
 
そんなわけで、本日特に気合を入れてやるものがなくなってしまったので、
夕方、ホステルにいたS隊員とハンバーグを作ることにしました。
 
人数は全部で8人。
8人分の夕食を一挙に手がけるわけです。
 
あ、ちなみにですね、スリランカの女性隊員は30人もいるのに、あんまり料理しません。
僕が赴任して1年ちょっとですけど、ホステルでみんなに料理作ってる女性隊員を見たことは数回くらい。
毎回みんなの為に食事を作るのは男性隊員なのです。
最近はすごいです。男性隊員は全部で10人。うち僕を含めて4人が料理班といった感じ。
 
男性も料理ができる時代。
女性が料理をしない時代。なんですかねぇ。
日本にいたころはもうちょっと女性も料理してたような気もするんですけど・・・。
 
まあ、時代は変わりますから、料理は女性がするというものでもなくなっていくのでしょう。
僕にとって料理できる女性は3500ポイントくらいポイント高いんだけど、そんなことないですか?男性諸君。
 
まあ、とにかくそういうわけで、買出しにいきましたよ、S隊員と。
 
肉1.5kg。
 
多い!重い!お高い!の三重苦でしたけども、なんとかホステルまで持ち帰りました。
ま、持ってたのはS隊員だったけど。
 
さて、それにしても肉の塊って何だか異様な光景ですね。
しょうがないから、でっかい鍋にその肉を放り込んで、必要な材料を合わせてとにかくコネコネします。
「あたたたたたた!!!!あたっ!!」
「安心しろ、秘孔ははずしてある・・。」
 
まぁ、やりますよね。
ミンチの固まりが目の前にあれば、ケンシロウにもなるってもんです。
そして、最後に一言、「お前はもう、死んでいる。」。
 
はなっから死んでますけどね。
だってミンチだよ。
ある意味ケンシロウより残忍ですわ。
 
最後にはケンオウも登場して、特製ソース作りです。
「うぬの弱さはその甘さよ!むうんっ!!!」
ソースをゆっくりおたまでかき混ぜます。
 
そしてケンオウ自ら盛り付けまして、一応ハンバーグが完成したわけなんです。
「目指すは、天!」とか言いながらね。
で、特製ソースをかけ、食べました。
 
硬かった。
 
スリランカってば牛肉はあんまり食用として育ててないもんで、肉は硬いんですよ。
牛肉:豚肉を2:1で混ぜたんですけど、どうやら1:1くらいの方が柔らかくなるみたいです。
食材が一緒でも日本とスリランカじゃまったく同じようにできないもんです。
 
今後、スリランカに来てハンバーグを作ろうと思っているそこのあなた。
メモっときましょう。
いませんね、そんな人。
 
さて、ハンバーグを食した後はマージャンでございます。
え?土曜の夜くらいいいじゃん。
 
久しぶりのマージャン。
わーい!勝ったよ!勝ったよ!
ぶっちぎりのプラス66だよ!
「勝訴」の紙をもってあやうく走り回るところだったけど、そこは深夜なのでぐっとがまん。
 
寝たのは朝の6時でした。
 
明日は朝8時から日本人会主催の運動会があります。
朝8時。
 
うん、2時間後。
 
しかも明日は運動会の最後を飾るチーム対抗リレーのアンカーを任されておるわけです。
 
睡眠不足で全力疾走・・・事件の予感です・・・・。
 
平成16年10月3日(日)  不足
かつて高校時代、50mは6秒50、100mは11秒30の俊足FWでした。
サイトの更新は遅いけど、一旦走り出したら止まらないWEB上のスプリンター、みずたにです、こんにちは。
 
たまに全快ドリブルすると、ボールを置いてきてしまうことがあります。
何が目的で走るのでしょう。
 
昨日の日記にも書きましたとおり、今日は日本人会主催の運動会でありました。
毎年10月に開かれるんですけど、これがなかなか盛り上がるわけです。
 
いきなり遅刻しました。
 
あのね、昨日6時に寝たわけじゃないですか。
8時に起きれるわけないわけでして、起きたら11時半だったわけでございます。
もうね、行くの止めようかと思いました。
それでも、やっぱりイチローのように期待は裏切れないわけです。
運動会の最大の目玉でもあるリレーのアンカーですから。
いくつになってもリレーのアンカーは1位ならもう断然ヒーロー扱いなわけです。
 
思い起こせば去年の運動会。
例のごとくリレーのアンカーだったわけです。
バトンを受け取った僕は5,6歩目にはすでにトップスピードですよ。
観客席の反対側からグイグイグイーーーっとスピードを上げ、最終コーナーを回り、観客席の目の前を通過するときには余裕こいて観客に投げキッスですよ。
そのまま突っ切るように100mの距離を走りきり、ゴール。
もうね、実にかっこよかったわけです。
大歓声の客席からは拍手の嵐だったわけです。
 
まぁ、投げキッスに関してはチームメイトからブーイングだったんですが。
しかしそのリレーチームの活躍により、最後は同点に追いつき、去年は同点で決着つかずだったわけです。
 
そんなリレーのアンカーを任されてるわけですから、
「今日行きません。」とか言えないんでございますよ。
 
まあ、体調はすこぶる不調だったわけなんですけども、行きましたよ。
会場。
 
なんかね、「お前今頃何しに来たんだよ。」という冷たい視線は感じないふりをしてもうすぐはじまるリレーにはなんとか間に合ったわけです。
UPもろくにせず、リレー出場者が集められました。
 
いよいよ最終種目、本日のメインとも言うべきリレーが始まったわけなんです。
 
「じゃ、、うちのチームは1番○○さん・・・、2番○○さん・・・、」
そんな感じでスタメンが発表されたわけですよ。
当然僕は5番のアンカーです。
 
すると、係りの人、
 
「え〜、今年からアンカーだけ200mになりました。」
 
は?
なんですと?
それはもう短距離走ではないのでは?
 
僕の脳裏に不安がよぎります。
ここ最近旅行に行っていた為、身体を動かすことは非常にごぶさた。
しかもこの絶不調の時に全力で200m走れと?
しかもさっき食べた弁当がまだ胃の中で消化しきれてない感じ。
 
おまけに聞くところによると、ライバルチームの2チームのアンカーは中学3年生の陸上部の男子と高校3年生の陸上部の男子です。
 
いや、あのね、100mならなんとかいけますよ。
200mなんてどんな力加減で走ったらいいか想像もつきませんよ。
しかもライバルが現役学生の陸上部て。
皆さん忘れてらっしゃるかもしれませんが、わたくし、今年三十路を迎えました。
 
そんな僕に現役陸上部と張り合えと?
自分も高校生の時は体力スピード共に全盛期だったので、その疲れ知らずさはよく分かっております。
まいったな。
どうすりゃ勝てるだろう?
 
ん〜〜〜。
ん〜〜〜。
 
作戦を練ります。
 
うまくバトンを落とさせる方法はないものか?
うまく靴を脱がす方法はないものか?
うまく転ばせる方法はないものか?
大雨で中止にならないか?
 
せこい!考えがせこすぎる、三十路!
 
そこである考えがひらめきました。
まずね、200mというと100mくらいのスピードで走ったら走りきれないわけなんです。
ペース配分を考えなきゃいけない距離だと思うんですよ。
そこでひらめいたのが、「現役高校生より、三十路男の方が勝っていると思われるもの、メンタル。
 
そう、少なくとも10年以上は彼らより歳をとっている分、社会のプレッシャーや経験は積んでおるわけです。負けん気だってここぞという時は発揮できるはずです。
 
当然体力やスピードで対等に戦ってしまっては勝ち目はまずないでしょう。
 
つまり彼らのまだまだひよっこの根性をガツンと叩き、戦意を喪失させれば勝機はあるのではないかと、そこに目を付けたわけなんです。
 
我ながらいつも冷静沈着、天才なんだから、ぼくちんたら・・・。ふふ・・。
 
さて、そのメンタル面をどうやっつけるか。
それが問題です。
 
うん、つまり
 
バトンを受け取ったら全速力で後先考えず走ります
 
それを見た高校生は、200mなのにいきなりこのペース?!こんなに足が速かったらもう追いつけないやと思います
 
1位は難しいと諦めます
 
諦めて「抜こうモード」から「現状順位維持モード」に変わります
 
少し失速します。
 
という作戦です。
なんというすばらしいアイデア。
純粋無垢な現役高校生のメンタルの弱さにつけ込んだ大人社会の知恵です。
 
ただし!これには絶対条件があります。
そう、お気づきの方もいらっしゃると思いますが、僕にバトンが回ってきた地点で僕らがトップでなければならないということです。
 
じゃないと、僕が置いてけぼり、僕がメンタル的にやられてしまうのです。
ああ〜おじさんを置いてかないでっ!ということになるのです。
 
純粋無垢な三十路は身も心も現役高校生によってズタズタにされて、明日からの社会に復帰できないのであります。
そして何より、サッカーコーチとしての今後の活動に支障をきたす恐れがあるわけであります。
 
そんな不安もありましたが、もうこれくらいしか作戦はないわけです。
一か八かそこに賭けてみたわけです。
 
第4走者が1位で帰ってきました。
 
ぬおぉぉぉ〜〜!!
 
