高血圧、高脂血症、(この中でも特に高中性脂肪血症、低HDL−血症)肥満、糖尿病の合併は多くの動脈硬化性疾患を相乗的に増加させることがわかって来た。これらに、腹腔内脂肪蓄積を表す、ウエスト周囲径を入れた5つからなるメタボリックシンドロームの診断基準が公表された。
1、ウエスト周囲径(ただし臍の高さではかること)
男性のウエスト周囲径85cm以上
女性のウエスト周囲径90cm以上
これは内臓脂肪面積100cm2を意味している。内臓脂肪面積が100cm2を
超えると動脈硬化を抑えるホルモンの放出が激減する。つまり、内臓脂肪が
多いと動脈硬化になる。
上記に加えて以下の内2項目以上
2、高トリグリセライド血症150mg/dl以上
かつ/または
低HDLコレステロール40mg/以下
( これは男女とも)
3、収縮期血圧 130mmHg以上 かつ/または
拡張期血圧 85mmHg以上
4、空腹時血糖 110mg/dl以上
1がある人で2−4のうち2項目あればメタボリックシンドロームとなります。注目すべきは各々の数字がかなり厳しいことです。ウエストの85cmも厳しいですね。
いかに複合的なものは危険だ、と言うことです。さらにコレステロールだけの値だけに惑わされないことが大切である。ただ、男性の腹囲85cmは少なすぎると言う意見もあるので改正されるかもしれません。
小児(5−15歳)のメタボリックシンドロームの診断基準も確立されつつある。
1、男女共おへその高さの腹囲が80cm以上。もしくは身長×二分の一以上
1、を満たした場合、以下の3つ(2,3,4)の内2項目があてはまればメタボリックシンドローム(子供の)である。
2、中性脂肪120mg/dl以上and orHDL-C40以下。
3、収縮期血圧125mmHg以上、and or拡張期血圧70mmHg以上。
4、空腹時血糖110mg/dl以上。
なる診断基準が正式ではないが発表されています。子供がこの基準を満たせば、将来成人病になる可能性は大きいと考えられる。大人よりも血液検査の値がさらに厳しいことに注目。
.
|
当院では、みじかな医療機関を目指しております。健康について色々な疑問や悩みがおありと思いますので、是非、ご相談く ださい。 メタボリックシンドロームが一人歩きしているような現状ですが、糖尿病が最も多くていまや糖の代謝異常をきたしている人の割合は、すでに50%以上とも言われています。(境界型糖尿病もふくめて。)糖尿病を治す基本はやはり食事療法なのです。ただ、栄養士さんに聞いても単位数が出てくるだけでややこしいだけである。
食事療法の基本は次にあげることだけ
1、1600Kcalの場合(大人はこれくらい食べても良い)1600CALは80カロリーが1単位だから20単位になりますね。ご飯は50gで80カロリーで1単位ですから、たべてもいい量は12単位分で600g/日となる。総カロリーの60%は糖質でとらなければいけません。だから、
1、 ご飯の量を正確にきめる。
1回200gたべる。朝200g、昼200g
夕200gで1日600g取れるのです。総カロリーの60%は糖でとるのが原則。これはけっこうたべれます。
2.おかずは、朝1品、昼1品、夕2品とする。これがやっかい。ただし、1皿の量はあまり細かく指示しない。(具の少ない味噌汁を少量つけてもよい)。
3、油料理はたべない。例えば、てんぷら、かつ、あげものなど
4、かぼちゃ、いも、れんこん、ごぼう、などは野菜ではなく糖質と考えよ。これらは野菜 だから食べてもかまわないだろう、ではだめ。ごく少量ならば食べても良いが、揚げ物はだめで糖質をへらせ。いも、かぼちゃなどのてんぷらは厳禁。(ヘルシーだと勘違いしている人が多い)
5、牛乳は1本のみ
6、くだものはおやつである。1単位のみ可。食べたら糖質を少しへらします。なお、柿が一番の高カロリーです。
上記を守ってさらに運動すると完璧です。運動は1日10000歩が目標です。
高血圧の人は塩分は8G以下にしましょう。
カロリー摂取の内訳は糖質で60%、脂質で25%、たんぱく質で15%の割合が一番良い。現在の日本人は脂質を摂りすぎており、糖質はかなり不足ぎみ。脂質の摂り過ぎが糖尿病などを引き起こしている。
、
