2007/6/26

カラスに襲われる


初夏 この時期になると『カラスに襲わる』と言うニュースがテレビから聞こえてくる。
この時期はカラスの雛の巣立ちの時期で まだ上手く飛ぶことも餌を自分で捕ることもできない子ガラスが巣から出て地面にいたり木に止まったりしていて ひたすら親が餌を運んでくれるのを待ちわびている。
親カラスとしては一番危険にさらされる この時期の子ガラスのことが心配でとても気が立っている。
人間だって幼子が事故に遇わないか怪我をしないか誘拐されないか親として当たり前の心理状態になるが カラスも同じなのである。
そんな最中 何も知らない子ガラスが巣立ち人間が近寄ろうものなら当然のこと親ガラスは子を守ろうと必死になる。
それが人間側からすると『襲われた』となる。確かに襲われたことにはなるが 親カラスが子カラスを必死に守っている愛情に満ちた行為 姿だと言うことをわかっていただきたい。
一番皮肉なことは「我が子を守るはずが我が子を殺すはめになっている」と言う現状だ。
親カラスが騒ぐ→危険だから苦情を言う→雛捕獲
たった一本の電話で 愛情をそそいて育てた子供が連れて行かれ殺される・・・・
なんて残酷なことなのだろう
 
カラスには縄張りがあり ほぼ同じ場所で巣を作る
人が行きかう通りの木に巣を作ったカラスは かならずと言っていいほど この悲劇に見舞われる
もし私が側に住んでいれば「カラス避け傘」の設置をしたいぐらいだ ちょうど横断歩道に設置された旗のように その場所だけ傘をさして通行するのだ
そうすると親カラスの攻撃から避けられ 子ガラスも捕獲される率が少なくなるのではないか・・・・と思う
天気の良い日に わざわざ「カラス避け傘」なんて持ち歩く人はいないのだから けっこう良い案じゃないかと思う
運よく私の住む地域ではカラスに襲われたと言う苦情は聞こえてこないしローカル新聞にも載ってはいないが もし そのような事態が起きたら即「カラス避け傘」の設置を実行しようと思う。
 
苦情を言って 子ガラスが居なくなり静かになって安全に通れるようになった道・・・・
しかし そこには自分の命をかけて子供を守ろうとした親カラスがいて 親の愛情をいっぱい受けて育っていた罪のない子ガラスがいたことを思い出してほしい。
 
今の世の中 人間界の悲惨な事件を耳にする
親が子を殺し 子が親を殺す・・・・
カラスの子育てを見て 人間も見習わなければいけないのではないだろうか・・・
襲われたから駆除ではなく見習わなければいけない存在になったのではないだろうか・・・
 
 
 


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