天は三十路の見方でした。
あとは自分の力を信じて作戦を実行するのみ!
 
1位と2位の差は約6m。
バトン受けの時に少しでもスムーズにと、走り出す距離間に意識を集中します。
第4走者が約10mに迫ったところで、走り出しました。
 
うん、早かった。
10mはいくらなんでも遠いやろ。
落ち着け!自分!
そのおかげで距離が3mくらいに縮まってしまいました。
なんたる不覚。
 
しかしここで凹んでいる場合ではありません。
彼よりも前にいる限り作戦は実行に移さなければなりません。
 
いきなり全力疾走!!!!
 
サッカー選手をなめんなっ!!!
追いついてこれるか!
ひよっこ高校生!!!
 
さすがにまだまだ衰えてませんよ、7,80mの地点ですでに差は10mくらいまで突き放しました。
客席からの歓声が聞こえるほど非常に冷静だったわけです。
しかもです、し・か・も。
 
僕を追いかける高校生、ペースを落としました。
 
かかったわ!!!!
 
なんて見事に作戦に引っかかってくれるんですか!
ようし、後はこのまま距離を縮められさえしなければ去年同様、投げキッスタイム突入だ!
今年も客席を盛り上げますよぉ〜〜。
と、100mを過ぎたあたりで、あることに気がつきました。
 
僕、息してない。
 
 
つまり、100mの距離を全力疾走なら、通常息はしません。
息をせず、一気に全身に力を込めて走りきるからなんです。
そしてこの時の僕も100mを全力疾走するつもりで走ったので、息をしてなかったわけなんです。
 
そう、あと100mあります。
 
一気にペースが落ちました。
それだけならよかったんです。
残り60m地点で足があがらなくなりました。
後ろを振り返ると高校生がバテながらも6m付近まで追い上げてきています。
 
やべえ、差される・・。
 
そして、残り30m地点では身体の筋肉に酸素が足りなくなる状態になり、痙攣が起こりました。
 
陸上選手では400m走でよくその現象が起きるそうなんですが、ぶっちゃけこの症状はやばいです。
これがひどいと筋肉を殺してしまい、スポーツ生命は一発でアウトということにもなりかねます。
僕にそんな知識が頭をよぎったため、冷静ではありませんでした。
その地点で差は5mくらい。
 
突っ張った足、曲がらなくなった膝、痙攣して反対側に曲がっている手首。
急に僕の中に「身体障害者」という文字が浮かび上がりました。
もう順位などどうでもいい・・・・。
これは正直やばい・・。
 
そして、突っ張ったままゴールに倒れこみました。
 
かろうじて1位。
 
倒れている僕に集まった仲間が一言。
 
「さすがエンターテイナー。去年は投げキッスだったから今年は倒れこみで(笑)。」
 
い、いや違います・・・。
ほんとに死ぬかも・・。
 
その後全身痙攣と嘔吐との戦い。
これはただ事ではないと察知したコーディネーター。
 
僕、救急車で運ばれました。
 
睡眠不足、運動不足、UP不足。
そんな状況で200m全力疾走したら、死にますよ。
 
結局、約30分間呼吸を整え、痙攣と嘔吐も収まり、ホステルに帰ってきました。
 
せっかくの華々しい1位が醜態をさらした1位になってしまいました。
 
なんか嫌な予感したんだよなぁ〜、昨日マージャンしてる時に。
 
平成16年10月6日(水)  上流
久しぶりにキャンディに帰ってきたら、お友達からもらった新米をネズミに喰われてました。腹立たしい気持を抑える為にタイから仕入れたお香で瞑想してます。
サイババです、こんにちは。
 
あなた、地獄に落ちるわよ!
 
僕もそれくらい強気になりたいです、細木先生。
 
最近挨拶も支離滅裂だな、おい。
 
今日はね、バレエ観て来ました。
バレエですよ。
あの上流階級のマダム方がこぞって肉体美と音楽の調和を楽しむあのバレエですよ。
 
なんだか知らないけど誘われましてね、チケット500ルピーしましたけど、行って来たんですよ。ロシア人のバレエを観に。
 
だってロシア人ですよ。
肌白いんですよ。
顔小さいんですよ。
めちゃくちゃ綺麗なんですよ。
 
生ロシア人なんて見たことないからさ。
ちょっと興味本位で観て来たんですよ。
なんか聞くところによると日本でバレエなんか観たらめちゃくちゃ高いらしいですね。
何万円もするとか聞いたんですけど、ほんとでしょうか。
僕はそんな上流階級の趣味なんて持ち合わせてないもんですから、よくわからないんですけども。
 
とにかく500円くらいで観れるってんで行ってきたんですよ。
 
ものすっごいクルクル回ってました。
 
いや、それくらいしかわかんないって。
だって素人だもんさ、僕。
 
あと、男の人のおしりがプリッ!ってなってたよ。プリッ!って。
いや、それくらいしかわかんないって、素人は。
ロシア人だってだけで観に行ったんだからさ。
 
ロシアっていうと思い出すのはなんですか。
コサックダンスくらいしかないわけじゃないですか。
あと、ロシアンルーレット?
t.a.t.u ?
チェルノブイリ?
冬将軍?
 
うん、そんなもんだろ。
とにかくさ、なんちゃらっていうホテルで講演があったから行ってきたんですよ。
 
25分で終わった。
 
早くねー?
 
チャイコフスキーの曲に合わせてクルクル回って、んで定番の白鳥の湖やって、終了。
もう少し回って欲しかったけど、あとどれだけ回転しても僕では芸術が理解できないのでこんなもんで充分か。
 
その後は一緒に行った隊員たちとお食事。
バンブーガーデンっていう中華料理のお店に行ったんだけど、バンブーが一つもなかったのに、ちょっとがっくりする。
 
さて、今日はなんか筆が乗らないんだなこれが。
更新を楽しみにしてくださるお客様には申し訳ないんですけどね、頭の回転が今日はなんか遅いの。
たまにはこんな日もあります。
なんかやらなきゃいけない仕事や個人的な問題もたくさんあって、ちょっとテンパッております。
 
今日は勘弁してください。
 
掲示板にお返事して今日は終了いたします。
 
あ、柿ピーたべよ。
 
平成16年10月11日(月)  製作
昨日の夜見上げた夜空の満天の星の数以上に涙をこぼしました。
みずたにです、こんにちは。
 
久しぶりの更新でしびれを切らした皆さん、ごめんなさい。
報告書とムービー製作でここ何日かの記憶がございません。
今日は何日ですか?
 
えっ?ムービーってなんだって?
いやだなぁ、お客さん。
10000HITのプレゼントですよ。
 
え?宣伝させていただいてよろしいですか?あ、ありがとうございます。
 
あのですね、「若干スリラン化」、開設して約5ヶ月、こんな不定期更新のサイトにファンレターをくれたり、応援メッセージを書き込んでくれたりする物好き、いやお客様にね、今回10000HITの感謝の意を込めまして、私ムービーを作りました!
いえ〜い!
はいそこ!暇とか言わない!
現実逃避とか言わない!
 
