ある出来事

2006/05/17
心無い動物病院
車で10分もしない所に海がある 釣りをしたり流木を探しに行ったり海に行く機会が多い これまで傷ついたりして保護したカモメは二羽だが最初に保護したカモメの惨事について書こうと思う
そのカモメに合ったのは港で 片方の翼の根元が皮だけで繋がりねじれて反対側を向いているという悲惨なものだった
もうこのカモメの片翼は使い物にならないことは素人の私にでもよくわかった
このカモメをこのまま放っておくことができなかった私は とりあえず この場所から一番近い大きな動物病院に運んだ
獣医師の話によると やはり翼は切断しないといけないと言うことだった
手術室のドアはガラス張りで中の様子が見ることができるようになっていた
いよいよカモメの手術が始まった 嘴に紐を巻きつけた これは齧られないためであろう カモメは嫌がり悲鳴のような声をあげていた 麻酔が効けば大人しくなってくれるだろうと思っていたが一向に静かになる気配はない 麻酔はかけてくれてるのか疑問に思い獣医に聞いて見ると 部分麻酔をしているが鳥にはあまり効かないと言う そんなカモメを三人の助手が押さえつけ翼の切断が始まった
カモメは前よりも悲惨な声をあげていた そして手術が始まって10分後 その声は聞こえなくなった・・・・苦しみと恐怖の中で息絶えてしまったのだ
自分を責めた 治すつもりがこんなに苦しめて殺してしまったことを・・・涙が止まらなかった  
泣いている私に事務的な声がした
「3800円です」・・・・・それ以外何も言わない
何か一言あってもいいと思う
お金の問題じやない 払うのも当たり前だ
 
犬や猫ならちゃんとした対応をしてくれたのか・・・・
野鳥だから適当に処置をしたのか・・・いろいろ思っても後の祭りで この病院を選んだ自分がすべて悪かった
 
地獄のような苦しみの中逝ってしまったカモメの亡骸を抱きながら ただただカモメに謝るしかなかった・・・・・
 
 

前のページ 目次 次のページ
戻る