1 本の内容と書評について
@2007年11月 改定新版出版 発売開始!!
親と医師・教師が語る AD/HDの子育て・医療・教育』楠本伸枝(親・ペアレント・トレーニングインストラクタ−)、岩坂英巳(児童思春期精神科医師・奈良教育大学教授)、西田清(元障害児教育担任・教育相談員)+えじそんくらぶ奈良「ポップコーン」編著
クリエイツかもがわ発行、かもがわ出版発売 2200円+税 
★幼児期から学童期、思春期まで
★子育て、医療の最新知見、発達を押さえた教育のポイント。AD/HDの子どもとともに成長した親(ペアレント・トレーニングインストラクターとして活躍)、児童思春期精神医学の専門医、長年障害児教育に携わり全国各地で講演活動を続ける教師が、それぞれの立場から語る。
★改定新版のポイント
●子育てー中学校から高校、進路の方向と課題を大幅に加筆 ●医療ー最新の知見による内容と今後の課題を加筆、改編 ●教育ーここ数年充実してきた教育実践の内容を反映して全面的に書き下ろし
★本の内容(もくじ)
第1章 AD/HDのわが子と歩む(写真つき)
1.期待と重責を担って―妊娠から出産まで
2.不安とジレンマ、厳しい現実の連続ー乳幼児期
3.眠っていた能力の発見
4.AD/HDのつらさと理解ある先生との出会いー学童期に入って
5.二次障害と家庭崩壊の危機ー9歳の壁と母の落ち込み
6.苦難を乗り越えてー成長の苦悩、ともに育つ母
7.成長とともに問題は複雑化?
第2章 AD/HDの診断と治療
1・今なぜAD/HDが注目されているのか?
2.診断の仕方
3.AD/HDの脳のメカニズム
4.必要な検査
5.間違えやすい他の疾患(鑑別疾患)とその見分け方
6.合併しやすい他の疾患(併存障害)
7.AD/HDの治療
8.日本の医療現場の現状とこれからの課題
第3章 親訓練を通してみるAD/HD児の接し方のヒント
1.なぜ「ならAD/HD家族教室」がはじまったのか
2.ならAD/HD家族教室(サポートクラス)の実際
3.ロールプレイの一例
4.サポートクラスの効果
5.参加家族の感想
6.親訓練を通してみる対応のコツ
7.アメリカの親訓練との違い
8.今後の展開
第4章 日米の違いから、これからのAD/HDへの取り組みを考える
1.医療体制の違い
2.教育現場の違い
3.UCLA医療現場レポート
4.生活習慣の違い
第5章 AD/HDの子どもは、どう成長していくか
1.大人のAD/HD
2.経過と予後
3.早期治療の重要性
4.AD/HDの大いなる可能性
第6章 AD/HD・LDの教育と指導ー「軽度な発達障害」と特別支援教育
1・保護者・保育士・教師は、発達的に子どもを見ましょう
2.AD/HD・LDの教育実践で気をつけること
3.軽度な発達障害の良い面、特性を生かした保育・教育をー個別での指導が大切
4.軽度な発達障害と学級経営についてー教師はプロデユーサーであり優秀な俳優でなければならない。計画的で楽しい授業を
5.思春期の発達と教訓ーポップコーンの例会などでの話し合いから
6.質問がよくでる教育現場での対応の困難な問題について
第7章 AD/HDの幼児期から思春期への発達ー事例を通して
1.障害児・特別支援教育についての学校全体での取り組み
2.入学と二次障害を起こさせない取り組み
3.1年生二学期と三学期の変化
4.小学校1年生を終わるにあたっての課題と成果
5.2年生以後の発達について
6.子どもの成長を願って「博と歩んだ母親の手記」
7.四年生の障害児学級の担任の先生から
8.小学校高学年での発達―中学3年生まで
9.教育実践で学んだことと課題ー二次障害を起こさせないために
10.学校以外で、発達を支えたものは
第8章 心とことばと内面の表現力を育てる絵の指導
1.働く手指を育てる
2.子どもの絵の発達の道すじ(子どもの作品の写真つき)
第9章 脳の活動を活性化させ、イメージ力とことばを育てる絵本の指導
1.絵本の指導で大切にしたいこと
2.私が指導して、楽しんで取り組めた教材の紹介
3.さあ、あなたも子どもと一緒に絵本の世界へ
★毎日新聞奈良版 2007年11月27日より
目に見えない注意欠陥多動性障害・「AD/HDに理解を」支援団体が単行本改定、子育て体験やコツ、専門知識収録
★注意欠陥多動性障害(AD/HD)を抱える子どもの親たちを支援する「えじそんくらぶ奈良ポップコーン」の楠本伸枝代表(47)=王寺町=らが今月、単行本「親と医師、教師が語る AD/HDの子育て・医療・教育」(クリエイツかもがわ)の改訂版を出版した。
 楠本代表がAD/HDを抱える高校3年生の長男(18)を育ててきた体験を書き、精神科医と元教師が子育てのコツや専門知識をまとめた。楠本代表は「AD/HDは目に見えない障害。私たちの体験を通じて社会に理解してほしい」と話している。
 AD/HDは▽注意が続かない▽落ち着きがない▽よく考えずに行動する―などの特徴があり、脳の疾患が原因とされる。えじそんくらぶ奈良ポップコーンは2000年9月に設立。奈良教育大の岩坂英巳教授(児童精神医学)をアドバイザーに、軽度発達障害の子どもがいる親を訓練する活動をしている。楠本さんの体験と知識をまとめた単行本の初版(02年発行)が6刷を重ねる好評で、内容の一部を改定、加筆した。
 楠本さんは長男野出産から現在までを手記でつづった。長男は幼児期に、言葉の遅れがあり、じっとしているのが苦手だった。小学校入学前、平衡感覚の弱さを克服しようとインラインスケートを始めたのをきっかけに自信を持つようになった。1人で宿題ができずに落ち込み、ストレスをためて家族に暴力をふるうこともあった。困難を乗り越えながら、沖縄でスポーツインストラクターになることを目指している。(高瀬浩平)
 
A2004年1月発行、3刷しましたが完売いたしましたので、販売は終了しました
「AD/HD・LDの発達と保育・教育」西田 清著(奈良AD/HDの会ポップコーン) クリエイツかもがわ発行 かもがわ出版発売
★朝日新聞 奈良版 2004年1月23日(金)「AD/HD・LDの改善紹介」AD/HD(注意欠陥・多動性障害)やLD(学習障害)を持つ子どもたちへの対応について示した本『AD/HD・LDの発達と保育・教育』を・元小学校教員で「奈良AD/HDの会ポップコーン」事務局長の西田清さん(64)奈良県橿原市新口町がまとめた。学校現場で出会った障害を持つ子どもとの触れ合いを通じて、いかにして症状が改善するかを紹介している。
 元教師 体験基づき本に
走り回る。宿題を忘れる。物事に集中できずに夢想する。片づけが苦手。自分の感情のコントロールが苦手で、悪口を言って相手を怒らせる。AD/HDの特徴だ。「この子たちは学校でも家でも怒られ続け、自信をなくしていることが多い。ほめて自信を回復させることが大切だ」
と西田さんは言う。
 障害児学級や養護学校で約20年にわたり、AD/HDの子どもと接してきた西田さんは「20年前にAD/HDの概念はなかった。でも、みんなと違う行動をしていつも怒られ、うつ気味の子どもはいた」という。教員や親の知識がないために、障害を見抜けずにしかられ続ける事例は少なくないとして「早めの発見と、個性に応じた触れ合いで改善できる」と周囲の理解の必要性を訴える。
 ポップコーンは2000年、同じ悩みを抱える親たちなど7人で発足した。名前には「子どもたちの個性がポップコーンのように自由にはじけてほしい」と言う願いが込められている。会員は約80人。県内だけでなく、大阪、京都や滋賀、兵庫、和歌山の各府県から親が集まる。
 西田さんは「障害を持つ子どもを抱え、子育てに落ち込んでいる親にたくさん出会った。この本を通じて自分だけでないことを知ってもらい、教員にもAD/HDやLDの認識を持ってもらいたい」と話している。発行はクリエイツかもがわ(075・661・5741)。2千円(税別)。
★教育医事新聞 2004年3月25日
著者インタビュー 『AD/HD・LDの発達と保育・教育』 奈良AD/HDの会「ポップコーン」 西田 清事務局長 
教育現場実践の書 9歳までが決め手 接し方・指導を詳述
 文部科学省が「特別支援教育」によるAD/HDなどの軽度発達障害の子どもたちをサポートする方向性を打ち出した。だが、実際の指導に関しては障害児学級を廃止する方向や、実施する際の人的・財政的な裏づけが不充分など課題は多い。そんな折、現場教師の実践に基づいた「AD/HD・LDの発達と保育・教育」(クリエイツかもがわ・2000円)が発行された。「AD/HDに関しては、ハウツーものや医学的な視点から書かれた本はたくさん出ていますが、実践に基づいた本がほとんどなく、私の実際の指導経験をもとに書きました」
 西田氏は小学校教員として自閉症児やAD/HD・LD児の教育に携わってきた。定年退職後の現在は、奈良AD/HDの会「ポップコーン」事務局長、(社)日本自閉症協会奈良県支部教育相談員などを務めている。
 「AD/HD・LD児の予後は9歳までの指導が大きく影響します。彼らは知的障害が少ないめ周囲に理解されにくい。AD/HDに関して正しい知識のない人や教師には、親のしつけや本人の性格、やる気の問題などと間違って片付けられてしまいがちです。適切な指導が得られないと、年令とともに自信を失ってしまい予後が厳しい」と、早期対応の必要性を訴える。
 「軽度発達障害の教育に関して、日本はアメリカより20年以上遅れています。今ようやく文部科学省が特別支援教育を打ち出しましたが、現在の40人学級のままで果たして子ども一人ひとりに指導の目が届くのでしょうか」と、現状に疑問を投げかける。
 「教育の基本は子どもの全面発達の保障だと思います。障害を持つ子もそうでない子も発達の道筋は同じ。健常児に比べて発達の速度はゆっくりですが、ていねいに道筋をたどってやればどの子もちゃんと成長していくのです」
★奈良民報 2004年4月4日
日曜訪問「AD/HD・LDの発達と保育・教育」を出版 奈良AD/HDの会「ポップコーン」事務局長 西田 清さん
豊富な具体的実践 保護者や保育士・教師への応援歌
「この本は、AD/HD・LDの子どもの親御さんや、初めてその子どもたちに接する保育士、教師への応援歌です」と今回出版した本『AD/HD・LDの発達と保育・教育」(クリエイツかもがわ、税込2100円)を説明します。
 AD/HD(注意欠陥多動性障害)やLD(学習障害)、高機能自閉症(知能面の遅れをともなわない自閉症)といった「軽度発達障害」の子どもたちは、文部科学省の調査でも6%といわれ、1クラスに1〜2人はいる状況です。「机の上を走り回ったり、大声を出したりと、初めての人から見たら異様な行動が目立ちます。そこで叱ったりして対処を誤ると、鬱(うつ)や暴力をふるうということになります。しかし、障害の特徴を知ってきちんと対応すれば、確実に発達します」と確信を持って話します。
