サクラは8歳のメスのヨーキー。
今日は健康診断で来院。
いつものように、さりげなく、身体検査。
私:「今日はお父さんはいらっしゃらないんですか」
サクラ母:「今日はお母さんだけのサクラちゃん。ね、サクラ。」
一通りの身体検査も終わって、
私:「異常ありません。いつも歯がきれいですね。」
正確には、異常に、歯がきれい。
サクラ母:「毎日必ず5分、歯磨きしてるのよ。えらいでしょ。ね、サクラ。」
私:「何か特別なものを使ったりしてますか」
サクラ母:「お父さんの歯ブラシで。うふふ。」
私:「はあ」
サクラ母:「わかりゃしないわよ。ほほほ。ね。サクラ。」
私:「、、、、、」
さすがお父さんの歯ブラシ。このピカピカは、普通の歯ブラシなら、例えていえば、少なくとも毎日10分の、、、。と言いかけて止めたのは、次のような架空の情景が脳裡をかすめたからである。
私:「きょうはお母さんはいらっしゃらないんですか」
サクラ父:「今日はお父さんだけのサクラちゃん。な、サクラ。」
私:「いつも歯がきれいですね。」
サクラ父:「毎日必ず5分、歯磨きしてますです。すごいでしょ。な、サクラ。」
私:「何か特別なものを使ったりしてますか」
サクラ父:「わっはっは。それは、わたしとサクラの二人だけのひみつ。な。サクラ。
とくにお母さんには、、、」
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