でもね、これがものすごい出来なんですよ。
たぶんね、スリランカ政府に売れる。
ほんとお金取りたいくらいの出来なの。
これ見たら今すぐスリランカに行きたくなるような出来ですわ。
いや、サブリミナル効果とか入れてないですよ。
でも行きたくなる。
だって僕ですら行きたくなったからね。
 
もういるのに。
 
いいわ、これ観光協会に売りつけようかしら。
 
でね、全編約25分の超大作。
もう自作の域を超えてるね。
絶妙な切り替えとサウンドとのマッチ。
軽快なカメラワークと使用画像は全560枚。
 
タイトルは
「第1章:Sri Lankaを歩く」
「第2章:天使達の詩」
「第3章:宝島」
「第4章:ハート泥棒」
「おまけ」
 
ああ〜、もう気になるでしょ。
僕も気になってきた!
あ、いや僕は知ってるわ、内容。
 
皆さんには詳しい内容は勿論秘密。
99991000010001のキリバンを狙ってくださいませ。
3名限定品です。
世界に3本しかないです。
っていうか、こんなに苦労して作ったからどうかもらってください。
 
 
さて、そろそろタイ日記更新するかなぁ。
 
平成16年10月12日(火)  友達
昨日はお友達とチャットをしてなんだかリフレッシュしたので、サタデーナイトフィーバーです。みずたにです、こんにちは。
 
月曜だけどね。
 
今日はですね。報告書が終わりました。
僕ってほら、一応名目では青年海外協力隊でスリランカにサッカー教えに来てるじゃないですか。純粋に青少年育成のためにサッカー教えに来てるじゃないですか。
でも実際は違うわけですよ。
表の顔と裏の顔があって、まぁこれはほんと他人には言えないんですけど、CIAの特殊部隊にいるんですよ。
・・・・
あ、待って。右上の×ボタン押さないで!
自分でもくだらないと思って書いてるんだから。
 
あのね、でもほら鍛え抜かれた肉体だけは隠せないじゃないですか。いくらトップシークレットとは言え。
お子達はSirの強靭な肉体はサッカーで培ったものなんだ!って思ってるかもしれないけど、大半の筋肉はその特殊部隊での訓練によって培われたものなんですよ。
 
・・・
やめようか?この話。
 
続けます。
練習中ボールが川に落ちたとするじゃないですか。
ボールはドンドコドンドコ運河によって明日へ向かって流されていくとするじゃないですか。
すると子供達が一生懸命川岸を走ってボールを追いかけるわけですよ。
Sirとしてはそれを見守ってるわけにもいかないんですよ。
率先してボール救出作戦を決行しなければならない。
子供達が誤って川に落ちてしまって危ない目には遭わせられないわけなんであります。
まぁ、鍛え抜かれた肉体にとっては朝飯前なわけですよ。
川岸から手を伸ばしてボールを取ればいいだけのことですから。
目一杯手を伸ばしてボールを捕らえたんですよ。
 
背中つりました。
 
川落ちました。
 
 
いや、予想以上に深いのな、これが。
んで、背中つったまま溺れてるわけじゃないですか。
いや、泳げるんですよ。
昔小学校の時水泳大会で背泳ぎしてプールサイドに頭打ってそのまま沈んで先生に助けられても「まだまだ泳ぎまっせ!」って気合充分なんですよ。
血でてんのに。
そんくらい泳げるんですよ。
 
でもね、いかんせん背中つってますから。
泳ぐのに背中がつってるのはこれ致命傷なんであって、なんかねすんごい溺れてたの。
そしたら子供達がSirは泳げないんだと思ったらしく、今度は僕の救出作戦が始まったんですよ。
皆で寄ってたかって木の枝を差し出すの。
 
もうね、感動した。
 
いや、感動してる場合じゃない。
絵的には物凄いかっこ悪いことになってる。
ボールとかもうどうでもいいや。
とにかく早く助けて背中ストレッチさせてくれたまえ!ってことですよ。
んで、やっとのことで救出されたんだけど、子供達すんごい笑ってんの。
しょうがないから僕も笑うしかないじゃん?
そしたら、調子に乗って子供達もっとゲラゲラ笑い出したの。
ねぇ、Sirとお子達のほのぼのとした1場面ですよ。
 
 
グランド5週走らせた。
 
 
笑いすぎやろ、お前ら。
ハックション!
 
さて、今日ふと思ったんですけど、このサイトのリンクって少ないと思ったんですね。
僕ね、自分から人様のサイトにリンク貼ってくださいとか言ったことありません。
貼ってもいいですかってのも訊いたことない。
これじゃあ、ちょっと寂しすぎるんじゃなかろーかなんて思いまして、今日はお友達のサイトへもちょっくら顔を覗かせまして、新しいサイトでも発掘しようかと色々他の日記サイトさんも覗いてみたんです。
でもあれですね、あんまり面白いっていうか僕がハマるサイトって中々ないですなぁ。
面白い日記を書いてる人がいたらどなたか紹介してください。
基本的に、この人頭いいなと密かに匂わせるような日記を書いてる人って好きですね。
知識人とかそういうことじゃなくて表現力や発想力とあとは笑いのセンスですね。
まぁ、お前が言うなってのもありますが。
はい、もう少し勉強します。
いや、その勉強のために発掘しようと思ったんですけどね。
 
僕ね、基本的にもうすでに大手になっているサイトにはあんまり興味ないんですよ。
しかも大体アクセス数の多いサイトで検索するとカウンターが単に投票制だったりするので大手と言えども大して面白くないんですよ。
それと下ネタと悪口はルール違反ですね。
いや公序良俗に反しない程度ならネット上は問題ないんだと思いますけど、笑いとしてはナンセンスですね。
笑いのセンスのない人が宴会で脱ぎ芸しかできないのと一緒ですから。
脱げば誰だって笑うって。
しかもそれ笑わせてるんじゃなくて笑われてるんだっつーの。
で、覗いてみてがっかりすることの方が多かったりしちゃうんですね。
それよりもまだ立ち上げたばっかりだけどセンスが光る、こりゃ間違いなく人気出るわってサイトには思わずファンレター出しちゃったり書き込んで応援したくなる。
あれですね、インディーズバンドにはまる人の気持が今よく分かりますよ。
メジャーデビューしたらちょっと魅力なくなっちゃうみたいなね。
まぁ、まるで自分が育てたかのような傲慢な気持はサラサラありませんけども。
でも、ほらっ!やっぱり当たった!ってのは密かにそのサイトの管理人同様うれしいんですよ。
 
そういうわけで、次回から積極的に「当たりそうなサイト」を探そうと思っています。
そして同時にたくさんのお友達のサイトをリンクさせていただこうと思います。
 
今現在僕が遊びに行かせていただいているサイトの管理人の皆様へは追ってリンクお願いのメールを差し上げますのでその際はよろしくお願いします。
また、密かにこのサイトの閲覧者で(多いんだな、ほんとに密かだからこまっちゃう。ファンレターの数くらい書き込みしてくれればいいのに・・・。隠れファン嫌いじゃないけど)
サイトをお持ちの方もこの際に是非メールか掲示板でお知らせください。
リンクを貼らせてくださいね。
 
友達の輪を広げるぞぉ!
 
PS:今日は笑いが少なくてごめんなさい。
 
平成16年10月13日(水)  相談
いやー、勝ってよかったね、オマーン戦。
最終予選も頼むよ、鈴木くん。
一応サッカーコーチのサイトですから、サッカー関連のことには触れとかないとね。
それにしても、僕がサッカーをやり始めたときなんて(小学生)「足短くなるからやだよ。」とかいう時代だったのに、よくめげずに20年以上もやりましたね、僕。
今やこのサッカーブーム。
ある意味先見の明があったわけですな、幼き僕は。
ある意味10年は流行の先端を行くタイプですよ、僕は。はっはっはっ。
 
TシャツをジーパンにINするタイプです、みずたにです、こんにちは。
 
むれるむれる。
 
さて、TシャツもINしたところで、秋葉原に向かいたいと思います、いや今日の日記を書きましょうかね。
 
今日ね、昨日川に落ちたからお腹減ってたんですよ。
晩御飯はちょっと気合入れまして「チンジャオロース」と「かに玉」を作ることにしました。
もう、うきうきで作りましたよ。
なんせこの2品、「中華レストランシェイシェイ」(オーナー30歳:中華鍋を振るときだけ訳の分からない中国語を発し、不必要に油多めにし炎を立たせては喜ぶシェフ)においては、初の試みですからね。
 
まずね、材料がないとかそんなことはどうだっていいんですよ。
まず、それらのメニューを食べたいという気持が大事なんですよ。
まず、「食べたい」という欲求があってその次に「作りたい」という感情が湧いてくるわけですから、まず材料のことなんか考えちゃあいけない。
材料は後からなんとでもなるわけですから。
 
でね、早速冷蔵庫の余り物チェックから開始しますよね。
チンジャオロースに欠かせないのがまず牛肉ですね。
牛肉の細切を探しましたが、あるわけないですね。
スリランカ、あんまり牛食べないしね、固くてまずいんです。
でもね、チキンがありましたよ。
モモ肉です。
とりあえず、牛の代役はチキンに任せました。
大丈夫です。
あとは、ピーマンね。
ピーマンも・・、ないね。
んじゃ、えーとキャベツでいいや。
色が一緒だから。
あとは、余ってる人参とか玉ねぎとかも一緒に炒めちゃえ。
オイスターソースをたっぷり使って味を調えて、各々調味料を各種入れまして
で、チンジャオロースの出来上がり〜。
普通の肉野菜炒めね、これね。
 
いいのいいの。
まだ「かに玉」があるじゃん。
「かに玉」が食えれば「チンジャオロース」が「肉野菜炒め」になってもいいのよ。
細かいことは気にすんなって!
 