 やさしく読みやすい文章。親や保育士、教師が直面した時の対応の仕方、絵や絵本を使った指導、医学上の問題などがきめ細かく書かれています。視点は「つねに子どもを真中に」です。保護者と2000年に、奈良AD/HDの会「ポップコーン」を設立。その事務局長です。親と教師と医師の三者の交流、啓発、学習活動に取り組み、会員も80人に。
 奈良学芸大(現奈良教育大)を卒業。普通学級から障害児学級へ。当初は苦しみましたが、いまは平凡な教師生活でなくてよかったと思っています。4年前に退職。「退職してからのほうが忙しくなるとは思いませんでした」と笑います。
 2月にベトナムで障害教育のプロジェクトに参加し、授業をしました。4年前に続き2回目です。
 日本では、文部科学省が「軽度発達障害」の子どもたちに「特別支援授業」を開始する方向を打ち出しました。障害児学級を廃止し「支援教室」を設けるなど、大きな問題点があります。西田さんは「個別指導が重要なAD/HDの子どもたちを40人学級で教えるのは無理です。早急に小人数学級が必要です。」と話しました。ポップコーンのURL http://www.hpmix.com/home/naraadhd/
★全国障害者問題研究会発行 雑誌『みんなのねがい 2004年6月号』
著者は小学校・養護学校の教師を経て、現在、奈良AD/HDの会「ポップコーン」事務局長として会の運営や教育相談に関わっています。長年の経験をふまえ、AD/HD、LDとは何か、子どもとの接し方、学習や指導内容のポイントをまとめた第1部と、二人の子どもの教育実践を記録した第2部で構成。軽度発達障害の子どもたちが学力を身につけ、自尊感情を身につけていくために大切にすべき視点は何かと言う課題に答えた一冊です。読み語りに最適な絵本や描画の指導法も紹介されています。
 
2008/9/8

Column
「ADHDの子育て・医療・教育 改定新版 2007年11月発行」「自閉性障害児者の発達と教育」いずれもクリエイツかもがわから発売中
現在は、一般の書店でも販売しております。無い場合には取寄せて頂けますし、インターネットの本屋さんでも販売しております。発売致しましたAD/HDの本は、大阪では紀伊国屋書店、旭屋書店で売っておりました。奈良では奈良市の民主書店の新風堂書店と橿原市の医大内の書店で販売致してもらっておりますので、ご利用下さい。この他に新風堂には、自閉の本や障害児関係の本、教育書関係、絵本も厳選されたのが置いてあります。新風堂のホームページにリンクしていますので、リンクの所を見てください。また、出版もとのクリエイツかもがわ(障害児関係の本多数出版)にも、このホームページからリンクしております。


 1    AD/HD・LD・自閉性障害・アスペルガー関連で、私(西田)が読んだ中からおすすめする本
更新日時:
2008.05.28 Wed.
◎文部科学省の軽度発達障害・特別支援教育がいよいよ19年度からは、全国的に実施されました。現場の幼稚園、保育所、小・中・高等学校大学でも、AD/HD・LD・高機能自閉・アスペルガ―(AS)と診断される子どもが増えているなどがあります。最近はすさまじい勢いで、AD/HD関連やアスペルガ―専門家や医師の本が出版されています。しかし、教師や保護者の実践の本はまだまだ少ないです。
すべてに目を通す事はできませんが、以下の書籍は私が読んだ中では,皆さんに読んでいただけたらと思ったのもをあげました.この他にも優れた内容の本はたくさんあると思います。
★ADHDとAD/HDの表記の違いは、スラッシュが入っていると最新のDSM−Wでの診断(不注意と、多動衝動性ときちんと区別して診断
するようになっています)という違いになります。最初の頃の表記で、今でもADHDとスラッシュを付けないデ表現している場合がまだ多いです。これまであまり意識して使い分けしてきませんでした。これからは、私たちのえじそんくらぶなどでは、そのように表記するようにします。以前はADDといわれていた、「不注意型」もAD/HDの中に入ります。
 
★入門の本です。ページも少なく、内容も整理されていて、値段的にも安く、職場での学習会や、初めての方には適切だと思います。(定価には消費税がプラスされます)
●『軽度発達障害のある子のライフサイクルに合わせた理解と対応』田中康雄著 学研 2000円+税 2006年3月に出版されたばかりの本です。Q&A形式で、具体的にどのように対応したら良いかが書かれています。幼小中学校で、軽度発達障害の子どもに関わっておられる先生方には、指導の指針となると思います。
●「LD・ADHD・アスペルガ―症候群気になる子がぐんぐん伸びる授業」高山恵子監修
品川裕香著 小学館 1300円+税
『多動症の子どもたち』太田昌孝 大月書店 1300円
『実践障害児教育・ADHDの診断と指導』学習研究社 1999年1月号
●『ボクたちのサポーターになって 1』 300円『ボクたちのサポータになって2』400円ともにえじそんくらぶ
『LD・ADHD・高機能自閉症児の発達保障』別府悦子著 全障研出版部 1600円+税 
暖かなまなざしと、優しい語り口の文章で、とても分かりやすいです。お勧めの1冊です。
●『嫌いな子・ダメな子なんて言わないで』監修 高山恵子 品川裕香著 小学館1300円+税 ADHDの子どもたちと苦闘する親や教師、その対応のポイント等
以上の本は、易しくて読みやすい内容です。
★「LD&ADHD」上野一彦著 講談社+α新書 780円+税 2003年5月 ポケットサイズの本ですが、なかなか良く書けていて、初めての人にも理解しやすく書かれています。
★専門書
もう少しきちんと知りたい、深く知りたい方や、療育・教育などの関わる方には、少しきちんとした専門的な知識の習得のために、ぜひとも読んで欲しい本です。特に、幼稚園や保育園、小中学校の通常学級の先生方にも、これからは絶対に必要な知識です。高機能自閉性障害,アスペルガー、LD、ADHD等の知的には障害があまりない子どもたちが,これからは通常学級に入ってくると思われますので、これらの子どもたちに、きちんと保育、教育を保障していく教育的な知識と配慮がどの教師にも求められます。是非とも,正しい理解と対応のための教育内容を創造していくために、専門的な学習が必要になってきます。
また、父母の方にも,子どもを丸ごと理解していただくために,これらの専門的な知識も子育てには必要になってきます。
●『特別支援教育のための精神・神経医学」杉山登志郎・原仁共著 学研 1800円+税
●『10代のメンタルヘルス ADDとADHD』ジュディス・ピーコック著 大月書店 1800円+税
●『のび太・ジャイアン症候群1〜3』司馬理英子 主婦の友社 1500円〜
●『ADHD児を救う愛の環境コントロール』平山 諭著 ブレーン出版 1800円
この本は、ページ数もあまり多くないので読みやすいですし、内容も非常に分かり易いです。初めてAD/HDの子に接する方や、教室に該当する子が居る先生や、どのように考え、子育てをしたらよいかと悩んでおられる親ごさんたちにぜひとも読んでいただきたい本で、私のお薦めの1冊です。
「親と教師のためのADHD・ASを変える環境対話法」平山 諭著 麗澤大学出版会 (簡単に言えば、教育環境を意図的にコントロールする事により、行動や学習と密接な関係がある、脳の神経ネットワーク作りや神経伝達物質の調整を行います。)
保育と子育て21「LD・ADHD,気になる子どもの理解と援助」丸山美和子著 かもがわ出版 1200円+税
日々奮闘している保育者や保護者のかたがたに、内容が分かりやすい言葉で書かれています。LD・ADHDの事だけでなく、子どもの発達を総合的にとらえて書かれています。保育に携わる人は、ぜひとも読んでほしい本です。
◎『AD/HD・LDの発達と保育・教育』西田清著 クリエイツかもがわ発行 かもがわ出版発売 2000円+税 2004年1月に発売、8月に2刷りしました。
著者(私ですが)が、30年以上にわたって障害児教育に関わってきたことをもとに、子どもの発達と障害児の指導について書きました。第一部は、AD/HD・LD指導の入門編です。第2部は、AD/HD・LDの実践編で、子どもは適切な医療や教育を受ければ、驚くほどの発達していくのだという事を実践に基づいて書きました。特に、幼児期や小学校低学年までの対応がもっとも大切である、ということを実践から明らかにしたいと思って書きました。絵本の読み語りの教材や、絵の発達と文字の関係にもふれてみました。保育園や幼稚園、小中学校の親や保育士、先生方に読んでいただき、少しでも実践の参考していただければ、ありがたく思います。
◎『片付かない!見つからない!間に合わない!』 リン・ワイス WAVE出版 1500円 (2年ほど前に「片づけられない女たち」サリ・ソルデン著 WAVE出版 1600円+税を出してベストセラーに日本でもなって、ADHDについての日本での正しい認識を一般の人達にも広める火付け役を果たした出版社です。)自分がADDの人や、夫婦のどちらかがADHDの人の場合など、この本を読む事でお互いをもっと理解でき、家庭生活に応用する事で暮らし易くなる事柄が書いてあります。また、子育てをする時に気をつけて欲しい事などが書かれています。著者自身もADDだそうです。一読の価値あり。
●『ADHD 注意欠陥・多動性障害ー親と専門家のためのガイドブック』 アリソン・マンデン、ジョン・アーセラス 東京書籍 1800円
●『集中できない子どもたち・ADHDなんでもQ&A』榊原洋一著 小学館 1500円+税 簡潔にまとめられていて、なかなか役に立ちます。
●『わかっているのにできない脳@A』ダニエル・エイメン 花風社 各 1714円 この本は専門的ですが、大変におもしろいです。是非一度読んでみてください。
●『ADHDのすべて』ラッセルAバークレー VOICE 2800円 AD/HDの事を知りたい人は必ず読んでほしい本。アメリカでの研究の第一人者であるだけの内容です。やや本の分量が多いですが、なるほどと納得できる内容です。
●『ADHDのペアレントトレーニング』シンシア・ウイッタム 明石書店 1800円
親の子どもに対する接し方を学ぶ上で参考になります。
●「AD/HD児へのペアレントトレーニング」
岩坂英巳・中田洋二郎他編著 じほう
1890円(税込) 親がどのようにAD/HDの子どもと接したら良いのかを、アメリカでの親訓練の方法を元に、日本での実践をとり入れてのガイドブックです。
●『ADHDの明日に向かって』田中康雄著 星和書店 1900円+税 良くわかる本ですので,一度見てください.
