卒業のシーズンだな〜友よ。
「え!? あ…ああそうですね。
アンタはもう関係ないけどね。」
ごらん、まだワキ毛も生えてないガキどもが
今日も卒業していくよ。
「中にはうっすら生えてるヤツもいますよ!」
まあこれから3年間
学ランの上に億百万というフケが落ちるんだろうな…ヘヘ!
中学ん時はヤバいくらいフケ出るんだぜ、ヘヘ…!!
真っ白な雪のようさ、ヘヘ…!!!
「アンタの中学の記憶の扉フケですか!?
どんだけ悲しい思春期送ってんの!?」
まあ今のうちに気取ってるがいいさ。
どうせ10年後 あの中の50%が彼女いなくて
20%はスピード違反で罰金を取られ
1%は盗んだバイクで走り出すんだぜ?
「何なのこの自称14歳!?
超心すさんでるんですけど!!」
そういやぁあの小学生どもはアレ埋めたのかな〜アレ。
ホラ、ウズ之進!
校庭に埋まっているものといえば何か言ってみろ!
「軍手ですね。」
埋まってねーよ それ落ちてんだよ!!!
ホラ、あるだろ!? 校庭に人知れず眠ってそうなものが!
「・・・・・・・・・・。」
「軍手ですね。」
もー最悪だよコイツ〜!
軍手と生涯 愛を育み、嬉しい時も苦しい時も軍手と共に
それを乗り越えていくことを神父さんに誓ってろよ〜!!!
なあオイ今からおれらもタイムカプセル埋めようぜ〜?
未来が見えなくならないうちに。
「動機が悲しすぎるわァァァ!!!
ていうかアンタもう掘り起こす側の年齢! 分かってる!?」
なんかホラ、部屋にいろいろ余ってるものあるじゃん?
輪ゴムとかシャーペンとか輪ゴムとか何かのプリントとか輪ゴムとか!
この際だから未来に転送すればいいじゃん!
「タイムカプセルを何だと思ってんだァァァ!!!
ていうかほとんど輪ゴムばっか余ってんじゃーねか!!」
せっかくだからあそこの校庭に思い出と一緒に埋葬しようぜ!
「ダンナ、『不法投棄』って言葉知ってますか?」
細かいこと言うなよ、要はロマンだよロマン。
あ〜でもなんか入れ物がないな〜。
あ、これでいんじゃね?
食べ終わった「どん兵衛」の北京風あんかけうどん味!
これを使って…!
「ロマンスの神様に謝れェェェ!!!」
いいじゃん、だってこれ北京風あんかけうどん味だぜ?
絶対10年後存在してねーよ!
10年後に掘り起こしたら絶対懐かしいって! おれ天才じゃね!?
「10年前の自分が埋めたタイムカプセルがどん兵衛でしょ!?
バカ丸出しですよ!!!」
さーて、何を入れるかな〜。
「まず第一目標として思い出の品を埋めてくださいよね…。」
思い出の品…思い出の品…
・・・・・・・・・・。
フケだな。
「埋めてどうすんだァァァ!!!」
そういうお前こそ何か入れろよ〜。
「え? アッシは別に何も…。」
何か埋めたいものあんだろ〜?
ホラ、ベタなもんでもいんだよ。
定番みたいなのあんじゃん。
「埋めるもの…埋めるもの…」
「・・・・・・・・・・。」
「ダンナ、大変です。」
どうした?
「臭いものとグロいものしか浮かんできません!」
お前 何埋める気!!?
「あ…やっぱあれじゃないスか?
来たるべき明日に必要なものがいんじゃないスか?」
そうだな…。
じゃあとりあえず着替えだな。あと歯磨きセットだろ?
あ、オイ「UNO」持ってこうぜ! 電車の中でウノ大会できんじゃん!
「修学旅行!?」
バナナはおやつに入るのかな?
「入ったとしても入れんじゃねェェェ!!!」
あ、なあなあ!
柿ピーって埋めたら柿とピーナッツ、どっちの木が生えるのかなぁ?
「どっちも生えんわァァァ!!!」
あ〜ん、でもまだ何か味気ないよな〜。
とりあえず粉末スープとかやくを入れて、熱湯を…!
「原点回帰!?」
あと隠し味にレモンを絞っとくと味が引き立つんじゃね!?
これで10年寝かせれば美味しくなるって!
「カレーじゃねんだよォォォ!!!
カレーより×××色のモンが出来上がるぞ それェェェ!!!」
さて…でもこれじゃどこに埋めたか分かんなくなっちまうな…。
あ、ホラ、どん兵衛と一緒に付いてた割り箸を
十字型にして刺しとけば完璧じゃね?
「金魚の墓じゃねーかァァァ!!!」
なあ…この割り箸、10年後どうなってるかな?
「・・・・・・・・・・。」
「埋まってますね。」
最終的に本当に臭いものとグロいものしか埋まってませんね!
卒業生のみなさんはくれぐれもこんな大人にならないようにな!
あり〜がとう〜♪ さよ〜なら〜♪ 青春〜♪

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