照姫さまって実在したの?
照姫まつりの主人公である照姫さまは、実在したのでしょうか。現代のように確かな記録を残せる時代のことではありませんので、照姫さまがお生まれになった時の状況や生い立ちについては、定かではありません。
「伝説」や「言い伝え」の範囲でその人物像について様々に語られていますが、あくまでもフィックションの粋を出ません。歴史上実在する石神井城主 豊島泰経(としまやすつね)に娘がいたという説は有力ではありますが、それが照姫伝説に登場する美しいお姫様であったかどうかはわかりません。
どこまでを「史実」として考えてよいのか、あくまで「伝説」として捉えるべきなのか、私たちのおまつりの主人公である照姫さまは、夢と真実との狭間で微笑んでおられるのではないでしょうか?
照姫さまってどんな人?
照姫さまは室町時代中期に石神井城を本拠とし栄華を極めていた豊島泰経公の娘とされています。その姿は、美しく、頭もよく、音楽や芸術の才能もあったようです。心優しく、皆から愛されたお姫さまとして語り継がれています。才色兼備の照姫さまの気品に溢れる立ち居振る舞いのすばらしさのすべてを語りつくすことはできません。照姫さまの存在は石神井の民にとっては、憧れであり、誇りであり、豊かで平和な暮らしの象徴であったのかも知れません。誰もが照姫さまを大好きになり、娘たちは「照姫さまのようになりたい」と願ったことでしょう。
しかし、時代は戦乱の世です。お父様である泰経公は宿敵太田道灌に攻め滅ぼされてしまいます。運命に悲観した照姫さまは三宝寺池に・・・という悲しい物語も残されています。
照姫まつりで、 こんなことを伝えたい
昭和63(1988)年から行われているおまつり最大の見どころは、絢爛豪華な時代行列です。明るく健康的で、美しく聡明であった照姫様の命の輝きをたたえ、絢爛豪華な行列と美しい演技で生きることの素晴らしさを表現します。
そしてその中には、愛情や優しさや勇気や正しい心など現代の私たちが毎日を元気に生きるためになくてはならないたくさんの励ましのメッセージがこめられています。
みんなが大切な人のことを思い、生きることのすばらしさを感じ、幸せな気持ちを分かち合う。照姫まつりとは、そんなおまつりです。