『軽度発達障害のあるこのライフサイクルに合わせた理解と対応」田中康雄著 学研 2000円+税 実践障害児教育に連載されていと物をまとめたものです。なかなか読みやすく、実践に役立つ内容です。
●『教えて私の「脳みそ」のかたち』岡野高明/ニキ・リンコ著 花風社 1600円+税
2002年11月に発売された本ですが、なかなか面白い本です。岡野先生は福島で医療に携わっている方です。リンコさんは自身がアスペルガ-でAD/HDもある方です。多くのADHDや高機能自閉性障害関係の本を翻訳されておられて、人気のウエブサイト「自閉連邦在地球領事館付属図書館」を主宰しています。この本は、なかなかユニークな内容ですが、お二人の思いが良く分かります。一度お読みになっていただく価値があります。
●「わかっているのにできない、やめられない、それでもADHDと共存する方法」中山玲著 花風社 1500円+税
AD/HD本人が書いた、生活上の工夫の本です。
◎女性のためのAD/HDの本(以下の2冊の本は、原書は1冊ですが、内容が多いので、2冊として出版されました。大人の女性で、AD/HDで悩んでおられる方や、医療関係の方には読んで欲しい本です。
「AD/HD&BODY 女性のAD/HDのすべて」キャスリンナデユー、パトリシア・クイン著
花風社 1800円+税
「AD/HD&セラピー 女性のAD/HDと生活術」キャスリンナデユー、パトリシア・クイン著
花風社 1800円+税 
●「リタリンを飲むなら、知っておきたいこと」ジョン・マルコビッツ、リンゼイ・ドゥウエ―ン著(薬物博士) 田中康雄監修(精神科医) 花風社 1500円+税
リタリンを飲んでいる子どもを持つ親や、大人になった本人が読んで欲しい本。中立的な内容で、なかなかよい本だと思います。薬のことだけでなく、AD/HDの実態などにも触れてあります。薬そのものに関しての、正しい情報を知ることの出来る本です。
●「Dr.サカキハラのADHDの医学」榊原洋一著 学研 1700円+税
学研の発行している「実践障害児教育」ね連載されていたものをまとめたものです。初めての人にも、分かりやすく書かれています。現在の到達点や問題点なども、ふれてありますので、始めて取り組む人等には、総合的に知るには良い本だと思います。ただし、詳しい事や、教育については、他の専門書を読む必要があります。
●ビデオ【ADHD 注意欠陥・多動性障害ーその基礎知識と対応法】監修 司馬理恵子(医学博士)
内容は、ADHDとは何か、診断チェックリスト、A君と母親の体験談、ADHDの治療の実際、小学校ではー担任の先生に聞く、カニングハム久子先生のセミナーから、これからのADHDの治療とよりよい環境づくり。2000年4月の製作なので、情報がやや古いところもありますが、職場での全体研修などの、初めてAD/HDを理解をするのには、適切な長さ(50分)と値段(4500円+税)です。注文は、п@03−3353−2298 アートデイズ
★教師のためのハウツウ本
専門書を読んだ上で、この本を読むとよく理解できます。この本だけでは、ハウツウだけになると、本当の意味での理解が不十分になる事が起こることもあるかも知れません。ADHDの子どもをはじめ、人間は1人1人みな違う特徴があります。基本を大事にしながら、個人にあった対応を考えて実践しましょう。
『イラスト版学習のこつ 子どもとマスターする49の学習動作』子どもの生活科学研究会編 合同出版 1600円+税 小学校での子どもが、基本的に身につけるべき内容を、イラストつきで子どもにも分かりやすく解説してあります。ハウツウものですが、子どもたちの発達にとって、是非とも身につけなければならない技能です。先生や保護者の方は、是非手にとってほしい本です。
●『教師のためのLD・ADHD教育支援マニュアル」エドナ・D・コープランド、ヴァレリー・L・ラヴ編 明石書房 2000円+税
アメリカで行われている実際のマニュアル本です。
●『ADHDサポートガイド』森 孝一 明治図書 1860円+税
●『LD・ADHD特別支援マニュアル』森 孝一明治図書 1800円
●『ADHDサポートガイドーわかりやすい指導のコツー』森 孝一編著 明治図書 1860円+税 ハウツーものとしては、なかなかきちんとした内容ですので、通常学級での対応など、参考になります。
●『LD・ADHD・高機能自閉症 就学支援&学習支援』森 孝一 明治図書 1760円+税
●『ADHD及び周辺の子どもたち』4人の共著 同成社 900円
●『学習障害(LD)及びその周辺の子どもたち』4人の共著 同成社 900円
●「教室の中の気がかりな子 ADHD、LD、高機能PDD、統合失調症・・・」中村圭佐・氏家靖浩著 朱鷺書房 2200円+税
★子どもが読んで、自分でトレーニングや理解を助ける本。一番大変なのは、本人にどう自分の特徴を理解させるか、その障害をどのように軽減して、個性として発展させるかと言う事と、何時頃本人に告知するかなどの問題があります。その時の一つのきっかけや、発展的な方法等のヒントがあります。ポップコーンの例会では、大人のAD/HDの本人の意見や、親の意見では『小学校のなるべく早い時期に、本人が自分の事を聞いてきた時に、セルフエステイ−ムが高い時に分かりやすく、きちんと前向きに話したらどうか』と話し合われている最中です。親がAD/HDを肯定的に捉えていることが、話す時にもっとも大切です。
●『発達障害のある子の困り感に寄り添う支援』佐藤 曉著 学習研究社 1800円+税 通常の学級に学ぶLD・AD/HD・アスペルガ-の子どもへの指導や手立てに付いて書かれています。
●『親と教師の為のADHD・ASを変える環境対話法』平山諭 麗澤大学出版部 1400円+税
●『通常の学級におけるAD/HDの指導』
第2版 全国情緒障害教育研究会編
日本文化科学社 3000円+税 具体的な教室での実践例が書かれています。
●『十人十色なカエルの子』落合みどり 東京書籍 1600円+税 特別支援教育のコツをわかりやすく絵で示してあります。
●『ひとりじゃないよ、オットくんーADHDと病院のことがわかる本−』(絵本)小学校中学年程度 三学出版 1500円
●『きみもきっとうまくいくー子どものためのワークブック』キャスリン・ナド-、エレン・デイクソン 東京書籍 1000円
●『ブレーキをかけよう 1 −ADHDとうまくつきあうために』小学校高学年頃 えじそんくらぶ 1200円
●『ブレーキをかけよう 2』  中学・高校 えじそんくらぶ
●「LDの子のためのガイドブック」ローダ・カミングス、ゲーリー・フィッシャー著 上田勢子訳 上野一彦監修 大月書店 2100円(税込) 親や教師だけでなく、LDの子ども(小学校高学年から中学生)本人に良く理解出きるように書かれた本です。是非一度読む価値のある本ですし、子どもが自信を持って頑張れるようになれる本です。この本の内容は、AD/HDの子にも活用できる内容です。私もこの本の内容と、同じような指導をしてきた経験がありますので、是非一度お読みになってみてください。
●『障害を知る本G LD(学習障害)の子どもたち』茂木俊彦 監修 1800円(子どもたちに分かるように書かれた本です。学校内での相互理解や、図書室などに置いている学校も多いです。全部で11巻のシリーズの中の1冊です。)
●「LD児の言語・コミュニケーション障害の理解と指導」竹田契一・里見恵子・西岡有香 日本文化科学社 2800円+税
●「LDとは 症状・原因・診断理解のために」上野一彦他 学習研究社 2500円+税
●「LDの教育と医学 学習課題と教育方法」上野一彦他 学習研究社 2500円+税
●「LD児サポートプログラム」竹田契一監修、太田信子、西岡有香、田畑友子著
日本文化科学社 2900円+税
LD児はどこでつまずくのか、どう教えたらよいのかを具体的に書いています。
●『広汎性発達障害の子どもと医療』市川宏伸 かもがわ出版 1200円+税
●「アスペルガ−症候群と学習障害」榊原洋一著 講談社+α新書 どこが違いどこが同じか。最新の医学的なことを書いています。
●「アスペルガ−症候群と高機能自閉症の理解とサポート」杉山登志郎編著 学習研究社 1800円+税 解説と具体的な支援の手立てが書かれています。
●「あなた自身のいのちを生きて」グニラ・ガーランド著 クリエイツかもがわ 500円+税 50ページほどの薄い本ですが、高機能自閉の方が書かれた本で、本人が読むと、自分探しに自信が持てるようになります。
「高機能自閉症の子育てと療育・教育」
高城寛志・星河美幸著 クリエイツかもがわ 2200円+税
母親の体験談とひばり療育園での発達心理の専門家による本。
●『自分で自分をもてあましている君へ
あきらめないよ、ADHDの君の将来
パトリック・J・キルカー パトリシア・O・クイン 著 花風社 1600円+税
ニキ・リンコ訳
ADHDの父親多数にインタビューした、世界初の書、全米ベストセラー
キレル、暴れる、じっとしていられない、なんでも途中で忘れる・・・問題児と呼ばれつづけた息子がADHDと診断された。立派な大人に育てるために、まわりの大人のできること、こんなにたくさんある。以下は、本文の中の一部
