落語会

2004年11月11日
第十回東西落語研鑽会
<番組>
「鯛」 柳家はん冶
「天王寺詣り」 桂雀三郎
「浜野矩随」 三遊亭円楽
―仲入り―
「らくだ」 笑福亭鶴瓶
 
◇「鯛」
新作。噺は料理屋の生簀の中の魚たちが交わす会話。落語版「ニモ」という感じ。生簀から脱出していった魚の武勇伝もあるし。
とても面白い、完成度の高い噺でした。
 
◇「天王寺詣り」
天王寺は聖徳太子が作ったお寺だそうで、実際に建てた大工さん(金剛組という会社)も実際にお寺の隣に1400年来営業し続けているというお話を聞き、びっくり。ネットで調べたらその会社のHPもちゃんとあって二度びっくり。
少し早口すぎて関東人としては咀嚼しきれないところがあり…。
 
◇「浜野矩随」(はまののりゆき)
円楽さんの噺を聞くのは初めてでとっても楽しみにしていました。「六人の会」を今後もよろしくと、短い挨拶の中に温かいお言葉があり。
どんな世界も二代目のプレッシャーというものがあるんだなと改めて思う噺。一代目の物真似や欲得に走るのではなく素直な「自分」を出す、というのは二代目独特の苦労かなと。ついこぶ平さんを思い出したり、我が身を振り返ったり。
 
◇「らくだ」
何たってトータル1時間10分ほどの超大作。観客の「聞くぞ!」という意気込みも半端ではない。鶴瓶さんが登場するなり、拍手が鳴り止むかと思えばまた波のように大きくなり、聞いたことのない程の長ーい拍手。
開口一番、「何のプレッシャー?(笑)」
出番の前に円楽師匠と話しこみ、「あなたこんなにしゃべってて大丈夫?」と言われたそう。
小朝さんに「今年は『らくだ』で締めますよ」と言われ、「はじめは何を言っているのか分からなかった(笑)」そう。大作過ぎてご自身からは遠いものであったということらしい。
亡くなった鶴瓶さんの師匠、松鶴さんの出し物で上方では「松鶴のらくだ」と言われるほどの噺、誰でもが手を付けられるものではないとのこと。
ちゃんと出来るか心配で「東京の噺家さんもたくさん後ろに来ているわけです」
そんな大きな噺を今夜聞けてホントに幸せです。
舞台は「のばく」と言う長屋。ふぐに当たって死んだ「らくだ」、その男の兄貴分、そして紙屑屋が主な登場人物。
前半では「家賃てなんだんねん」(兄貴)の台詞に爆笑。
後半、兄貴と立場が逆転し、酒乱となった紙屑屋がらくだの髪の毛を手でむしる様は大変な迫力。
下げはらくだに間違われた乞食が火葬場で焼かれながら、ここは何処か?と尋ね、
「ここは千日前の火屋じゃ」
「冷(ひや)でもかまへん、もう一杯」
2004年11月7日
第三回青山寄席 笑福亭鶴瓶落語会
「狸さい」 笑福亭達瓶 
「昭和任侠伝」 桂昇蝶
「粗忽長屋」笑福亭鶴瓶
―仲入り―
「青木先生」笑福亭鶴瓶
 
達瓶さんは20年選手でありながら「これはもう初々しいです」と紹介される。熱演でしたね。「たーっちゃん!」と狸を呼ぶ男の声が印象的。
関西には色んな噺家さんがいるんだなぁと昇蝶さんを拝見して思いました。特徴も味わいのあるです。「高倉健を真似する人の真似」が絶妙。
さて鶴瓶さん。久しぶりにひっくり返りそうになりながら大爆笑してきました。
ざこばさん、鶴瓶さん、春之輔さんがイタリア旅行に行った話など、もう笑いながら絶えることなく涙があふれて困りました。
「青木先生」は鶴瓶さんのクラスを教えて下さった国語の先生。生徒たち(いたずらばかりの悪ガキ)と先生とのふれあいに心温まる。
下にある写真はプログラムに書かれた木梨憲武さんの手になる書。何となくあいだみつお風なのは、今度木梨さんがテレ朝であいだみつおの役をおやりになるからだそう。
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ほぼ日落語会トイレ入り口 大銀座落語祭にて by木梨憲武氏
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