えっとまず材料としては、カニ。
あるわけないじゃんね。
「かに玉」なのにカニがないね、でも奥の手があります。
 
必殺!!
料理名変更!!
 
「玉」。
 
 
カニないもんしょうがないじゃん。
で作りました。
 
「玉」
 
一応ネギとかダシとかちゃんと入れて、あんかけにもグリンピース入れたし。
雰囲気はもう断然「かに玉」。
実際は「玉」だけども、誰が何と言おうと「かに玉」。
言い張ることが大事。
 
そんな虚偽満載の料理を、笑顔の庭師ジョールソンと食べながらテレビを見ておったんです。
まぁ、テレビなんていうハイソなものを7月にゲットしたもんですから、たまには見ようと思いまして、文化人らしく「お悩み相談室」を見ました。
 
あのね、スリランカにも視聴者から電話をもらってスタジオのアドバイザーにお答えを頂くっていう、みのさんもびっくりな番組が結構あるんですよ。
 
ほら、日本だったら「娘に早く結婚して欲しい。」とか「父が歳だから車の運転をやめさせたい。」とか質問がバンバンみのさんに来るわけじゃないですか。
そういった感じのばんぐ・・・
 
あ、奥さん、ちょっとCM入りますから。
そのまま待っててよ。
そのままよ。
 
 
(CM中)
 
 
(CM明け)
んでね、そういった感じの番組があるわけですよ。
それをジョールソンと見ていたわけです。
 
スリランカのみのさん「じゃあ、次の相談者です、もしもし?」
相談者「あ、もしもし・・・。」
みのさん「今日の相談はなんですか?」
相談者「水がないんです。」
みのさん「あー、水がね・・・。どうですか、アドバイザー。」
アドバイザー「んー、もう少し様子を見ましょう。たぶん来週には雨が降るかもしれない。
みのさん「では次の相談者です。」
 
いいの??
そんなんでいいの??
 
相談者「息子を学校に入れたくて学校に申請書を出したのですが、学校から遠いという理由で断られました。なのに、私達より遠い家の子は許可されたんです。どうしてですか?どうすればうちの子も学校に行けますか?」
 
★ これはスリランカによくあることで、要するに裏でお金を渡して入れてもらっているんです。このことはたぶん相談者も番組側もアドバイザーも全員分かっています。その上でなんとかして欲しいと番組に相談しているのです。
 
アドバイザー「そうですか。それはおかしな話ですね。わかりました。私がなんとかしましょう。後で直接私に連絡ください。
みのさん「そういうことです、よかったですねぇ。」
 
じゃあ、番組で放送するなよ!
うちうちでやらんかい!
そんな問題スリランカ国民全員の問題でしょ!
皆が解決策を知りたいっつーの!
 
そんなことをジョールソンと抗議しながら今日の夕食は過ぎていきました。
 
ジョールソンが「この人(アドバイザー)はいい人だ。」
って感心してたけど、たぶん「こいつの息子も入れてやれよ。」って一言職権使っていうだけであって、根本的な解決には絶対行かないと思うぞ、ジョールソン。
相談したモン勝ちじゃんね、そんなの。
 
でもスリランカじゃそれがまかり通ります。
 
平成16年10月14日(木)  輪廻
人間誰しも辛い別れはあります。
出会いがあれば別れもある。
それが世の常であって、何事にも永遠なんてものはないんです。
永遠なんてものが実際にはないから、いつの世も人々は「永遠」に憧れ、永遠を追い求め、そして永遠を信じようと努力するものなんです。
 
今日最後の在庫カップラーメンとの別れを惜しみました、おいしかったです、みずたにです、こんにちは。
 
別れってつらい。
 
 
今日はね、特にネタないですね。
毎日毎日僕にネタがあると思ったら大間違いだぞ!
でもね、ネタがないのと日記が書けないのとはこれ別問題なんですよ。
よく「今日は何もしなかったから、日記に書くことがありません。」とか言う人いるじゃないですか。
まぁ、たぶん過去にもそんなようなこと僕も言っていた。
確かに言っていた。
 
うんだからね、気持はよく分かるんですけど、日記って必ずしも今日の出来事ばっかり書かなくていいんですよ。
「今日思ったこと」でいいわけですから、「今日昔のことを思った。」
「今日トイレの便座のことについて思った。」ならそれを書けばいいわけですから。
 
24時間寝ていてベッドで死んでましたってなら話は別ですけど、何も考えずに一日が終わってしまったってことは絶対にないわけです。
 
というわけで、今日はネタがないということの言い訳はこれくらいにしてと・・・。
 
改めまして何かについて語ってみようと思います。
まぁ、なんか題材があればちょちょいっと書いちゃうんですけど、まず題材を探そうとしたんですよ。
何でもいいんです。
目の前にあるコーラのペットボトルについてでもいいし、椅子についてでもいいし、蚊取り線香についてでもなんでもいいんですけどね。
 
蚊取り線香について延々と語られてもどうなんですかね。
語ってみましょうか?
え?語ってみろ?
ほんとに語りますよ。
 
そうですよね、他の日記サイトで蚊取り線香について語っている文章見たことないですもんね。そういう誰もやらない馬鹿っぽいこと、わたし好きです。
たまには蚊取り線香も語られてもいいですよね。
あんなにがんばってるし。
 
わかりました。じゃあ今日は蚊取り線香について語ります。
 
 
「かとりせんこう」。
漢字では「蚊取り線香」ですね。
あ、ここでは、あのベープマットとか、電気式のタイプとかの話はしません。
あくまであの緑色の渦巻き状のコイルのことですから。
それで、お願いしますね。
 
さて、まずね、僕思うに蚊取り線香ってすごくやさしい奴だなって思うんですよ。
 
まずね、色。
ほとんどがじゃないですか。
しかもモスグリーンですよ。
 
何がやさしいって目にやさしい。
こうなんていうんですか、もしも蚊取り線香がパッションピンク、もしくはゴールドシルバーだったら落ち着かなくてしょうがない。
夏の夜に縁側でうちわをパタパタさせながら月を見ていて、「綺麗だなぁ」なんて情緒溢れる感じで座っていても、横に置いてある蚊取り線香がピンクだったらそっちに目が行っちゃうわけです。それがゴールドでもシルバーでもそうです。
 
もしも女性が薄いブルーの浴衣姿でセクシーに居てもですよ、蚊取り線香の色がど派手な感じならそっちの方が絵的に勝ちですから。
 
男性陣も「おいおい今日の蚊取り線香は色気ムンムンだな。」とか違う方に食いついちゃうわけです。
 
そういうわけで、浴衣姿の女性に影ながら花を持たせてあげるという蚊取り線香ならではのやさしさがそこにはあるんですね。
 
「僕はモスグリーンですよ、そんなに目立ちませんよ。今日の主役は浴衣のお姉さんですよ。なんだったらそこら辺の草木と一緒にしてもらったってかまやしませんよ。」と身をもって示してるわけですね。
なんという思いやりでしょうか。
もうこの地点で涙が止まらない感じなんですけども、彼のやさしさはまだまだ続くんですね。
 
あの形ね。
渦。
もうただでさえ控えめな色なのに、まだ控えるわけです。
これでもかと言わんばかりに控えるわけです。
だって、僕がもし人間じゃなく、この世に蚊取り線香として生を受けていたら絶対、直線ですよ。
「誰が蚊と闘ってやってるとおもっとんじゃこらぁ!!」って自己アピールもいいとこですよ。
んでヌーーン!って直線。
 
なのに蚊取り線香さんったら、極力邪魔にならないように渦巻いてくれてますよ。
人間の形に例えたら膝抱えてベッドに横になってる形ですよ。
そんなにまで窮屈な思いをしてまで自分の存在を極力殺し、そして蚊を殺しているわけなんです。
まさに小型化時代のニーズを先取りした形なわけですよ。
「僕目立ちませんから。下の方で膝抱えて丸くなってますから。どうぞお気になさらずに。」と言っておるわけです。
 