誤解されてきた。だからこそ、我が子には、自分と同じ痛み、苦しみ、屈辱を味わわせたくない。そう思ってがんばっているのです。」「われらが息子達は、これから、自らのADHDをうまく乗りこなして行くすべを身につけていかなければならない。その傍らに寄り添い、手を貸すわれわれは、どれほど深く理解し、共感し、どれほど多くの知識を得ようとも、これで十分だという事などありえないのだ。」 父親としての立場からの、優れた発言です。是非とも、読んでみて、父親の立場からの子育てをもう1度考えて見てください。男子教員も、父親の立場を理解して取り組んでください。母親と父親の違いを生かして、両性の良い面を子育てに反映してください。この本は、そんな願いが詰まっている本です。
●『オロオロしなくていいんだねーADHDサバイバルダイアリー』白井由佳著 花風社
1200円+税
著者はNPO法人大人のADD/ADHDの会代表であり、自分もADHDのために様々な苦難を乗り越えてこられた方です。
第1部では,自分が歩いて来た道を書かれています。第2部ではサバイバルガイドとして、ADHDの女性がどのようにしたら生活が楽になるか、家事を片づけられるか等のすぐに役立つ方法が書かれています。読み進むと,ふむふむと納得できることばかりでてきます。生活が楽しくなる工夫が、いっぱいの内容です。自分がADD/ADHDの方だけでなく、サポーターの方や家族の方にも是非読んで欲しい本です。教師の方も、これを読むと子どもの指導に役立ちます。
★専門医師のための雑誌ですが、この特集は読んでみる価値があります。
●『精神科治療学 Vol ・17 No. 1 Jan.2002 特集 注意欠陥/多動性障害 T』 3024円 星和書店 1月号は興味深い内容ですので、是非読んでください。
2月号は『特集 注意欠陥多動性障害 U』です。合併症等との関わりが書かれていますが、専門的なのでやや難解です。
『子どもの障害をどう受容するかー家族支援と援助者の役割』中田洋二郎著 大月書店 1300円+税
筆者は臨床心理士で福島大学大学院教授で、福島ADHDの会「とーます」で、ペアレント・トレーニングを行っています。
●「アメリカの軽度発達障害児教育」清水貞夫著 出版 クリエイツかもがわ 発売 かもがわ書店 2100円(税込)
無償の適切な教育を受ける権利のシステム。LD・AD/HD児教育などの論考から、特別支援教育の方向性と教育法制への問題提起。
◎自閉性障害の本
自閉性障害児の教育実践と、研究を私は32年続けてきています。今は、自閉症協会奈良県支部の教育相談員もしています。AD/HD、LD等とも重なりのある子もいます。特に高機能自閉、アスペルガーや、自閉症スペクトラム、広汎性発達障害などとの関係をきちんと知っておく事がとても大切です。この3つの障害を、きちんと学習しておく事が、これからの通常学級の教師にも求められてきます。
★入門書
●『自閉症児の保育・子育て入門』中根 晃  大月書店 1300円
●『光りとともにー自閉症児を抱えて』戸部けいこ 秋田書店 (誕生から情緒障害児学級に入級するまでを、マンガで描いた感動の物語)760円 1巻〜9巻まで販売されています。2004年にはTVドラマ化されて好評でした。今迄に開発された方法や実践上の工夫などが書かれて居ります。関係者は、ぜひ一読をお薦めします。小学4年生ぐらいからも十分読めますので、学校図書などでもおいて欲しいものです。
子育てや、教育のノウハウが詰まっている内容です。とても参考になりますし、私がやってきた教育実践の内容と重なる部分が多いです。
●『障害を知る本F自閉症の子どもたち』監修 茂木俊彦 大月書店 1800円 図や写真などで具体的に、子どもたちによく分かるように書かれた本です。
◎●ミネルバ書房より発売されています。子どもに、障害について分かりやすくイラストなどで説明されています。軽度発達障害をもった子どもにも、自分の特徴を正しく認識できる内容だと思います。、
・『ふしぎだね 自閉症のおともだち』・『ふしぎだねアスペルガ-症候群〔高機能自閉症〕のお友達』2006年3月発売・『ふしぎだね LD(学習障害)のおともだち』2006年5月発売・『ふしぎだねADHD(注意欠陥多動性障害』2006年6月発売。
☆専門書
●「自閉症の理解と授業づくり」白石正久・東京知的障害児教育研究会 1500円+税
全障研出版部 
●『自閉症スペクトラムの発達と理解』別府哲・奥住秀之・小渕隆司 全障研出版1600円+税
●『自閉症児の教育実践』奥住秀之編 大月書店 1500円+税
●『自閉症児の発達と指導』5人の共著 全障研出版部 1600円
●『自閉症スペクトル』ローナ・ウイング 東京書籍 2400円
●『自閉症療育ハンドブック』佐々木正美 学習研究社 2400円
●『自閉症 その本態、診断及び治療』G・ドーソン編 日本文化科学社 9000円
●『自閉症と発達障害研究の進歩』VOL 1特集・心の理論 高木隆郎・ラター・ショプラー日本文化科学社 8000円 同じ題名で内容が違うVOL2『遺伝と疫学』12000円と VOL3が発行されています。
●『自閉性障害児者の発達と教育』奈良自閉症協会の発達講座から生まれた本。西田清、高橋宏、別府哲、藤本文朗共著
子どもたちの幼児期から青年期までの発達の課題を解説してあります。又、幼児期にはかなり障害の重かった自閉児が、親のたゆまぬ努力の結果、自立に近い状態まで発達した青年になった手記など、教師や父母の手記も載っています。クリエイツかもがわ 2,000円+税 好評で6刷が2004年6月に出来ました。
●『アスペルガ-症候群』トニー・アトウッド 東京書籍 2800円
●『アスペルガ−症候群とパニックへの対処法』ブレンダ・スミス・マイルズ&ジャック・サウスゥイック著 東京書籍 1800円+税 対処療法的な対処だけでなく、本人が気づき、落ち着き、自己管理を促がす為の、アメリカでの様々な方法を紹介しています。
●「アスペルガー症候群と非言語性学習障害」キャスリン・スチュワート著 榊原洋一・小野次朗編訳 明石書店 2200円+税
アスペルガーへの理解を深め、非言語性学習障害について、良く分かるように書かれています。
★高機能自閉の人やアスペルガーの人が書いた本で、自閉の人の感じ方や、思考の方法が良く理解できます。
●『私の障害・私の個性』ウエンデイ・ローソン 花風社 1600円 著者はアスペルガ-症候群の女性。自閉の人の書いた本では、一番良く分かります
●『ずっと普通になりたかった』グニラ・ガーランド 花風社 1700円 花風社の2冊は、ニキ・リンコさんの訳です。リンコさんも高機能自閉の一人です。ホームページも開いておられます。
●『自閉症の才能開発』テンプル・グランデイン 学習研究社
●『自閉症だったわたしへ』『こころという名の贈り物』ドナ・ウイリアムズ 新潮社 2冊ともに2,000円。 最近『ドナの結婚 自閉症だった私へ』2200円と言う本が新しく新潮社から出ました。カラーレンズで暗所障害を克服し、統合的に景色を認識できるようになったドナと夫の事が注目されます。
現在ドナは、この夫とは離婚し、再婚しています。
●「ぼくとクマと自閉症の仲間たち」トーマス・A・マッキ―ン著 ニキ・リンコ訳 花風社 1600円+税 自閉症の自分をどのように理解したのかを、本人が綴った内容。自閉性障害の女性本人の手記は、何冊か出ていますが、男性の手記はあまりありませんが、この本は男性の手記です。しかも、現在はアメリカの自閉症協会の理事としても活躍をしています。一読の価値があると思います。
●『アスペルガ-的人生』リアン・ホリデー・ウイリー著 ニキリンコ訳 東京書籍 2000円+税 本人が大人になるまで知らずに探索し続けた、女性のアスペルガ-症候群の半生が本人によって書かれています。
●「地球生まれの異星人 自閉者として日本に生きる」泉 流星 花風社 1600円+税
著者はアスペルガ-と診断された女性です。3歳の頃からの記憶をもとに、自伝的な内容ですが、自閉の人の感じ方、考え方、私達と異なった見方について、とても分かりやすく書かれています。子育てや療育教育にかかわる人に、是非とも読んで頂きたい本です。
●「他の誰かになりたかった」藤家寛子著
花風社 1680円(税込) 著者はアスペルガ―症候群の女子大生。大変に知的には優れた方です。自閉特有の障害について、自分の体験に基づいての行動の分析が、非自閉の私にも良く理解できるように書かれています。私たちが、彼等をどのように理解して接したらよいのかの、参考になりますので、是非とも読んで頂きたい一冊です。
◎「自閉症の息子デ−ンがくれた贈り物」
ジュニー・ウエイツ&へレン・スウインボーン著 大和書房 2400円+税 
重い自閉の子が青年期になる頃には、自立に近い状態にまで発達をして行く過程を、母親が思いをこめて綴った内容で、とても素晴らしい。子育てや療育、教育に携わっている人には、必読の書です。
●「自閉症 成人期にむけての準備」パトリシア・ハウリン著 ぶどう社 2700円+税 能力の高い自閉症の日とを中心に、学校での課題や職場での課題、自立の問題などについて書かれています。
●「自閉症ハンドブック」モ−リン・アローズ、テッサ・ギッテンズ著 明石書房1600円+税 療育者の立場から書かれた内容で、家族支援の視点から述べられている。