メタボリックシンドロームと関係があるものと言えば非アルコール脂肪肝炎があります。普通NASHと言います。現在検診でも脂肪肝と言われる人が多くいます、男性では38%ぐらいだそうですがこの脂肪肝は病気ではなく心配ないと長年言われてきました。ところがこの脂肪肝のなかでNASH(非アルコール脂肪肝炎)がかなりいてNASHは肝硬変から肝癌に移行してしまう恐ろしい病気であることが分かってきました。アルコールを飲まないのにGPTが100以上ある人やメタボリックシンドロームに脂肪肝が合併している人、運動してもGPTが下がらない人、脂肪肝なのに血小板が低くなってきた人など肝生検をして本当にNASHかどうかを調べる必要があります。 米国では全人口の3%がNASHと言われています。ですから、脂肪肝なら放置してもいいかと思わずに、「ひょっとしてNASHですか?」ときいてみてください。
次に、サプリメントについて考えましょう。
サプリメントは今や2兆円規模の産業になり30%近くが利用しているらしい。これらのサプリメントが健康被害をもたらしている場合がかなりあるらしい。現在のサプリは3種類にわけられています。特定保険用食品(効能が認められている。)栄養機能食品、その他、に分けられている。特定保健用食品は薬だと思ってください。つまり副作用も出るときもあります。ですから、医者にかかるときは、必ずこのサプリを服用してます、と申告してください。サプリによる副作用を説明しましょう。目立つのは肝機能障害です。最も多いのが無許可のやせ薬などといった薬物、次に多いのがウコンを含むサプリです。全体の27%をしめています。その他肝障害を起こしてくる可能性のあるサプリは、しじみ、トリプトファン、などがあります。ただ、ウコンはだめだなどと思はないで下さい。有効な例も多いですから。ウコンの鉄分が悪さをするかも知れません。また、ウコンといっても春ウコンはキョウオウ、紫ウコンはガジュツと全く別物なのです。そうです、ウコンには色々あるのです。全く問題ない場合の方がほとんどなのですが、飲んでますよ、とDrに伝えましょう。Drも何かサプリメントを服用していませんか?と聞きましょう。それが信頼関係に繋がるし、病気も早く治癒する早道です。サプリを飲もうとしたらまずかかりつけ医に相談してください。肝障害がある場合はウコンはやめておきなさい、と、なります。
高血圧に良いと言われているサプリメントもいくつもありましてペプチドなどは確かにさがるようです。甘草などはカリウムを低下させてしまう。アルギニンなどは他の降圧薬の作用を減弱させる作用もあるようです。血圧を逆に上げてしまう可能性のあるものに、グルコサミン、セージ、などがあると言われている。
サプリメントには分からない事がおおすぎます。そこで、国立健康・栄養研究所のホームページがお勧め。
http://hfnet.nih.go.jp/
リンクページに載っています。
最近、骨粗しょう症の薬で1週間に1回だけ服用するだけでよい製剤がでました。飲み方は朝、180mLの水で飲むだけですがその後30分は横になれません。ただ、1週間に1回ですから副作用はほとんどありません。世界中で有効が証明されていますので腰痛などがあまりないようでも服用された方が良いです。当院でも扱っております。骨量測定も当院で可能!!とにかく寝たきりの半分近くは骨粗しょう症による骨折です。薬を飲んでいればかなり防げます。 この薬剤はビスフオスフオネート製剤と言われていてなんと骨折を50%も抑えると言われています。現在、日本では骨粗鬆症は病気として認識されていないのが現状です。骨折を50%も減らせるので、骨折予防のために服用すべきです。また、最近骨粗鬆症が動脈硬化の危険因子であると言う報告が出てきている。つまり、骨粗鬆症は内因性カルシウムが血中に放出される病態。カルシウムが血管壁に沈着すると硬くなり動脈硬化が起こってくることになることが明らかになってきた。ですから、骨粗鬆症は動脈硬化を起こすのです。生活習慣病と骨粗鬆症は大いに関係があるのです。ただ、ビスフォスフォネート製剤(ベネット、ボナロン等)を服用されている方は歯の周りの壊死を起こす可能性があるので歯科に治療通院されている方は必ず歯科のDrに申し出てください。(抜歯時におきやすい。)
|
|
|
|
|
|