それでいて文字通り自分の身を焦がし、魂を燃やし、仕事に専念するわけですよ。
そして7時間後には跡形もなくこの世を去っていく、まさに生活空間にも環境にもやさしい彼なんであります。
 
やさしい。なんてやさしいんでしょう。
蚊取り線香という言葉で何度心が温まったことか。
 
だからね、こんなに謙虚でやさしい蚊取り線香なわけじゃないですか。
キャッチフレーズもなけりゃ、名前もそのまんまじゃないですか。
「蚊取り線香」て君。
名前見たら「蚊を取る線香」の何物でもないでしょ。
もっと消費者を惹き付けるんだったら斬新なキャッチフレーズの一つも付けなきゃいかんでしょ。
こんなにがんばってる彼だからもっと皆さんに注目していただきたい。
しょうがないから僕考えましたよ、キャッチフレーズ。
 
「蚊も恋も煙に巻きます アレスリン」
☆アレスリン・・・蚊取り線香の有効成分:ピレスロイド系アレスリン
 
 
「渦巻いて 煙もまいて 行こまいて」(名古屋地方限定)
 
 
「あ、そこのお蚊さん!寄ってらっしゃい 見てらっしゃい 逝ってらっしゃい」
 
 
「蚊用サスペンス劇場〜蚊取り線香は見た〜」
 
 
「SMAP蚊取り線香」
 
ほら、もうなんとなくイメージ変わってきたじゃないですか。
親近感湧いてきたでしょ?
 
今まで余りにも目立たなくて親近感湧きませんでしたけども、こうしてクローズUPしてみると感謝の念が溢れてしまうわけなんですね。
 
そして最後に生涯をまっとうした彼の屍を覗いてみると、まるでそれは人間の輪廻転生を意味するかのような渦状に散らばる灰。
何か深く考えさせられてしまうわけなんです。
その彼の残された灰を見ているとなんて自分はちっぽけなんだ。
人生も回っている。
金も回っている。
そして幸せもいつか自分に回ってくる。
おまけになんだか目も回ってきた。
 
そんな大きな気持にさせてくれるのです。
まさに人間とはどう生きるべきかを問い直してくれるわけなんであります。
 
今までただの緑色のクルクルだと思っていた方は今すぐ心を入れ替えて彼と共に何かを考えて欲しいのです。
僕も今日は彼が訴えかけているものは何なのか、そして彼の生き様、生涯をかけた死に様と自分の人生を照らし合わせ、眠りに就こうと思います。
 
 
 
 
ベープマットつけて。
ほら、あれだよ、煙だと臭いからさ。
 
平成16年10月15日(金)  徹夜
ジーコ曰く次回のシンガポール戦にはカズ、中山らフランスWC時代の代表選手を投入するらしいです。
そういうことなら、急いで帰国準備、みずたにですこんにちは。
 
召集かかっちゃたんで。
 
まぁそんなサプライズがあったわけなんですけども、実は来年僕もとっておきのサプライズ、用意しております。
まだ言えませんけども。来年2月くらいだと思います。
お楽しみに。
ああ、あんな人がうちのHPに登場したら閲覧者の皆さんびっくりするだろうなぁ。
ええ!みずたにさん、あんな人と知り合いだったの?!!みたいなね。
ふふ、内緒内緒。
 
さて、今日はダンゴッラという地区の練習日。
おっとその前にお友達の肩が早く直るように街角の仏陀さんにお祈り。
ここ最近のスリランカの物価上昇のため、いつもは2ルピーのお賽銭のところを1ルピーに減額したけど、あとは本人の気合にまかせてと。
 
練習に向かいました。
久しぶりに会うお子達が言いました。
「Sir、試合どうだった?」
「あん?ああインド戦ね、勝ったよ日本が。4−0で。」
「最終予選にいけるの?」
「うん。こないだのオマーン戦も勝ったから行けるよ。」
「ふーん、すごいなぁ。Sir、ゴール決めた?
「え?」
「何点決めたの?」
「いやいや、Sirは試合してないよ。」
「え?試合するためにインドに行ったんじゃないの?」
「違う違う。見に行っただけだよ。」
 
こんなサッカー界じゃ名も知られてないペーペーな僕を日本代表選手だと思っている子供達。
代表選手がスリランカでのん気にコーチしてる場合じゃないでしょ?
まあ彼らにとってはそれくらいの人が教えに来てると思ってるんですよ。
だってスリランカは小さい国ですから、意外に元ナショナルチームの選手なんて人と会ったり、そういう人の試合をみることができますから、日本でも有名選手との距離がそれくらい近いと思ってるんですね。
だから、日本代表選手の名前をあげて、
「Sir、ナカタって知ってる?」
「ああ、知ってるよ。」
「Sir、一緒にプレーしたことある?
って会話を平気でします。
 
あのなぁ。
あっちはイタリア、僕スリランカ
彼は年間収入11億。僕は月3万円
彼は優雅にイタリア料理をナイフとフォークで。
僕はカレーを手で食べてるでしょ。
 
愚問だよ愚問、お子達よ。
 
蹴るよいい加減。
 
要するに人口2000万人しかいない国ですから、スリランカ。
国土は北海道の3分の2くらいです。
外国も自分達と同じくらいの規模だと思ってるんですね。
 
ここテストに出るぞー、メモっとけ。
 
以上、今日の勉強終わり。
 
 
さて、今日はこの日記、コロンボからUPしております。
珍しくホステルにはあんまり人がいなくてうるさくありません。
しーんとした中でインスタントジョンソン。。じゃないやインスタント味噌汁を飲みながら更新しているわけです。
 
明日はね、「男の会」があるんですよ。
よくわかんないって?
まぁ、詳しい説明はランカ速報に書いておいたから、そっちを読んでください。
でね、明日はその男の会なのに寝れないの。
 
やばいよ、この分じゃ徹夜の勢いだよ。
先日出来上がった報告書を提出しようとしたら、添付書類が用意できてなかったことに気づき、しかもそれが結構手間がかかる一品だったもんだから。
大至急作成ですよ。
しょうがないから、開き直ってホステルでゲーム。
 
あれだよ、焦った時ほど冷静に行こうぜ。
 
やること一杯あってもまずは紅茶を飲み、精神統一してから集中力を高める。
正しく座りなおし、ゆっくり目を閉じて、これからやるべき仕事をゆっくり一つ一つ数える。
あれがひとつ、次にあれがひとつ、で、あれもひとつ・・、あとあれもひとつ・・・。
 
 
ZZZZZZ・・・・・。
 
うん、すっげー眠い。
首カクンってなった、カクンって。
 
明日の男の会に備えて寝ようと思いましたが、本日現在朝8時。
もう、寝れない・・。
 
平成16年10月17日(日)  餃子
ハードル走で念願のオリンピックに出場したんですけど、ルール上マリオジャンプじゃないとダメでした。結果はドベだったけど、金貨を100枚集めました。
むしろ金メダルよりもオッケーなのか?
こんな夢を見ました、みずたにです、こんにちは。
 
まだ1機あるってことは明日も?
 
そういうわけで、今更オリンピック関連の夢を見るとは思いませんでしたが、色んな参加の仕方があるもんです。
 
さて、今日はね、野球のG隊員と飯を食べに行きましたよ。
やっぱりコロンボにいたら、日本食じゃないですか。
日本茶に安い定食でゴージャス気分満喫じゃないですか。
「ニッポンジンナラ オチャヅケ ダヨ!」
とか言いながら、トンカツ定食じゃないですか。
 
くぅ〜、うきうきで出かけましたよ。
とりあえず、トンカツ定食が来るまでの間、ビールとギョーザで土方のオヤジ気分を味わおうと店員(スリランカ人)に言いましたよ。
「ビールと餃子ね、一緒にちょうだい。」
「イ、 イッショニ?」
 
一応ね、ここの店員、日本語少し勉強してるんですよ。
でも、ほんとにカタコトですから、分からないことはこっちがシンハラ語で言ってるんですよ。
でもね、これいっつもなんですけど、ギョーザとビールを一緒に楽しむっていう感覚をスリランカ人は知らないから、絶対ビールだけ先に持ってくるんですよ。
日本の居酒屋だったら一応、気使うじゃないですか、ビールを出したら、おつまみかつき出しかそんなのと一緒に。みたいなね。
 
でもスリランカはそういう感覚ありませんから、とりあえず、ビール出した段階で半分仕事終わったみたいな感じになってるわけですよ。
なんかちょっと嫌じゃないですか。
大して冷えてないビール(ちなみにビールもまだ冷えてない手前のボトルから持ってくる。毎回ここの店長『日本人』から叱られている。)を一番に持ってきて、全部飲み終わった頃に、ギョーザを持ってくるんですよ。
 
でね、ビールを持ってきたら、勿論すぐギョーザをその後持ってくると思うじゃないですか。「一緒に」ってお願いしておるわけですから。
でも絶対20分は待つわけですよ。
 
ぬるくなっちゃうって、ビール。
最悪全部飲んじゃうって、ビール。
 
この「同時に」「一緒に」って言う感覚がそもそも違うみたい。
それか厨房まで歩く間に忘れてしまうか。
ニワトリか!
 