●「高機能自閉症 アスペルガ−症候群入門」内山登紀夫、水野薫、吉田友子著 中央法規 2000円+税 自閉、アスペルガ−の基礎的な理解から、学校や家庭での具体的な対応方法などについて述べられています。
●「アスペルガ−症候群とパニックへの対処法」ブレンダ・スミス・マイルズ&ジャック・サウスウイック著 東京書籍 1800円+税 アスペルガ−症候群と、その周辺の発達障害に関する対処法。本人が自分に気づき、自己管理ができるための様々な方法を紹介しています。
「特別支援教育と障害児教育」清水貞夫著 クリエイツかもがわ 2000円+税
LD、AD/HD、高機能自閉の子どもたちを、新たな教育対象とする特別支援教育への転換が打ち出されました。しかし、障害児学級を解体する方向とか、人的な配置や財政的な援助も無い、教師の大規模なリストラや障害児教育の切捨てにつながる内容が問題になってきます。一読していただき、本当の障害児教育について考えていただきたいと思います。
「アスペルガー症候群と非言語性学習障害」キャスリン・スチュワート著 榊原洋一、小野次朗編訳 明石書店 2200円+税 アスペルガーと非言語性学習障害について、とても分かり易く、克つ具体的に書いてあります。保育士、教師だけでなく、お母さんやお父さんにもどのようにしたら良いのか、具体的に書いてありますので、是非1度読んで欲しい本です。
●『特別支援教育のためのアスペルガ―症候群の医学』榊原洋一 学研1600円+税
●『アスペルガ―症候群と高機能自閉症の理解とサポート』杉山登志郎 学研 1800円+税
●『アスペルガ―症候群がわかる本』クリストファー・ギルバーグ 明石書店 1800円+税
●「あなたがあなたであるために 自分らしく生きるためのアスペルガ―症候群ガイド』吉田友子 中央法規 1200円+税
 
 
 
 

 2    言葉と心を発達させる絵本の指導
更新日時:
2005.04.15 Fri.
1 絵本の指導で大切にしたいこと
(1)特性に配慮した絵本の指導を
健常児も障害児も人間の発達としては、同じ発達の道を歩みます。障害のある子ども達は、ただ発達の途中での歩みが遅かったり、停滞する時期がある事が違うだけです。その中で、文字を読んだり書いたり、数の計算や絵を描く事がADHD児やLD児、自閉性障害児などには、特別に配慮した細かな指導が必要です。ADHD児やLD児、自閉性障害児の指導は、視覚から入る情報をうまく利用する事が大切です。自閉性障害児は、目で考えるといわれますので特にこの点を考慮しましょう。ただし、耳から入るほうが得意という人も、中にはいますので、ケースバイケースですが。自閉性障害(高機能自閉性障害、アスペルガ―も含む)の場合には、目で見て考える人が多いです。
絵本からは、分かり易い絵(視覚)と、整理された言葉(聴覚)の両方から情報がうまく入ります。言葉と内容(動作も含め)がなかなか結びつかない面を、絵本は補ってくれます。また同時に、ADHDや LDや自閉性障害のある子ども達のイメージや、思考を育んでくれます。
社会的な行動や、言葉に問題を抱える自閉児やADHD児、知的な障害のある子ども達の、人との関わり方や、社会生活の理解を深めるためにも、大変に役立つのが絵本なのです。その子にあった絵本を選んで、保護者や指導者も一緒に、心から楽しんで読み語ってあげて下さい。
障害のある子に配慮された指導法は、健常児にとっても、とても有効な方法になります。夜寝る前などに父親が、本を読んでやる事で、親子の心の交流も図れますので、一石二鳥です。ぜひ取り組んで見てください。
(2)絵本の指導を通して、子どもの心と言葉の発達を
@親や療育者は子どもとしっかり遊びきる
絵本や本を親子や療育者と読み、生活体験を増やして、人と遊んだりする事が、楽しい事なのだという事を実感させましょう。本を読んでもらうことで、物語の中に入って、想像の世界で日常できないことを、登場人物とともに、生き生きと行動したり考えたりして、自分が主人公になったつもりになれます。だから面白かったり、楽しかったりするのです。また、これらの活動をすることで、脳の活動を活性化させて発達を促します。いつもしている慣れたソフトのファミコンゲームなどしすぎますと、目が悪くなるだけでなく、脳の前頭葉の血流量の低下を招き、活動を促す事は少なく、脳の発達に悪影響を及ぼす事が多いそうです。
LD児ADHD児、自閉児などは、実体験した事は比較的理解が良いのですが、空想したり、イメージして描くという面では、弱い子が多いようです。健常児は勿論ですが、障害のある子は特に、幼児期から小学校にかけては、絵本の世界を大切にして、イメージ力を育てる、自分の思いを言葉や絵で表現出来るように、意識して育てる必要があると思います。この点は、人間の判断力を育て、自立心を培う上で特に重要ですので、幼児期から小学校低学年にかけて特に大切にして子どもを育てて欲しいと思います。
A家では父親(母親)が、療育では担任が中心になって
意図的に心を耕す事の出来る絵本や、物語の読み語りをしましょう。心を育てる事を、大切活動として位置付けましょう。
B文字さへ読めれば、内容が理解出来るのでしょうか?
文字を覚えて読めるようになる事と、文章を読んで内容を理解できるようになることとは別です。私が英語は読めても、内容を完全に理解することは難しい事と同様に、文字が読めるようになっても、内容を完全に理解はまだ出来ません。文字を覚えて読めるようになった時こそ、読み語りを十二分にしてあげて、本を好きにさせましょう。
『自分で読めるようになったのだから、自分で読みなさい!』と突き放してしまうと、本の嫌いな子になってしまいます。この時期こそ、内容をより深く理解させて、イメージ豊かな子の育てるための、大人の積極的な読み語りが求められます。小学校の4年生の頃までは、読み語りをしてあげましょう。
(3)読み語りで本の好きな子に育てよう
@質的転換期の節目にいる子には
この時期の子のは特に注意して、自分の将来の夢や、生きかたに影響を受ける本を与えたいものです。
A初めから本の好きな子はいません
絵本を何時も身近に置いておけば、好きになると言う事ではありません。読み語りをしてもらう事によって、だんだんと好きになります。障害のある子も、基本的には同じですが、工夫が必要です。紙芝居にしたり、動作化をしたり、ペープサ−トにしたり、劇化したり、色抜きをした絵本の色ぬり等の細かい配慮で楽しめるようにします。
B読み語りは理解言語の段階から
読み語りは、発達年齢の1才前後から始めるのが良いでしょう。初めは、子どもの理解言語を増やす事です。まだ十分に話せない子どもには、ゆったりとした読み語りをしてあげましょう。
C乳幼児期の理解言語の時期の子には
この時期の子どもは、ストーリーを楽しむのではなく、1ページの場面を楽しみます。繰り返しがあり、内容が少しずつ変化して行く本が良いでしょう。話し言葉や、生活経験が豊かになると、ストーリーのあるものを喜ぶようになります。障害のある子も、言葉遊びや動作遊びを取りいれてやると、内容を理解して、遊びを共有する事で、親や指導者に心を開いて来る事が多くなります。
D子どもの実態に合った本を
最初は、毎日数冊の本を読み語りしていますと、やがて好きな本が出来てきます。大好きなお母さんやお父さん、先生と楽しい時間を共有する事は、子どもにとっては大きな喜びなのです。
Eつもり行動へ発展
聞き手や読み手は、登場人物や本に登場する動物などの模倣をする事によって、〇〇しているつもり(つもり行動)が出来るようになります。私は家や学校では、毎日絵本を読んで言葉や動作のまねをしたり、絵本の色ぬりをしたりして、物の形や色を意識させたりして、絵本を多面的に楽しんできました。その結果、数年後には絵が描けない学習障害の子が、絵が描けるようになり、数ヶ月後には漢字も書けるようになりました。今では通常学級で学ぶまでになりました。
F日本語のリズムを大切に
繰り返しのある、ストーリーのある、日本語のリズムがある面白い本を選びましょう。外国の絵本でも、日本語への訳が良いのはとても喜びます。やがて、長い文の本が理解出来るようと発展して行きます。
G父親の読み語りへの参加の重要性
文字が十分に読めるようになった時ほど、内容を良く理解出来るようになるためにも、大人の読み語りが大切になってきます。この時期こそ、豊かな読み語りをする事です。お話の面白さや、イメージを膨らませる手伝いを、親や指導者はしてあげましょう。
寝る前の15分程度で良いのです。普段子どもと接触する機会の少ないお父さん!.あなたの出番です。
9時から9時半頃の寝る前に、読み語りをしてあげますと、脳を静めてぐっすりと眠る事が出来ますので、心にも体にも良いのです。お父さんと子どもとの、心の通い合いから、精神的な結びつきも深まります。家庭内に居ても居なくてもわからないような、軽い存在の水素パパにならないようにしましょう。
H中学年までは読み語りを
小学校中学年までは、読み語りを十分にしましょう。高学年から中学にかけては、子どもの精神的な自立や、人生の目標に向かって歩むためにも、精神的な影響を与えてくれる伝記などを読ませたいものです。本の好きな子は、自分で考える努力をするので、高学年になると自立心や、自己決定力が育ってきたりするので、成績があがってきたり、障害も軽減してきます。
