また、氏はかつては虚弱体質でしたが、今では毎日もぐり漁とジョギングは欠かさず、ホノルルマラソンには4度も出場したそうです。そこでこう語ります。
「人間は体を動かさないとだめです。体を動かさないと心が動きません。細かいことに気づかず風が吹いているという自然の営みにも気が付きません。体を動かすことは心を動かすことにつながります。私は体を動かすことで食事が変わりました。自然に近いものが一番美味しく栄養もあるのに、今の若者たちは、必須栄養素を捨てて精製したカロリーの高い食物(アイスクリームやハンバーガー)を多食しています。運動と食物で自分の体が変わっていくことで自分の体を律することができます。人間は欲望に弱いから心はごまかされるが体は正直です。健康は神から授けられるものではなく自分でつくるものです。」
これは、拳禅一如で、少林寺の三徳の一つ 健康増進にそのままつながります。
最後に「教えることは学ぶことであり、子供は可能性を持っています。教えるというのではなく、料理と同じく、そのものが本来持っている旨味を引き出すことです。
教えることによって、人間として自分が成長するのです。」
ダーマの分霊をもつ人間の可能性を語っています。
限られた紙面で氏の講演の内容全てを正しく伝えることは到底無理ですが、一貫して少林寺の教えに添った心に残るものでした。
とにかく、拳士とご父兄の方々にはこの面白くて考えさせられる『天の瞳』、ぜひ読んでいただきたいと思います。
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