んで、この日もそうだったんですよ。
「一緒に持ってきてね。」
「イッショニ?」
「そう、一緒に。」
「ナニヲ?」
「何をじゃないよ、ビールと餃子。」
「デハ ゴチュウモンヲ クリカエシマス。」
「話きいてんのか。」
「ヒガワリ ト トンカツテイショク ト ビール ト ギョウザデスネ」
「うん、でギョウザとビール一緒に持ってきてね。」
「ギョーザトビール、イッショネ。」
「そうそう。」
 
30秒後にビール出てきました。
お前全然分かってないじゃん!ギョーザと一緒にって言ったでしょ?もう出来たの?ギョーザ!」
 
「ギョーザ クルマデ レイゾウコ イレトク?」
 
意味わかんねーよ。それ聞くなら最初から出すなよ。んで、君これスリーコイン(ビールの銘柄)だけどそういやビールの銘柄訊いてないけど、何勝手にスリーコイン持ってきてるの?」
「アア、コレ?スリーコインニ シナヨ コレ イイヨ。カールスバーグノガ ヨカッタ?」
「ああ、もういいよ。せっかく持ってきたから、それ飲むよ。」
 
勝手に客の注文決めんなっつーの。
 
結局、ビールだけ飲むことにしました。
するといつもよりは早くその10分後くらいにギョーザが出てきたんですよ。
あれ?早いじゃん。
今日は珍しくビールがまだグラスに残ってるよ。
 
そう思いながら、お腹減ってましたから、バクバクって食べたんですね。
いつもよりちょっとおいしくないなって感じたんですけど、まあスリランカ人のやることですから、味なんて毎回違っても大したことじゃないんですわ。
 
その後、トンカツ定食も来まして、一気に食べちゃいました。
ギョーザを食べ始めてから会計まで、約30分くらいだったかなぁ。
 
会計してる最中にいきなり来たね。
 
吐き気。
 
あまりに突然だったんで、びっくりしましたけども。
トイレで全部吐きました。
 
食あたりです。
最初、つわりかと思って「あの日?!」なんて思ったんですけどね、違う。
そんなかわいいもんじゃない。
 
滝のように吐いた。
 
心当たりはありますよ、多分いつもより断然早すぎたギョーザが生だったに違いないんですよ。
でた、スリランカ人、テンパってギョーザ生で出しちゃった。
だって他に思い当たるメニューないもんね。
 
あー、びっくりした。
指先もピリピリッってなってるしね、っておい!
 
結局その後も胃が痙攣しておるわけなんですけども、まぁ、ねぇ、こっちがせかしたってのもあるし、せかすとすぐにテンパるスリランカ人ですから。
 
しっかし生ギョーザが出てくるとは思わなかった。
こりゃ、お兄さん一本取られたな。
 
結局店長さんには言わなかったんですけどね、1時間後、胃はキリキリするけど、空腹なんですよ。
 
全部吐いたからねぇ〜。
 
その後、G隊員が部屋で療養中の僕にヨーグルト買ってきてくれました。
あ、ありがとう、G隊員。
 
でもこのヨーグルト…
賞味期限1週間切れてるけど大丈夫?
 
平成16年10月18日(月)  助人
人は生きてるだけで人様に迷惑をかけ、そしてお世話になっている生き物。
周りの親や友達、師、社会からの恩を返すには「積極的に」人の為になろうとしなければこの多大なる恩と感謝は返せない。
だから僕は格好つけるわけでも、偽善ぶってるわけでも、自己満足の為でもなんでもなく、ボランティアをしている。
 たくさんの愛情と恩と感謝という名の借金を人生を通して返済しているだけのこと。
これ、一生変わらない僕のボランティアに対する信念。
みずたにです、こんにちは。
 
たまには真面目な挨拶もやればできる子。
 
深夜3時、遅くまで報告書の添付書類をコロンボのホステルでまとめていた時に、玄関のベルがジリリリッ!て鳴ったんです。
 
さすがに怖いよ。
最近急激な物価の上昇に伴い、スリランカ全土で犯罪が増加している。
日本人や中国人が夜道にひったくりにあったり、スリ、暴行事件に遭ったりと気が抜けないのです。
 
だから玄関開けた途端にナイフでグッサリ。
日本人のいるホステルを襲撃、金品強奪!などということも頭によぎらせながら、玄関のドアをそっと開けました。
 
するとそこに居たのは、1人の美しい娘。
透き通るような白い肌のその娘は、僕に言いました。
「ハタを折らせてください。」
「は?ハタ。」
「はい。これから毎日あなたの為にハタを折ります。ただし、私がハタを織っている最中は決して部屋を覗かないでください。これだけ約束してください。」
僕は言いました。
「わかったよ。約束するよ。」
 
 
って、言うのが理想だったんですけどね。
そこに立ってたのはこのホステルのセキュリティーのお兄ちゃんでした。
ところが苦痛の表情で僕にこう言いました。
 
「Sir 、お腹が痛いです。」
表情からしてかなりきつそう。
さすがに深夜、自分の会社に電話しても会社には誰も居ない。
家に電話もない。
深夜にこの苦痛を訴える人もおらず、助けを求めたのだろう。
彼はその場にうずくまり、かなり苦しそうだ。
 
突然のことに少し驚いたが、こういうとき妙に昔から冷静な僕は、まず寝ている他の隊員が起きないように、玄関をそっと閉め、症状を聞き出した。
いつから痛むのか。
どんな痛みか。
夕食は何を食べたか。
どこが痛むのか。
吐いたか。
下痢はあるか。
などなど諸症状を聞き、これは早い内に病院に連れて行ったほうが良いと判断した僕は、まず、彼のボスの家に電話をし、事情を説明し、病院に連れて行く旨を伝える。
その次に、JICAの医療調整員に一応電話を入れる。
次にセキュリティーが居ない為、安全対策として玄関先の外灯とリビングの電気はわざとつけっぱなしにした。
そして彼に肩を貸し、深夜の町にタクシーを拾いに飛び出した。
 
彼を道の脇に座らせた後、走ってタクシーの通りそうな大通りへ向かう。
3分ほど待って反対車線を通るタクシーを捕まえた。
 
そのドライバーの頭はツルツルで若干深夜の3時に見るには怖かったが、人を選んでいる暇はない。
とにかく値段交渉もとやかく言っている場合ではない。
ドライバーに事情を説明し、国立病院まで彼を送ってもらう。
もういい加減寝ようと思っていたが、彼を放ってはおけないので付き添うことにした。
どうせタクシー代だって持ってないだろう。
この地点で徹夜を覚悟した。
 
まぁいい。
明日朝一番でキャンディに帰ろうと思っていたが、バスの中で寝ればいい。
 
国立病院に着いた僕らは早速ドクターの診察をうけた。
 
まぁ、スリランカドクターの診察だ。
しかも無料の国立病院のドクターだ。
仕事を一生懸命やるわけがない。
診ると言っても、僕が先ほど聞いた質問をし、症状を紙に書くだけだ。
触診すらしない。
熱も測らない。
「とりあえず、一日入院させます。」などと言っていたが、めんどくさいので後は入院病棟のドクターに任せるだけの話だ。
 
カルテを作成する事務の兄ちゃんは、めんどくさそうに窓口を開け、カルテに名前や住所を記入する。
途中記入欄に記入するスペルが分からなかったので、彼をつれて来いという。
「患者が歩くのも苦しそうにしているのに、スペルごときでここまで連れてこさせれるか。患者のところまで行ってあげてよ。」と言ったら、
「書類はここの窓口で書くものだから。」とくだらないキマリを主張してめんどくささをごまかす。
他に患者など1人もいないのに、何が受付窓口だ。
 
しかし、こんなところで僕がモメてもしょうがないので、彼を仕方なく連れてくる。
彼がIDカードを見せたのに、それすらも見るのがめんどくさいらしく、彼に何度も聞く。
それ見て、記入しろよ。
話すのも苦しがってるのわかるだろ!いじめかよ!
 