I学習マンガや図鑑も大切に
マンガはおやつ、食べ過ぎ(読みすぎ)には注意が必要ですが、本(主食)だけですと、足りない分の栄養が必要です。与えかたさえ間違えなければ、マンガも大切な栄養素です。ADHD児やLD児や自閉児は、絵や写真などがあると理解がしやすいですので、学習マンガなどは自己学習に役立ちます。人間は情報を取りいれる場合、視覚からとり入れるのが得意な人と、聴覚からとり入れるのが得意な人とに別れます。
ADHD、LD、自閉等の人は視覚からとり入れるのが得意です。視覚優位のこれらの人は、マンガや絵や写真の入った図鑑などは、大切な情報源になります。ちなみに、私も視覚優位型です。
(4)読み語りをする上での留意点として
@どの子も本を好きになる
本をちぎったり、パラパラめくるだけにしか興味を持っていないように見える子も、本を好きになる可能性を持っています。パラパラとページをめくる遊びをしながら、自分の好きなページだけはじっと見ています。やがて好きな本が出来てきますので、すぐにあきらめないで読み語ってあげましょう。
『今我が家でも、絵本の読み語りを頑張っています。ある先生のおかげで、ADHDの我が子に頑張って読み語りをするようになりました。何たって、ひざの上にも座らせる事もままならない子ですからね。本なんか破るか放るぐらいしか出来ない子でしたので、本を読んであげるまでに3、4年かかりましたが、今では好きな本を自分で決めて、「読んで !」ってうれしそうな顔で、持ってくるようになりました。それどころか、晩ご飯の後、しなければならない事をやらないでいますと、「9時までに寝る用意が出来たら、ご褒美に本を2冊読もうと思ったのになー。」と言うだけで、叱っても出来なかった事が、必死に頑張って出来るようになり、一石ニ鳥です。そんな我が子の発達や変化を見て、自分達のしてきた事が、間違ってなかったんだ!これからも頑張ろうと、やる気になります。』(ADHDの子育て・医療・教育−クリエイツかもがわ発行より)
A読み手も楽しんで・紙芝居などにする
子どもが楽しんでいるでだけでなく、読み語る父親や指導者も、自分も楽しみながら読み語る事が大切です。絵本をトレース(写して)して紙芝居などにすると、作者の意図や視点が良く分かりますので、是非1度試してみて下さい。また、絵本を引き千切ってしまう子の場合でも、紙芝居ならちぎられた場面だけ作りなおせばよいのです。
B子どもが読んでと言うまでは
子どもに読み語る本は、子どもの実態に合った本である事は当然ですが、幼児や低学年の子や、障害のある子の場合、毎回読み聞かせの本を変えると、好きな本が出来にくい。内容が理解できるまで数冊、何時も同じ本を読んでやることも必要でしょう。そうすると、やがて好きな本が出来てきて、「読んで」と持ってくるようになります。
(5)与えたい本を選ぶには、どうしたら良いでしょう。
@大人が読んでも、面白い本が第1条件です。
A絵だけを見て、大体のストーリーが良く分かる本。
B童話などは、耳から聞くのにふさわしい言葉で語られていること。日本語のもつ韻律を大切にした、朗読しやく、聞き手の想像力を引き出しやすいことが大切です。
C長い間、ずっと読みつがれていて、何回も増刷されているものは、優れた本が多いので、何回増刷されているのかを見て買うのも、選定の手がかりになります。
D世界各国の、その民族のもつユーモアや、言葉とリズムが上手に使われている事。ウイットに富んだものが良いでしょう。
Eシリーズものなども、1度にたくさん買って与えますと、嫌になって読みませんので、何回かに分けて与えるのが良いでしょう。
F子どもが親が準備した本以外に欲しがる場合は、子どもの自主性を尊重して、1月に2〜3冊程度は、自分で選んで買えるようにしてやることも重要です。
(6)読み方について
@平板な読み方ではなくて、その場に合わせた、抑揚のある声でやむことが大事です。
A子どもの発達に合わせて、子どもの理解を確認しながら、読む速度を調節しましょう。
B場面転換(次のページへ)の場合、すらすら読んでしまうのではなく、子どもが想像力を働かせる事の出来る間(ま)をとることが大事です。間抜けにならないようにしましょう。
C感性豊かな読み方を工夫する
読み手も、その絵本を楽しんで読み語りしないと、子どもはついてきませんし、お話に集中してこなくなります。カセットテープ、ビデオなどもたまにはかまいませんが、本当は親や先生の肉声で、子どもの反応見ながら、感性豊かな読み語りをしてあげるのがベストです。言葉というのは、人と人との間で使うことで、感情のやり取りを楽しむものです。一方的に流れてくるビデオやテープでは、本当の意味での言葉の楽しさを育てる事は出来ません。子育てには、面倒くさいからという手抜きは厳禁です。
2 私が指導して、楽しんで取り組めた絵本や本の紹介
【1】幼児期の絵本
●「いただきますあそび」あかちゃんの遊びしかけ絵本シリーズ3 木村ゆういち作
偕成社 子どもの好きな食べものがあり、ページをめくると食べる言葉がでてきて、読み手と一緒になって、食べるまねをすることが出来ます。動作化をして楽しむ本。この本のシリーズは、他に「ごあいさつあそび」「いないいないばああそび」「ひとりでうんちできるかな」「うごくにんぎょうあそび」
「いいおへんじできるかな」等が出版されています。しかけ本で、子どもとあそびながら楽しむ本です。
●「こどものとも 012才用 たまごのあかちゃん」はやしあきこ作 福音館書店
「だれかがかくれているよ でてこい でてこい 」という繰り返しで、最後まで興味を子ども達に持たせてくれる本。次は何が出てくるのだろうかと、期待を集中できる本。
●「たまごのあかちゃん」かんざわとしこぶん やぎゅうげんいちろうえ 福音館
卵が描いてあって、次のページになると赤ちゃんが産まれてくる。どんな赤ちゃんが産まれてくるのか期待しながら、ページをめくる本です。絵が細かくなくて、しかもその動物の特徴をちゃんと書いてあるのが楽しい。色抜きをした本を作って、1ページずつ色塗りをしながら、本を完成させていくのに適した本です。
●「ことばのべんきょう」文と絵 かこ さとし 福音館 4冊シリーズの本 1 くまちゃんのいちにち 2 くまちゃんのいちねん 3 くまちゃんのごあいさつ 4 くまちゃんのかいもの
日常生活で、子どもが覚えて使う大切な言葉を、絵と動作でわかりやすく説明してあります。幼児期の子どもには、楽しい本で、言葉と動作を教えるのには良い本です。
●「きかんしゃトーマス くるっとまわるえほん」W・オードリー原作 ポプラ社
今人気のトーマスの本です。回転する絵を、そのページの一番ふさわしい絵を選んで合わせるという内容のものです。保育園や幼稚園の子はとても喜んで遊んでくれます。障害児学級の子も、楽しそうに絵あわせをしています。ページ数が少ないのが、少し残念ですが。
●「アンパンマンとかぜこんこん」やなせたかし作 フレーベル館
冬の季節に、絵本をOHPにして楽しみました。みんなでアンパンマンのお面と、かぜこんこんのお面を作り、子ども達はアンパンマンになり、教師はかぜこんこんの悪者になり、教室全部を使ってダイナミックに劇をして楽しみました。その後、アンパンマンのパンをみんなで作って食べました。発語に障害のある子も、この教材の終わりには、「パン」という言葉をしっかり発音できるようになりました。楽しい取り組みの中でこそ、気持ちが解放されて、新しい言葉にもチャレンジできるのです。教室に絵のでるカラオケを用意して、大好きなアンパンマンの歌を歌いました。1年、2年とカラオケを続けていると、発音の不十分な子がきれいに発音できるようになったり、歌を歌わなかったADHDの子が、歌を歌えるようになりました。
●「きょうのおべんとなんだろな」きしだ えりこ作 やまわき ゆりこ絵 福音館
この本も、OHPにして楽しみました。登場する動物や昆虫の名前を覚えたり、お弁当の絵と動物の絵と、平仮名のカードをマッチングさせたりしました。言葉が十分でない子も、口まねをして、最初の音だけですが、たくさん発語できるようになって来ました。
●「なにをたべてきたの」岸田 衿子作 佼生出版
この絵本は、白ブタ君が果物を食べると、そのたびにお腹に果物の色が付き、やがて石鹸を食べると、色が落ちてしまう。口からはシャボン玉の色になって飛んでいってしまい、終いには元の白ブタ君に戻るというお話である。果物の名前や、形や色を指導するには適した絵本です。トレースして色抜きした絵本に、色を考えながら塗るのも楽しみました。また、子どもの心理としても、赤いリンゴを食べると、お腹がリンゴと同じく赤くなるというのは、幼児期の子には納得のいく内容でもありますので、心から楽しんでいました。
●「ノンタンおよぐのだいすき」おおとも・やすおみ・さちこ作 偕成社
水泳指導が始まる1月前頃、この絵本で楽しみました。絵本を紙芝居にして、途中からはOHPにして、教室に青いシート敷いて海にみたてて、泳ぐまねをして遊びました。また、言葉の持つ語呂のおもしろさも楽しんだり出来ました。自閉性障害の子やADHDの子も、水遊びが大好きなので、喜んで参加してくれました。プール指導の前にすると、子ども達ももうすぐプールに入れるということと結びつくので,よけいに楽しく取り組むことが出来ました。
