道院長の独り言

H18年6月9日 金曜日
流山支部だより平成8年6月号「うさぎ」より その3
私がこの映画の中で、とくに感じたのは、ホランド先生の教え子たちに対する向かい方です。
彼は「音楽を楽しもう」と言ってクラシックに退屈しがちな生徒達にロックンロールを聴かせます。音楽の楽しさに区別はないと主張します。
楽しければ練習も苦にならず、上手にもなる。
少林寺拳法にも通ずるものがあります。
また授業初日に「私は君達を男性にはミスター、女性にはミスをつけて呼びます。」と言います。先生だからといって生徒を呼び捨てにすることなどありません。どうしてもオーケストラについていけない生徒にはけして諦めず個人レッスンを重ね、ついていけるレベルまで引き上げます。
生徒を同じ人間として尊重し、その可能性を信じるという、正にダーマの教えを実践するのです。
ホランド先生は作曲家として成功するという夢は実現しませんでしたが、それにも増して開祖が生前よく言われた、素晴らしい人間関係に囲まれて生きる幸せを得ることができたのです。
この映画は7月12日まで、地下鉄日比谷駅か、JR有楽町駅に近い日比谷映画で上映しています。
H18年6月8日 木曜日
流山支部だより平成8年6月号「うさぎ」より その2
とくに感動的な場面の一つは、ホランド先生が聴覚障害をもつ子供たちのためのコンサートを開き、最後に、舞台で同じように耳の障害をもつ息子コールに「この曲をコールにささげます。」と呼びかけ、ホランド先生自身で、ジョン・レノンの「ビューティフルボーイ」を手話を交えて歌う場面です。
また、ホランド先生が学校を去る日、妻と息子と一緒に荷物をまとめて帰ろうとすると、講堂が騒がしいので扉を開けると教え子達がいっせいに盛大な拍手で迎えます。壇上には先生が教えた歴代の学園オーケストラのメンバーが勢ぞろいしています。あの、クラリネットを上手く吹けなかった少女、ラングが今は州知事となって、はなむけの挨拶をします。
「見てください。あなたはここにいる全員の人生に触れ、一人一人をよりよい人間に育てたのです。私たちがあなたのシンフォニーです。」
ホランド先生は壇上に迎えられタクトを取ります。そして、先生の曲「アメリカン・シンフォニー」をラングを含めた、教え子達が演奏する場面も心を打ちました。
 
H18年6月4日 日曜日
流山支部だより平成8年6月号「うさぎ」より その1
前々から観たいと思っていた映画を念願叶って先日観て来ました。
それは、「陽の当たる教室」というアメリカ映画です。「グッバイガール」で史上最年少でアカデミー主演男優賞を得たリチャード・ドレイファス演じる高校の音楽教師ホランド先生の物語です。
その内容は、ホランド先生は、作曲家になりたいという夢を実現するため、バントの仕事をやめ比較的自由時間がもてる高校の音楽教師になります。
そこで4年間だけ働いて資金を貯めニューヨークで作曲家として立とうという計画だったのですが、結局教師と言う職業に目覚めて、60歳までの30年間を教師として人生の大半を過ごします。
その教職についた1965年から1995年までの時代時代の音楽と出来事を巧みにおりまぜながらホランド先生の個人的なエピソードが感動的に語られていきます。
クラリネットをうまく吹けない劣等感の強い少女、ベトナム戦争で戦死したマーチング・バンドの男子生徒、思いもかけない息子のハンディキャップ、歌の上手な女生徒への淡い感情、理解ある校長との出会いと別れ、そんな人生の様々な触れ合いの中でホランド先生が、その時その時を一生懸命に誠意と愛情を持って生きていく姿が描かれています。
また、全篇を通じて流れる音楽も、ロックからクラシックまで、バラエティに富み、目だけではなく耳も楽しませてくれます。
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Last updated: 2009/1/4