ジコチュー
5月6日の読売新聞朝刊で、信じられない、驚くよりも呆れた記事を読みました。
「足が痛くて動けない。湿布を買ってもってきてくれ」
「旅行に行くので庭の犬にエサをやってくれ」
「駅に着いたら雨が降っていた。傘を持っていないので家まで送ってくれ」
「携帯電話の料金が高い。なんとかならないか」
「仕事で朝早く家を出るので、自分の家の前だけ除雪してくれ」
なんと!これらは全国から110番にかかってきた電話の一部です。中には「ゴキブリが出てきて気持ちが悪い。来てくれ」などという電話も大阪であったそうです。
警察庁によると、本来の警察の業務である事件や事故と無関係な相談や要求は近年増加傾向にあり、2007年には95万件もあったそうです。
こんな非常識な電話に対応しているうちに、事件や事故があっても、警察官の現場到着が遅れるということも少なからずあるとのことです。
こんな常識を外れる行為が横行している日本社会の現状に失望や怒りを感じているのは私だけではないと思います。
これは一言で言えば、ジコチュー(自己中心)の人間が増えてきていることだと思います。
ダクシー代わりに救急車を利用する、車内での携帯電話、タバコのポイ捨て、最近はやり?の硫化水素自殺等々。
全て自己中心で他人の迷惑を考えない行為です。
どうしてこんなに社会になってしまったのでしょうか?物中心の物質主義に侵されて心をどこかに置き忘れてきてしまったつけが回ってきたのかもしれません。
少林寺拳法を行じている私たちは「半ばはわが身の幸せを、半ばは他人の幸せを」と教えられています。相手とともに痛みを分かち合いながら、共に向上しようと修行する、こんな単純な修行方法の大切さ、重みをあらためて実感します。
ジコチューとは自分が中心で世界が回っている、自分さえよければいいという思い込みです。私たちは決して一人では生きていられません。
回りのものや人によって生かされているという謙虚な感謝の心を私たちは常に忘れてはならないと思います。
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