●「ノンタンほわほわほわわ」同上
紙芝居にして楽しみました。登場する蜂をペープサートにして、「ぶんぶんぶん蜂が飛ぶ」と歌いながら走り回って、ガムを飲み込んでぱんぱんにふくらんだお腹(風船をふくらませてノンタンのお腹につけておいて)に、蜂のお尻に針金をつけておいて刺して、風船を割って空から落っこちる遊びをしました.その後、風船ガムを買ってきて遊び、ガムや風船をふくらませるようになりました。
●「ノンタンぶらんこのせて」
ある年、LDの書字障害のある子が入級してきました。その子は文字は読めるのですが、文字は全く書けませんでした。問題行動をしても家庭では全く注意されたことがなかったので、自分の行動や要求を規制されるとすさまじいパニックを起こし、要求が通るまで1時間でも泣き続けているという子でした。ブランコが好きで、校庭のブランコを独占して交代しないので、他の子とトラブルばかり起こしていました。この絵本の勉強の後、少し辛抱ができるようになり、1年後には少し乗ると交代できるようになり、この絵本がきっかけで、ルールが理解できるようになり始めました。
●「ノンタンおばけむらめいろ」
子ども達は、迷路遊びが大好きです。お化けは怖いけれど、興味津々です。この二つを取り込んだ簡単な絵本なので、大好きです。この発展としては、たくさんの迷路絵本がでていますので、楽しませてあげてください。この他に、あかんべノンタン等は、あかんべえをして喜ぶ時期の子等に、動作化
をしながら使うと、大変喜びます。人を相手にすることを喜べる子に育てるのには、大変良い本です。ノンタンの絵本は、子どもの心理や気持ちをうまくとらえています。また、日本語のリズムが心地よく使われているので、教材としての価値も高いものがあります。
●言葉で遊ぼう「ぷちぷち」ひろかわ さえこ作 アリス館
1 くりくり 2 もちもち 3 ぷちぷち があります。言葉で遊ぼうシリーズですが、なかなか面白いです。日本語の持つリズムやつながり、表現の言葉などを上手に使った内容で、大人も思わずにやりとしたくなります。いや、大人だからこそにやりとできる本かもしれません。むしろ、大人が読んだ方が良く理解できる内容のものが、よくあります。この本も、そんな一冊かもしれません。絵と日本語の持つ内容とが良くあった絵本で、みているだけでも楽しくなる絵本です。同じ作者で言葉遊びができる「あめぽったん」という本もあります。また「ぷくちゃんのすてきなぱんつ」という本もあります。子ども達は、自分もお漏らしをしていた思い出があるので、喜んでみています。
●「しろくまちゃんのホットケーキ」わかやま けん作 こぐま社
100刷り以上されている本で、このシリーズの中では、一番愛されている本です。この本を読んだ後で、ホットケーキを作るのが子ども達には、わくわくする楽しさなのです。実際にこの本に従っていくとホットケーキを作れるのですから。自閉性障害の子どもが、この本で遊んだ後、ホットケーキを作れるようになりました。それ以来、自分で他の料理にも興味を持ち、家族の分まで作ってくれるようになりました。やがて、他の料理も作れるようになって、家族の一員として日曜日のお昼は、彼が作ってくれるようになりました。みんなから評価されることで、自信と責任感が育って来て、いまでは家庭内労働(お手伝い、炊事、洗濯、お風呂洗い等)の重要な担い手に育って来ています。
●「きんぎょがにげた」五味太郎 作 福音館書店
2〜4才向きの本ですが、結構小学生でもみている本です。障害のある子も、この本は好きです。金魚がどこに逃げたのかを探すのに、一生懸命になります。ただ、何回も読んで楽しむ本ではなく、すぐに通過してしまう本です。
【2】文字や内容が少し高度になりはじめた本
●「ピンクとスノーじいさん」村上 康成作徳間書房
ヤマメのピンクの、1年間の物語です。川の中での春から冬まで、物語は展開していきます。お父さんと釣りに行く、釣りの好きな子どもは一生懸命に聞いていました。自然界の厳しさも書かれていて、なかなか面白い本です。ピンクのシリーズは何冊もでています。
●「グリーンマントのピーマンマン」さくら ともこ作 中村景児絵 岩崎書店
ピーマンが嫌いで、給食の時に食べられない子がいました。そこで何とかピーマンに良い印象を持ってもらいたくて始めたのがこの絵本でした。始めてみると、子供達の気持ちにあったのか、喜んでお話を読みました。校内での障害児教育を理解してもらう一環として、公開授業として取り組んでみました。指人形を作って遊んだり、動作化したり、色塗りをしたりと、子ども達は主人公のピーマンになって、ダイナミックに活動をしていました。1年生との交流にも、この教材を使って共に楽しみました。風邪の流行る時期には「ピーマンマンとかぜひきキン」をして楽しみました。子ども達は主人公のピーマンマンになり、教師は悪役のばいきんキンになります。子ども達は正義の味方・主人公になることで生き生きと活動します。子どもの心を開き、ダイナミックな活動を保障するには、指導者はいつもやっつけられる立場の方が良いのです。
●「ちいさな たまねぎさん」せな けいこ作金の星社
台所にいるジャガイモが、ネズミにかじられけがをします。また台所にやってきたネズミを野菜や台所用品が守ろうとしますが、うまくいきません。ジャガイモを守ろうとしたタマネギをネズミがかじって、涙が出て困って逃げていきます。タマネギが目にしみて、涙が出るという経験のない子には分からない内容です。子ども達は日常生活の中で、様々な経験をすることで賢くなっていきます。お手伝いをすることで、次代の担い手に育っていくのです。幼児期から出来るだけ、様々な生活経験をさせてやることが大切です。
●「うんちしたのはだれよ!」ウエルナー・ホルツウエルト文 ウオルフ・ブルッフ絵
偕成社 
読みと色塗りを中心にした、学習を展開しました。モグラが地面に顔を出したとたんに、上から落ちてきたうんちが頭にのって、その犯人を捜すというお話です。最後にうんちの専門家のハエに味見してもらい、犯人に仕返しを果たして返っていくという内容です。子ども達には、大変に受けました。
白抜きした絵本に色塗りをし、しっかりと本を読みながら、楽しく学習できました。これは家庭でもできることですので、取り組んでみてください。最後の場面の仕返しに、モグラが小さいうんちを肉屋の犬の頭にして、仕返しを果たして土の中に満足して帰っていく場面は、意図的にモグラを描いていないので、思考力(イメージ)を働かせるのには、もってこいの場面です。自閉性障害などの子で、想像がうまくできない場合には、モグラの人形を使って、絵本には描いていない「うんち」をする場面の動作を入れてやると、思考力を伸ばす指導に使えます。絵本で理解するのが難しい場面がある場合、どのような補助(絵やもの)を入れたら分かるのか、指導する人は考えて楽しみましょう。
●「さつまのおいも」中川ひろたか文 村上康成絵 童心社
「さつまいも」ではなく「さつまのおいも」という題に作者の思いが込められています。さつまいもが、土の中で人間と同じように暮らしています。さつまいも達が、なぜ体を鍛えているのかが、物語の展開と共に分かってくる仕掛けになっていて楽しいです。最後のページの落ちが、とても愉快です。おならものとかうんちものとかは、子ども達に受けることが多いです。言葉の少ない子や自閉の子も「くさいー」の場面では、鼻をつまんで真似をして楽しむことが出来ました。
特にADHDの子は乗りまくっていました。この後実際に、自分たちで栽培したさつまいもを掘って、手遊び歌の「やきいも やきいも おなかはぐー」のやきいもグーチーパーで遊んでから、焼き芋をして食べたら、「あっちでぷー こっちでぷー」とダウン症の子がおならの真似をして、とても喜んでいました。家に帰ってからは、その日のことを楽しそうにお母さんに報告したそうです。この続きのお話として、大きなカブのお話をお芋に置き換えて動作化をしました。
1年生と2年生との交流学習の時に、この教材を使ってんなでみんなで動作かをしますと、大変に喜んで、全員が参加して盛り上がりました。
2000年の5月と10月、2004年の2月に、私はベトナムのホーチミン市の障害児教育教員養成大学に集中講義に行来ました。その時に、ホーチミン市立の養護学校で、10人の子どもの学級(知的障害児、ダウン症、自閉性障害)で公開授業をした折り、この教材を使いました。ベトナムの子ども達も大変に喜んで、持っている力を発揮して、ダイナミックな授業を展開することが出来ました。参観していた学生(現職の先生方が大部分)さんにも大受けでした。
●「でんしゃにのって」 とよた かずひこ作 絵 アリス館 1300円+税
うららちゃんは、電車に乗って おばあちゃんのところヘ ひとりで出かけます。子どもたちは電車が好きです。次の駅のアナウンスで、「つぎはわにだー」と放送があると、なんとわにが乗ってくるのです。次々と動物が乗ってくるので、読み手の子どもたちは、次の動物はないかとわくわくして読みます。そして、「ここだ−」の駅でうららちゃんは降りるのですが、その駅の案内には次の駅名が書いてあるのです。そこに気づかせることも必要ですが、絵を注意してみている子は発見してくれることでしょう。次の駅名は、なんと「おばけだ−」なのです。私は意図的に次のぺ−ジの「おばけだ−」のアナウンスの文字を消しました。次の駅名を想像させるのです。この場面がとても大切のなのです。特に、自閉の子やLD・AD/HDの子には、想像力を育てるために、この場面を重視して取り組みます。紙芝居や、OHPにして大人も一緒に楽しんで見てください。
 
