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根性を科学する
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文 織田淳太郎 今度は”プレッシャー対根性”を科学する
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| 平成19年5月26日(土) 火事場のバカ力8 |
スポーツにおけるこの”在り方”を私は自著の中でたびたび問題視してきた。
運動生理学的な知識もなく、闇雲に根性論をふりかざすコーチング。
それによる選手のパフォーマンス低下と心身への悪影響への懸念した私なりの問題提起である。
しかし、同じ根性でも、そこに科学的な要素が介在してくると、話は大きく違ってくるだろう。
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| 平成19年5月25日(金) 火事場のバカ力7 |
あのときの途中で車に乗らず最後まで走っていたら、という気持ちはいまでもあります。
経験できずにいたことが、もしかしたら見えていたのかなって・・・」
フルマラソンの3倍もの距離を走ることが「根性」を養い、精神的な鍛錬につながるものだろうか。
根性・・・。
前近代的な匂いが漂う、いかにも陳腐な言葉である。
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| 平成19年5月21日(月) 火事場のバカ力6 |
夕日に沈みゆく風景、車内の静けさ、茂さんの小さな歌声・・・。
あの雰囲気は忘れることができません。
結局、128キロを走破したのは宗猛さんだけでした。
それがロス五輪で4位入賞できた理由だったのかは、私にもわかりません。
ただ、振り返ってみると、あの常軌をを逸した走り込みにも、何か意味があったような気がしてならないんです。
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| 平成19年5月20日(日) 火事場のバカ力5 |
「宗茂さんは125キロ地点で車に乗り込んできましたが、普段はひょうきんな人なのに、夕焼けを見つめながら黙りこくってしまったんです。
で、ふと歌い出した。
自殺した円谷幸吉さん(東京オリンピックマラソン銅メダリスト)の哀歌でした。
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| 平成19年5月12日(土) 火事場のバカ力4 |
彼女は50キロで棄権した。
60キロ地点では谷口浩美がリタイヤして、併走する車に乗り込んできた。
増田は車の窓から宗兄弟の走りを見守ったが、苦痛にあえぐ二人の表情が70キロ過ぎあたりから、なぜか恍惚としたものに変わっていった。
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| 平成19年5月11日(金) 火事場のバカ力3 |
ところが、途中から板の上を走ってるような感じになってきたんです。
意識が内に向くというか、心と体が一つになったような不思議な感覚でした。
ただ、足が重くて・・・」
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| 平成19年5月10日(木) 火事場のバカ力2 |
増田が回想する。
「1週128キロもある山の周囲をノンストップで走ろうというわけです。しかもアップダウンの激しい砂利だらけの道です。怪我もしやすいし、いまならあんな無茶な走り方は絶対にしないでしょう。私にしても『あと100キロも残っている・・・』などと絶望的な気持ちで走っていました。
同じ風景が続くばかりだし、気を紛らわすものもないんですから。
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| 平成19年5月9日(水) 第1回 火事場のバカ力1 |
「火事場のバカ力」は呼吸法で引き出せる
元マラソンランナーの増田明美の脳裏には、あのときのノスタルジックな感覚が、いまもかすかに残っている。
ロス五輪の代表候補として臨んだ1984年春のニュージーランド合宿。
男子候補との合同練習の途中、宗兄弟のどちらともなく、彼方にそびえ立つ大山を指さすと、「あの山の周りを一週しようじゃないか」口にした。
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| 平成19年5月8日(火) 根性を科学する |
千本ノック、ウサギ跳び、水分補給厳禁・・・。
勝つために精神論を振りかざすことは当たり前だった。
トレーニング技術が発達した現在、こうしたメニューは理不尽なだけだと否定されるが、科学的に再検証してみると、理にかなった部分があることが浮かび上がってきた。
実力以上のパワーを引き出すことに役立つという。
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