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落書きキャンパス
このページはねえ、おれが「のへ〜」っとした日常の中の
「もわ〜」っとした妄想の中で思いついた面白コメントを、
笑いや恋に飢えているみなさんに公開しちゃおうってコーナーです。
 
ようするにアレですよ! ネタ帳ですよ! なんかそんな感じのコーナーですよ!
 

軽いノリで次のページもめくってみてよ!

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16   真夜中のダンディ・ブルース
公開日:
2007/9/3 Mon
 
眠らない都市「TOKYO」。
夕闇のハイウェイを抜けた 人が星の数ほど群がるこの街にも、
なかなか人に知られていない小粋なバーってのはある…。
 
いつものように真っ黒なスーツを着こなした俺は…
いつものようにカウンターに座る…。
 
おれはそっと声をかける。
「マスター、いつもの。」
 
決まった…! これ一回言ってみたかったー!
俺今すげーカッコよかったぁぁぁ!!! 素敵ポイント1500獲得!
ふふっ、まあ顔はクールを決め込んでおこう。
今の俺は…完全体になった直後のセルだ…!
 
「お客さん誰ですか? ここ初めてでしょ?」
 
な…何ィィィ!!?
 
き…気にすることはない…。
店を間違えるなど、広い都会を歩き回った男ならよくあることだ。
 
「じゃあとりあえず、
 マスターとのこの偶然の出逢いに相応しい薔薇色のカクテルを一つ。
 マスターのブレンドが飲みたいな、クスッ。」
 
「お客さん、ここ回転寿司なんですよ!」
 
「そして何なんですか その安いホストキャラ!?
 飲み物なら寿司と一緒に流れてきますから適当に取ってくださいよ!」
 
・・・・・・・・・・。
ドリンクはやはりブラックコーヒーに限る。
何も写らない闇のような黒い水面を見ながら俺はつぶやく。
 
「フッ…カフェインが効いてるぜ…!」
 
「お客さんそれヤクルトですよ!
 成分確実に間違ってますよ!
 つーかカフェインって言葉なんとなく言ってみたかっただけでしょ!?」
 
・・・・・・・・・・。
「フッ…ビフィズス菌が効いてるぜ…!」
 
「言い直さなくていいですよ!
 お客さんビフィズス菌の量なんて感知する能力ないでしょ!?」
 
まあいいさ…。
少し小生意気になった俺のハートを少し溶かしてくれれば
口にするものは何だっていい…。
だがもうちょっと大人を洒落込んでみてもいいな…。
 
「マスター、ウイスキーボンボンを一つ。」
 
「お客さん!
 ウイスキーボンボンが食えりゃ大人っぽいと思ってるでしょ!?
 発想が小学生のままだよ!
 普段ウイスキーボンボン食ってるヤツ見たことないよ!!
 つーかここ回転寿司だって言ってんだろ!?」
 
・・・・・・・・・・。
いや、まあいいさ。ちょっと食ってみたかっただけだよ…。
 
ウイスキーボンボンと あとチーズフォンデュを
一度でいいから食ってみたかったんだよ…!
でもどこで売ってるのか分からなかったんだよ…!!
 
そう…人生思うようにいかなかったことなんていくらでもある…。
 
リコーダーの「ド」の音が出なかったり…
こんにゃくが箸でつかめなかったり…
フルーチェがうまくプルプルにならなかったり…
俺のパンツにいつの間にかイニシャルが書いてあったり…!
ジャンプに送ったネタがことごとくボツにされたり…!!
 
でもいいんだ…。
それでも俺は生きていく…。
 
財布の中に野口英世おじさんが一人もいなくても生きていく…!
俺は…100円マックで三角マンゴーパイを食うんだ!!
 
こんな悲しい夜はこのみそ汁でも飲んであったまろう。
だがそれでも俺はダンディを…クールを決して崩さない…。
それがプライドだからだ…。
 
 ズズ…
 
・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・んふっ。
 
「気色悪いですよ お客さん!
 みそ汁飲みながら思い出し笑いしないでくださいよ!!」
 
さて…そろそろ俺はまた夜の闇に消えるとしよう…。
 
「今夜の飯はなかなか美味かったよ。それじゃまた。
 グッドラック、マスター♪ クスッ。」
 
「お客さん! お勘定まだですよ!!
 おいコラそこの勘違いヤロー!!!」