●「アンパンマンのサンタクロース」やなせ たかし 作絵 フレーベル館
12月の教材としてふさわしい。雪山で埋まってしまって、凍傷になったサンタクロースを助け出し、サンタクロースの代わりにプレゼントを配るアンパンマンの活躍を、子ども達は喜んで、色塗りとアンパンマンのお面作りをし、劇化して楽しみました。その後、アンパンマンのカラオケを楽しみ、お店に頼んで焼いてもらっておいたアンパンマンの顔のパンをみんなで食べたりして、クリスマス会が盛り上がりました。
次の年には、「アンパンマンのクリスマス」という兄弟編のような物語をしました。バイキンマンも登場します。「もしもサンタクロースが太っていたら、煙突からもぐり込んだり屋根の上を歩いたり出来ません。だから、本当のサンタクロースは、小さいのです。」というせりふから物語が始まります。
●「たこやきマントマン・やさいばたけのぼうけんのまき」高田ひろお作・中村泰敏絵
金の星社
このシリーズは数冊が出されています。テレビのアニメになったり、5人のたこやきマントマンの人形も売られています。この他にも、シリーズとして数冊でています。
●「ゆうたのおかあさん」きたやまようこ作 あかね書房 ゆうたくんちのいばりいぬシリーズの6。少し年齢の上の子や、大人でも楽しめる内容の、ユーモアに富んだ本です。日常、気がつかないでいる面を、新鮮な目で気づかしてくれる本です。6年生の通常学級でこの絵本を読んでやったら、とても受けました。特に「おかあさん かおあらうと かおかわる」というお化粧を落としたお母さんの場面では、「うちのお母さんは○○なんやで」と言うように、話が次々と発展していきました。PTAの会合で、この本を読みますと、大受けして爆笑の渦でした。「おかあさん やさしい かおがいい」という最後の言葉が、子ども達は大好きです。
●「ふゆのあさ」村上康成作絵 ひかりのくに
冬の朝、起きると雪が積もっていた。いつもはなかなか起きない子が、この日ばかりはさっさと起きて、外に飛び出していく。いつもとは違う世界が待っている。そんな想像の世界【雪が降ると現実ですが】を、子どもの視点から描いている。冬になったら是非とも子ども達と一緒に、この本を読んでみたい。そんな思いのあふれる一冊です。
【3】幼稚園の年長から、小学校低学年や障害児学級の子どもに読んで欲しい本。
(自分で楽しんで読める時期の子ども。でも親や先生も、出来るだけ読み語りをしてあげてくださいね。読み語りをしてもらい、楽しさを共有することで子どもは育つのです。)
●「11ぴきのねこ」馬場のぼる作 こぐま社
11ぴきのねこシリーズのうちの最初の本ですが、シリーズ中で最も面白い。お腹の空いた11匹の野良猫が、おじいさんねこに教えられて、怪物みたいな魚を捕まえに行く。苦労の末に捕まえて、よだれを流しながら、みんなに見せるまではと食べたいのを我慢をしながら筏で曳いて帰る。夜になり、次の日の朝になると魚は骨だけになっているというストーリーである。
曳いて帰る場面→夜になる→夜が明けると魚は骨だけ→みんなみんな狸のお腹という場面展開が見事です。特に食べている場面がないので、子ども達は、イメージを十分に働かせことが出来ます。優れた本です。この場面に注目して、自閉児やADHD児などには、統合機能の発達を促す一つのチャンスにすることが出来ます。我が家の子ども達は、幼稚園から小学校低学年にかけて、毎日この本を読んで欲しいと言って、毎晩読み語りをさせられた本です。大人になっても、娘はこの本を大切に持っています。
●「はじめてのおつかい」筒井頼子作 林明子絵 こどものとも傑作集 福音館書店
小学校1〜2年生の好きな本で、図書室の貸し出しベスト1です。はじめてのお使いという、子どもとっては大冒険を、自分も主人公になったつもりで、はらはらどきどきしながら子ども達は読んでいきます。お母さんに頼まれた、赤ちゃんのための牛乳を、苦労の末に、しっかり握りしめて暖かくなったお金で、牛乳を買って帰るまでの子どもの心の揺れを、実にうまく表現しています。それが子どもたちの共感を呼ぶのでしょう。作者が、絵本の中で遊んでいるのを見つけるのも、一つの楽しみです。オウムがかごから逃げて電線にとまっているとか、掲示板の「ネコ探しています」のポスターのネコが塀の上を歩いていたり、落とした百円玉を探させたり、とこちゃんの大きな声で、びっくりしたお店のおばさんの手をきちんとかいていたり、絵本はやはり絵をしっかりと見ることのおもしろさを、子ども達と一緒に見つけられる本です。
●「とこちゃんはどこ」松岡享子作 加古里子絵 福音館書店 
とこちゃんは大変に元気な子で、ちょっと目を離すと、すぐとことこどこかへかけだしていってしまう子です。この本は、日本語のリズムをうまく取り入れた、優れた本です。人混みの中から、赤い帽子をかぶったとこちゃんを捜すのが、子どもにとっては大変面白いのです。なんべん読んでも(もらっても)飽きない1冊です。「11ぴきのねこマラソン大会」「ウオーりーを探せ」等もこの系列に入ります。
●「ニンジンばたけのパピプペポ」かこ さとし作絵 偕成社
かこさとしの絵本は優れたのが沢山あるが、これはその中でも文章が多い方です。長い文が読めるようになった子どもについて、興味が持続できる本です。ニンジン嫌いの子のために、ニンジンが好きになるように書かれた本です。また、登場するブタの子どもの名前からして、大変面白い名前が付いているので、それだけでもこの本が好きになるようです。毎晩読み語りをしても、飽きない本です。
●「わにさんどきっ はいしゃさんどきっ」五味太郎 偕成社
ワニさんがいやいやながら歯医者に虫歯を治しに行きました。歯医者さんはこわごは歯の治療を始めました。全く同じ言葉なのだが、二人の立場の違いによって、全く言葉の意味が変わってしまう。それぞれがおかなびっくり品柄歯の治療が進んでいく、とてもユーモラスな内容です。
●「こぶたたんぽぽぽけっととんぼ」馬場のぼる作絵 こぐま社
登場してくる動物の、しりとりができるようになった本です。これと同様な本で、「こぶたたねききつねねこ」と言うのがあります。
【4】その他として、絵本以外で遊べる本を紹介しておきます。
文字がなかなか書けなかったり、国語の嫌いな子ども達に、言葉を楽しく使ったり、文を好きにしてくれる本です。私はこれらの本を教材として使うことで、LD児やADHD児の子どもを本を好きにすることが出来ました。また、短い文を書写することで、文を書くことが不得意な子どもたちが、自分の思いをどのような言葉を使って表現したらよいのかわかり、数年後には自分のことを文章で表現することができるようになった子もいました。
●「しゃべる詩あそぶ詩きこえる詩」はせみつこ編 飯野和好絵 冨山房
1年〜5年までぐらいが対象で、日本語のリズムや韻律を大切にした詩、日本人独特のしゃれの入った詩等、楽しみながら学ぶことが出来ます。続編として「みえる詩あそぶ詩きこえる詩」があります。
●「質問絵本」五味太郎 ブロンズ社
「ことわざ絵本」五味太郎 岩崎書店
「言葉図鑑」全10巻 五味太郎 偕成社
等の本は、なかなか面白くて学習に役立ちます。
声を出した読む日本の詩歌「おーい ぽぽんた」福音館書店 2520円(税込み)がなかなか良いです。小学校高学年から中学、高校生が対象になります。
同じように、中学生から「声を出して読みたい日本語」草思社 斎藤孝 1200円+税 もなかなか面白いです。
●「ことばつかいかた絵じてん」金田一春彦監修 三省堂 3800円+税
幼稚園や小学校低学年向き。障害児学級の子や、自閉、AD/HDの子などで、言葉の使用がなかなか上手くできない子などにとっては、とても優れた利用価値の高い絵本です。その言葉がどのような場面で使われるのか、絵でかいてありますので、とても理解し易い本です。保育所や幼稚園、小学校には是非とも揃えて欲しい本です。
●この他に、学習漫画などがでていますので、それらを使っての学習もとても良いと思います。
●幼児期から出来るだけ、日本昔話などを折にふれて読んであげることが、子どもの感性やイメージ力を育み、創造性豊かな子に育てます。寝る前の10分程度、忙しいお母さんに代わって、お父さんが子どもに本を読んでよることで心の交流と、子どもの心を育てます。園や学校では、5分でも空いた時間があれば短いお話を読んであげてください。私も授業の終わりに、少し空き時間があるときは、短い昔話をしてあげました。中学生になっても、読み語りをしてもらったことは、何年たっても楽しい思い出として残っているものです。数十年してから教え子の同窓会に招待された時に、『一番印象として残っているのは、先生にいろんな話しを読んでもらったのがうれしかったです。』と何人もの教え子に言われました。

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更新日時:
2004.03.29 Mon.

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