結局入院することになった彼をさっきのタクシーで少し離れた入院病棟まで連れて行く。
 
そこは個室ではなく、広いロビーに並べられた仕切りもないベッドの上で50人ばかりがただ寝かされているだけの部屋だった。
 
夜勤の看護婦が1人、めんどくさそうに僕らが持ってきた入院許可書に目を通す。
「じゃ、そこに寝てて。」
 
寝ててって。
診察は?
まともなドクターの診察もしてないんだぜ。
 
「ドクターの診察は?」
とその看護婦に聞くと、
「朝6時には来るんじゃない?」と。
 
あと2時間もあるのにそれまで苦痛に耐えてろってことか?
痛み止めも処方せずにそのまま放置しておくのなら、よっぽどホステルにいた方が毛布だってあったし良かったじゃないか!
 
僕はどうしてもその対応が納得行かず、
「今すぐ当直のドクターを呼んでほしい。少し診るだけでいいから、彼を診てやってくれないか。」と低調にお願いしたにもかかわらず、なんとこの看護婦、無視決行!
 
な、なに!!
 
客相手の仕事で客を無視とはいくら気に入らないとは言え人生初体験だよ!!
 
そこまで落ちたかスリランカ!
挙句の果てにしつこくお願いする僕に、どこで覚えたか一言。
 
「バカ。」
 
確かにそう言った。
目も合わさず僕にそう言った。
 
さすがにそれには一緒にいたドライバーも違和感を感じたのだろう。
個人的にドクターを呼びに行ってくれた。
 
するとドクターが現れ、今度は彼をベッドに寝かせ、触診をしてくれた。
まぁ、一応ここまでしてくれたのだから少し安心したが、あの看護婦だけはどうしても許せなかった。
 
患者の付き人にバカて。
何様のつもりだ一体。
 
そうこうしていると、なんとあのツルツルタクシードライバーがオペ用のビニール手袋を着け始めたではないか。
ん?
なんで、ちみが?
そして、彼に痛み止めの座薬を入れ始めた。
おいおい、ちょっとちょっと。
君タクシードライバーじゃないの?
 
するとそのドライバーが言った。
 
「俺はこの国立病院で昼間はバイトしてんだ。夜はタクシードライバーだけどな。」
 
な、なんですと!
 
そう、僕は車が1台も通らないようなあの深夜の時間帯に広い通りで偶然にも医療行為のできるタクシードライバーを物凄い確率でゲットしたのだ。
しかもまさにこの国立病院で働いている彼を。
なんという幸運。
彼が居たおかげでドクターの診察もでき、痛み止めの座薬まで処方してくれたのだ。
 
昔占い師に
「あんたは、人生においてピンチの時に思いも寄らない助けが得られて、なぜか人生すっとうまく行く人だから。」
と言われたのをフイに思い出したほど、少し寒気がした。
 
しかもその後、「赤の他人を病院まで付き添って連れてきたお前はいい奴だ。」とそのタクシードライバーはタクシー代を破格の値段にしてくれたのだ。
 
こいつ、男だぜ。
負けたぜ、ツルツルドライバーよ。
あんた、男だよ。
 
他人から受けた恩は他人に還元するもの。
僕のボランティアの信念。
 
奴もまた、そんな男だ。
 
「ツルツルの恩返し」。
 
しかと見届けた。
 
平成16年10月19日(火)  質問
若干スリラン化10000HITありがとうございます。
思えば4月に旧HP[脳みそサッカーボール]がぶっ壊れ、涙涙で立ち上げた「若干スリラン化」。
こんな弱小サイトにいつも足を運んでくださる皆さん、これもひとえにネタがつきない僕のおかげです、神様ありがとう。
そして僕は感無量です。
いつもみんなの甘味料、みずたにです、こんにちは。
 
あまーい!
 
なんなんだ一体!
 
いやいや、10000HITほんとにありがとうございます。
お陰様で半年前は1ヶ月1000HITだったこのサイトも今や1週間に1000HITです。
1000HITということで今日はちょっとうちのサイトの分析をしてみたいと思います。
 
うちのカウンターはほぼ再起動でもしない限り正確ですので、間違ってはいないと思うんですが、この計算でいくと、「まだ今日の【思ふ】更新してないのかよ!」と呟きながら1日に二回以上アクセスしてくださる方がちらほら居たとして、その重複を差っ引くと大体一日100人ちょっとくらいですかね、人数にして。
 
100人・・・、うれしいですけど正直100人の人がこんなくだらない日記を読みに毎日足を運んでくださってると思うとちょっとおかしな感じしますけども。
 
それにしてもありがとうございます。
えー、ちなみにですね。
5月5日にHPを立ち上げまして、今日が10月19日です。
約165日前後の栄光の日々が過ぎておるわけなんですけども、今まで日記を更新した日、って皆さんどのくらいか知ってます?僕数えたら、今日ので76日目なんですよ。
要するに皆さんは76個の僕のうんちくを飽きもせず、読み続けてるわけなんです。
 
そして165分の76。
つまり、2日に1回しか日記は更新されてないわけですよ。
しかもですよ、約5週間は日本とインド、タイに行っていてその間は留守だったわけです。
なのに、結構なマニアの方がアクセスしてくださってるわけですよね。
 
何やってんすか・・・皆さん・・。
他にやることないんすか?
 
それから、アクセス数が一番多い時間帯。
これは意外なんですが、昼の12時までと夜10時以降です。
たぶん、客層が8割女性というデータからして午前中に旦那さんを見送った後、WEB上で若干スリラン化と不倫なわけですよ。
あるいは、会社に出勤後、まずは朝一でPCの電源をつけた後、会社のPCから若干スリラン化とオフィスラヴなわけですよ。
 
で、夜の部(10時以降)ってのは大抵学生の方が大半を占めると思います。
夕飯を食べ、一通り今日のドラマやバラエティーを楽しみ、「今日も良かったわ〜、ユースケ・サンタマリア」などと呟きながら、PCの電源を入れるわけですよ。
「若干スリラン化さん更新してるかな。」と期待しても、実はこの地点でスリランカはまだ
夜の7時か8時くらい。
 
肝心の管理人はHP更新どころか、子供達と走り回った後でバテバテになりながら、庭師とエロトークで盛り上がっておるわけです。
予想以上の盛り上がりを見せておるわけです。
 
そう、決定的に違うのは皆さんは日本、僕はスリランカに住んでおるわけです。
一割くらいの人には海外から閲覧していただいてますが。
 
これがこのサイトのすごいところなんでございますよ。
要するに、スリランカっていう日本ではない、異国の毎日を日本のあなたのPCで垣間見れるってのがこのサイトの醍醐味であるわけです。
だってですよ。
例えば明日スリランカで戦争が起きて僕の街が吹き飛ばされちゃいました。
そんな事態になったら、「思ふ」には
「今日、町が吹き飛ばされました。庭師も飛んだよ、20メートルくらいね。」とか書かれてしまうわけなんです。
それをさも自分の目の前で庭師が飛んだように、皆さんは知ることができるわけであります。
また、例えばこういうこともあるわけです。
日本に物凄い紅茶好きの人がいたとします。
それはもう紅茶なしでは生きていけない奥さんや、紅茶がなかったら夜も眠れないおばあちゃん、紅茶がなかったらおちおちホームランも打てやしない4番バッターがいたとするじゃないですか。
 
そんな時、急にセイロンティー輸出禁止運動がスリランカで起こり、明日から、セイロンティ手に入らなくなりますよ。
という情報を一瞬にしてこのサイトから知ることができるわけであります。
事前に買いだめできるわけなんです。
4番バッターもかろうじて代打にならずに済むわけです。
 
皆さんはどのくらいこの「海外のサイトを覗いている」という自覚があるかわかりませんが、僕はスリランカの生の声の第一情報発信源と自負しておるんでありますよ。
 
むしろ海外特派員的存在なわけですよ。
 
でね、毎日毎日(正確には2日に1回)日記を更新して新鮮なスリランカをお届けしてるのはこのサイトだけだと思ったんですよ。
だからスリランカを旅行する人は大体立ち寄ってくれると思ってたんですよ。
だって、情報だって最新ですよ。
観光地のメッカキャンディ在住ですよ。
シンハラ語ペラペラですよ。
うわべだけの気取ってる英会話じゃなくて現地人の本心だって知ってるんですよ。
 
で、今日ね、他のスリランカサイトの情報サイトを初めて覗いてみたんですよ。
 
すっげー、スリランカに関して質問してんの。
 
それに比べてこのサイトどう?
一応「若干スリラン化」ですよ、タイトル。
質問つったら、
 
「庭師元気ですか?」
「お腹の調子どうですか?」
「足腐り直りました?」
 
とかじゃん?
なに、庭師元気とか。
 
友達?
 
