あーちゃんの憂鬱。

あーちゃんが闘っている"ペルテス病"の事
 
ペルテス病とは大腿骨頭に阻血性壊死(血流が途絶えて
組織が死んでしまう事)が起こる原因不明の疾患です。
幸いな事に、ほとんどが完治すると言われていますが、
完治するまでには2〜6年かかるとも言われています。
 
その治療法は様々ですが、あーちゃんは、補装具での治療を、自ら選択しました。
現在、約2年間の補装具での治療期間を終え、経過観察の日々を送っています。
36      君の強さが痛いよ。
あーちゃんの一番嫌いなものを母は知ってる、その名は"補装具"。でも君はそれを口にする事はない、いつも笑ってはずらかす。金属が磨耗した部分で、足に傷を作って帰ってきた事は何度あっただろうか?でも君は「痛かった。」と口にする事はない、いつも笑ってはぐらかす。辛くない訳はない、痛くない訳はない〜君の、その強さが母には痛いです。こんなに強い子の母親が、私でも良いの?ねぇ〜あーちゃん。
37      装具が取れる日。
2004年3月2日…、ペルテスと診断されてから、約2年〜装具を付けてから、1年10ヶ月。とうとう、その日がやって来た、「体育の時間は見学して、あんまり暴れないようにして〜定期的に経過観察もして行くから…。」と主治医に釘を刺されたものの、装具を外す日がやって来た。夢にまで見たこの日…でも、あーの心は複雑だったみたい、装具を付けていた約2年間は、彼にとっては長すぎたのかも知れない、装具を疎ましいと思いながらも、知らず知らずのうちに、どこかで装具に甘えている彼がいたのかも知れない。でも、いつかはそこから踏み出さなくてはいけない〜思い切って取ってみようよ、またそこから明日への道が開けると信じて…。
38      君の笑顔!
あんなに躊躇していたのに、装具を取って登園した日、帰って来るなり満面の笑みを浮かべるあーがいた。「やっぱり、取って良かったよ。明日からも装具なしで幼稚園に行くから〜」と言うと、片足用の上履きを私に放り投げて来た。「あんまり暴れないでよ…先生に言われてるでしょう。」と言う私の言葉に「わかっているよ。」と答えながら、身体はわかってないみたいだった。自然と動いてしまう、それが6歳の男の子だよねぇ〜、母は苦笑いをしながら…怒鳴っているのでした。この笑顔を、貴方にも見せて上げたかった…、それとも、どこかで見ていますか?涙していますか?貴方の最愛の息子は、2年間の装具での生活を耐え抜きました、その間に父親を失いました、それでも彼は、今日、最高の笑顔を見せてくれました、もの凄い精神力です、やっぱり貴方の息子だね!正直、母は頭が上がらないです。
39      完治と言う言葉は、いらない〜。
あーの周囲の身内の人は「完治」と言う言葉が、欲しいみたいです、「完治」と聞けば安心だからネ!でも、母はあえて「完治」と言う言葉を欲しいとは思いません。「完治」じゃなくても良い、君が動けるのなら、痛みがないのなら…。この先ず〜っと、経過観察が続いても良いって思ってます。母が本当に欲しいのは「完治」って言葉じゃない、君が元気なら〜笑顔でいてくれれば、それで良いと思うのです。
 
40      装具を外してから〜。
背中に羽がはえたかのように、暴れている。それでも、あーの中では充分セーブしているんだとは思うけど…。装具を外して、1ヵ月半〜レントゲン写真を恐る恐る覗き込む。良い具合に修復が進んでいるみたい、ホッとした。でも「運動禁止・暴れるな!」と釘を刺された「ペルテスは一生の病気だから〜。」ハイ、わかっていますよ。でも暴れてるぅ〜、フゥ〜また怒鳴るか…。
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最終更新日:2007/8/21

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