もっとこう
「スリランカ行こうと思ってるんですけど、コロンボからキャンディまでワゴンでいくらくらいですか?」とか、
「スリランカのカレーがおいしいお店を教えてください。」
とかそういう、頼りにしてます系の質問ぜんぜんないわけですよ。
 
すんごい頼りになるお兄さんなのに。
仮に僕が全然頼りなくても全国40箇所以上に各職種、各職場に隊員を派遣してるんですよ。
そのネットワークつったらすごいわけですよ。
もう少し頼りにしてくれてもいいんじゃないかなぁと思いましてね。
この10000HITの機会に質問箱を設けることにしました。
 
そのうちね。
 
 
まぁ、どうして頼りにしてます系の質問が来ないのかはわかってるんだけどね。
どうせあれでしょ、
「日記を読む分にはいいけど、変に関わって事件に巻き込まれてネタにされてもこまる」ってことでしょ。
 
所詮あれですよ、他人の不幸は蜜の味ですよ。
そんな方々が10000回クリックしただけのことですよ。
 
どーーん・・・。
 
 
 
平成16年10月21日(木)  腐乱
スリランカってヨーグルトが安くておいしいんです。
適度な酸味と濃厚さがたまんないんですね。
日本ではあんまりヨーグルトって食べなかったんですけどね。
スリランカではやたらめったら食べてます。
ビブ‥ビフイ・・ブフィ・・ビフィズス菌万歳!
みずたにです、おはヨーグルト!
 
色白の君が好きです。
 
<本日の日記はお食事中の方の閲覧を禁止しております>
 
今日ね、家に帰ってきたらね、なんか臭いの。
うえ〜ん!ママァ〜〜臭いよぉ〜〜!
 
泣きそうな位臭いの。
以前にも嗅いだことがあるにおい。
 
そう、これは死骸の臭いなので〜す!いえ〜い!
もう、変な臭いでテンションもあがるわけですよ。
 
最近またしてもチューチューが出没していたのですよ。
だから、以前使ったねずみ用ドクダンゴを仕掛けておいたんですね。
これを仕掛けると大体2,3日後には家のどこかで死骸が見つかるんですよ。
何で、死ぬ時に家で死ぬんですかね。外で死んでいただきたい。
ネズミさんも死ぬ時は畳の上で死にたいんでしょうか。
 
畳なんてないのに、スリランカ。
 
で、この臭いがしたら、すぐさま遺体撤去作業を慣行せねばならんのですよ。
放っておくと益々臭いが充満するばかりですから。
まず、死体を発見しなければいけない。
大体、目立つところで死なないんですよ彼ら。
臭いを頼りに遺体捜索に出ます。
 
すると、意外にあっさり見つかりました。
タコ足配線のところで感電死してました。
うおっ!
思わずそのグロさにびびったんですけど、感電死とは・・・。
なんか全身の毛がアニメみたいにピーンてなってました。
ご愁傷様です。
さて、遺体も片付いたところで・・・。
 
ん?
クンクン・・・。
ん?
んんん???
 
まだ臭いわけです。
おかしいなぁ。
さてはもう一体どこかに・・・。
 
臭いは風呂場の方からしてきます。
どこかなぁ。
ふと、自分の臭覚を頼りに浴槽の下を覗いてみました。
 
ウッぷ・・・。
 
いきなり目の前にあるじゃん・・。
これ、UPはきついだろ・・・。
 
思わず独り言。
 
さて、その二体目の遺体の全貌を事細かにWEB上のファンタジスタが全身全霊を用いて、ご説明します。
冒頭で<本日の日記はお食事中の方の閲覧を禁止しております>と警告したにも関わらず、未だモシャモシャ玉子焼きほお張っている方、早く食べ終わってください。
知りませんよ。
 
それでは嫌がらせ、スタート。
 
まずね、目の前に現れたその遺体。
体長約15センチ。
およそ原形を留めてないほどボロボロに崩れていれば直視もできたが、まるでまだピクリとシッポだけでも動きそうな様相。死後3日と断定した。
タイルと接する右半身はうっすらと張る水に浸かっている。
まるで痙攣を起こしたまま息絶えたかのような左前足は何かを掴もうとしたかのような形のまま死後硬直と化している。
大きく開いた口と腹部からはウジ虫が顔を出し、どす黒い全身に似つかわしくない白い物体が光沢を浴びながらウヨウヨうごめいている。
顔を出しては引っ込め、尻尾を動かしては頭からはらわたに喰らいつき、やがてその食糧庫が空になるまで永遠に増殖するそれは腹部の奥へ奥へと侵入して行くのが分かる。
パンパンに膨らんだ彼の腹部には予想できないくらいの「白」が詰まっているのだろう。
ほうきで少し位置を動かした瞬間、まるで神経を逆撫でされたかのように全身にはびこる白がパニック状態となって全身からあふれ出た。
ほうきを伝って遺体のまだやわらかいその感触が分かる。
同時にあっという間に放出された白が各々ダンスを繰り広げながら四方八方へ散らばる・・・。
 
 
すいません、ほんとすいません。
 
いや、書いてる間にそれを思い出しながら書いてるからもう自分が耐えらんなくなってきた。
ほんとごめんなさい。嫌がらせにもほどがあるよね、ね。
ごめん、お嬢ちゃん泣かないで、おじちゃんが悪かったよ。
 
ささ、真っ白なタイ米を召し上がれ。
 
今日の日記はこれで終了します。
 
ってどんな嫌がらせやぁー!
 
ここで終わったら、ものすっごい後味悪いですよね。
もう、映画「セブン」のようになんだかすっきりしないまま終わってしまいますよね。
明日から誰も足を運んでくれなさそうなので、話題を変えて行きましょうね。
 
えーとね。
昨日はね、アンピティア地区に練習に行ってきたんですよ。
アンピティア地区っていうと、練習に来るこどもたちが低年齢層で有名です。
有名っていうか、僕がいつも取上げるネタが抱負な地区であります。
でね、昨日もその地区に練習に行ってきたんですよ。
毎回4歳〜13歳くらいまでのお子たちがきゃっきゃきゃっきゃ、言うてるわけなんです。
その日だけはいつもの威厳あるSirではなく、「体操のお兄さん」に変身するんです。
「はぁ〜い。体操はじめるぞぉ〜!」
「じゃあ、最初は皆で手を繋いで輪になってみよぉ〜!体操の時間だよぉ〜!」
 
まぁ、これ日本人僕1人だからいいんですけどね。
他人がいたら絶対こんなキャラ見せれないんですけども。
ほら、普段はダンディズムですから。
 
で、練習の最中もいまだに試合になるとテンパっちゃう子とかいてですね。
自分のゴールとかに豪快に蹴りこんじゃうお子とかいるわけです。
「あっち!あっち!あっちのゴールに入れなきゃいけないでしょ!」
そんな感じです。
 
おまけに味方がボールを持っているのに、タックルとかやっちゃってる。
うん、やる気は垣間見れるけどね。
やる気の使い方間違ってますから。
ドラクエで言ったらギガデインを味方にかけちゃった感じです。
 
そうこうしていると、案の定取っ組み合いのケンカが始まりました。
「あいつがファールした。」とか
「こいつが石投げた。」とか
「試合中おかあさんの悪口言った。」とか。
 
うん、わかったからサッカーしようぜ
ふと気がつくとさっきまで隅のほうでボールを追いかけず、草をむしっていた子がおりません。
「あれ?アナッシュはどうした?」
「Sir、家に帰りました。」
「なんで?!」
「お腹すいたんだって。」
 
・・・・。
 
 
こんなお子たちが大好きです。
 
平成16年10月22日(金)  切腹
夜とぉ〜いうのに派手なレコードかけてぇ〜
朝まで〜ふざけよう〜